2024.09.19
Vol.499

妊娠中はシミが増える!そのメカニズムとは?

妊娠中はホルモンバランスが変化する

妊娠・出産は、人生を左右する大きなイベントです。

まずは、自分と赤ちゃんの健康を最優先に考えたいのですが、妊娠中にはさまざまなマイナートラブル(不快な症状)がつきものです。

肌に関していえば、代表的なトラブルが「シミ」です。普段と変わらない生活をしていてもシミが増えるのは、妊娠によりホルモンバランスが変わることが大きな原因です。

妊娠初期には胎盤が形成され、そこからヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)が分泌されます。また女性ホルモンであるプロゲステロン(黄体ホルモン)やエストロゲン(卵胞ホルモン)も妊娠後期に向けてどんどん増えていきます。

妊娠中は他にも多くのホルモンが分泌されるため、ホルモンバランスは複雑になります

では、このようなホルモンバランスの変化が、なぜシミを増やすのでしょうか?

ホルモンバランスとメラニン色素の関係

ホルモンバランスが変化すると、脳下垂体からそれを整えようとする別のホルモンが分泌されます。

実は、このホルモンには「メラニン色素を増産する」という命令も含まれているのです。

そのため、妊娠中は紫外線を浴びなくてもシミができやすくなります。シミだけではなく、そばかすが濃くなる人もいるでしょう。

このように妊娠中のホルモンによってできたシミやそばかすは、出産後ホルモンバランスが安定するにつれて自然に改善されることが多いので、ひとまず安心です。

しかし、出産後しばらく経っても妊娠中にできたシミが消えない人もたくさんいます。さて、それはどうしてでしょうか?

答えは、こちらの講義を参考に

サッポー美肌塾講義
▼妊娠中の消えるシミ、消えないシミ……境目は

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