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2025.04.17 Vol.513 |
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顔のリンパマッサージでしわやたるみは改善する? |
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リンパ系の役割と、肌との関係 |
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一時期、顔のリンパ液の流れを促す「リンパマッサージ」がしわやたるみに効果があると話題になりました。現在でもエステやサロンで施術がされており、自己流で行う方も少なくありません。 しかし、サッポーは賛成しません。マッサージはかえって肌に大きなダメージを与える危険性があります。そこで今回は、肌とリンパの関係について解説していきます。 体内には、血液循環器系とは別にリンパ系(リンパ管とリンパ節)という循環器系が存在します。全身の細胞が代謝活動を行うと代謝物が生じ、それを回収するのは静脈の役割です。静脈で回収しきれなかったものは、リンパ系が引き受けます。この回収物がリンパ液です。 リンパ液はリンパ節でろ過され、老廃物が除去された後、最終的に左右の鎖骨の奥にある「静脈角」で静脈に合流し、血液系へと戻されます。 |
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リンパマッサージのリスクと正しいケア |
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リンパ管のうち、表皮層のすぐ下にある浅リンパ管は、肌の代謝を支える役割を担っています。この部分にマッサージを行えば、物理的にリンパ液の流れを促すことは可能でしょう。 しかし、顔の表情筋はとても繊細です。優しいマッサージのわずかな力でも傷ついたり外れたりして、かえって、しわやたるみにつながるのです。 また、しわやたるみの主な原因はリンパ液の滞りではなく、紫外線です。紫外線は真皮層まで到達し、肌のハリを作るコラーゲンやエラスチンにダメージを与えます。リンパ管は真皮層より浅い層にあるため、さらに大きな紫外線ダメージを受けています。つまり、リンパ系を守るには紫外線対策が重要なのです。 では、リンパの流れを促すにはどうすれば良いのでしょうか? リンパ液は体の動きに合わせて流れる仕組みになっています。特におすすめなのが、肩を大きく回す運動と腹式呼吸です。 具体的にどんな方法なのでしょうか。以下の講義でさらに詳しく解説していますので、ぜひ御覧ください
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