具体的なケアに入る前に、あなたの肌の育ち度をチェック!
肌が過敏な時は、化粧品に反応してしまうことがあります。このようなときは、スキンケアのステップをダウンさせる必要があります。あなたの肌の育ち度が今何%で、どのようなスキンケアをすべきか、まとめましたので事前に必ずお読み下さい。
しわ・たるみ解消法=肌が育つスキンケア手順
“肌が育つケア”がテーマのサッポーシリーズを使用したケアの案内です。
- STAGE.1 洗顔
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化粧浮かし・汚れ浮かし
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洗いすぎないクレンジング剤
クレンジングクリーム
- 界面活性剤(洗浄剤)が細胞間脂質に付着せず、角質剥がれを促進しない
- 多少過敏な未熟な肌にも刺激がない、汚れの逆流しない純なクリーム
洗浄剤
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角質を剥がさない洗顔料
ピュアマイルドEXソープ
- アルカリ性の石けんであることが条件≒肌に界面活性剤を残さない
- 純粋石けんなのに、驚くほど肌に優しい
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- STAGE.2 整肌
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保湿して肌を整える
角質層のバリア能を補強、表皮細胞の適切な代謝環境を実現
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全ての肌に対応する化粧水
スキンローション(しっとり化粧水) -
皮脂・汗の多い未熟肌に
スキンコントロールローション(さっぱり化粧水) -
気になる未成熟部位を重点強化
モイスチュアエッセンス(美容液)
- 湿度の高低にかかわらず一定の保湿能を発揮してくれる
- まずどちらかの化粧水を選ぶ。3種類揃えると尚良い関係にある
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- STAGE.3 保護①
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乾燥・べたつきからの保護
角質層を乾燥から守り、整肌された代謝環境を維持
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ベーシックな乾燥保護
リクイッドモイスチュア(乳液) -
汗の多い時や強い乾燥時の保護
モイスチュアクリーム(保湿クリーム)
- 育ち度向上に乾燥からの保護は不可欠
- 肌状態と環境に合わせ、乳液とクリームを使い分けたり、重ねて使用
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- STAGE.4 保護②
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紫外線からの保護
肌を紫外線から守る(UVケア)
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日常の紫外線防止に
パウダリーファンデーション -
ファンデーションとのWガードに
プロテクトベース(日焼け止め下地クリーム)
- 浴びた分だけ着実に弾力繊維層を破壊する日常の紫外線をどれだけ防止できるかが、しわ対策における重要ポイント
- 紫外線散乱剤に統一、耐水機能強化無しで毎日使用も安心の優しさが「肌が育つケア」との両立を実現
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“肌が育つケア”の基本知識を得、肌が育つケアをテーマに開発されたサッポー製品を適切に使用することで、古びて見える育ち度の低い未熟な角質も大切にし、今育っている表皮の育つ環境を確保することができます。あとは肌自身が育ち度を上げていくのを見守るだけです。
“肌が育つケア”は簡単です。しかし、積み重ねられた努力が、成果として現れるには時間がかかります。一回のターンオーバー(約1ヶ月)で全ての表皮細胞が新しく入れ替わりますが、完成した角質の育ち度は、一気に100%にはならないのです。
60%の育ち度の角質層下で育つ肌は、65%の育ち度になるのが精一杯。しかし、その65%の育ち度の角質層下で育つ肌は70%まで育つことが出来ます。育ち度が70%を超えると、肌の安定度が増し、目に見える成果として現れます。
この育ち度70%以上の良い状態を維持し続けることこそが、しわ・たるみの根本的な改善に結びついていきます。育ち度の高い肌を維持できている環境とは、弾力繊維層の破壊を進行させる最大の要因である紫外線ダメージも最小限で済んでいる環境ともいえるからです。弾力繊維層の回復力が常に破壊量を上回っていれば、ゆっくりとですが状態は改善してゆきます。また、よく育った高い水分保持能力を持つ角質で出来た柔軟な皮膚には、ちりめんじわの類は現れません。
さあ、さっそく取りかかってみましょう!……と進みたいところですが、その前に一つ、注意(覚悟?)して欲しい事があります。
育ち度の低い肌が育ち度を一段階上げる際に、見た目が好ましくない“過渡期の現象”が現れます。もちろんこれは“肌が育つケア”が順調に進んでいる良い現われなのですが、失敗だと思ってケアをやめてしまう方がいます。
肌が育ち度を上げていく過程で起こる“過渡期の現象”についてまとめたページを用意しました。実際に“過渡期の現象”が現れてからご覧になってもOKですが、知識として事前に知っておくのが安心です。
しわ・たるみにマッサージは??
しわやたるみには、真皮層の損壊・劣化によるものとは別に、皮下脂肪が増えすぎたり、表情筋の不具合によるものがあります。
サッポーではクレンジングクリームによる洗顔時のマッサージをお勧めしていますが、これは垢すりするような摩擦ではなく、汚れをクリームになじませるための指先で撫でるだけのマッサージです。時間も1~2分と短いものです。
世間では肌を介する様々なマッサージが紹介されています。上手に行えば目的に応じた効用は期待できますが、肌にとっての直接効果は無い…というより“マイナス面ばかり”といった方がよいくらいです。
- 一時的に血行を良くし、間接的に肌に良い影響を与える
- 一時的にリンパの流れを促進し、免疫機能や組織液の運搬を助ける
- マッサージによるリラクゼーション効果が肌に良い影響を与える
以上が、マッサージの肌に与える良い影響面です。しかし、レベルを健康な肌作り、美しい肌作りといったハイレベルで考えると、ほとんど関係のない世界といえます。むしろ間違ったマッサージの誤用により、多くの弊害が認められています。
- 顔が赤くなるようなマッサージ
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毛細血管をいじめ、ダメージを与えるマッサージです。過敏さが助長されます。
- 顔相が変わるようなマッサージ
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表情筋を傷めたり、外したり、壊したりするマッサージになっているケースがあります。またたるみのもう一つの原因である皮下脂肪は、食事と運動によって減少させるべきものです。
- リンパマッサージで肌を傷めている
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リンパ管は皮下組織にあるので、この流れを促進するマッサージは肌にとっては強すぎるマッサージになりがちです。
骨と骨を結ぶ強い筋肉と違い、表情筋は皮膚と皮膚をつないで微妙な動きをする筋肉です。強い力が加わると、筋肉と皮膚との接点が簡単に外れてしまいます。よく運動する表情筋には物理的なマッサージよりも精神的なマッサージの方が良さそうです。
わずか0.2mmの厚みしかない表皮直下に拡がる毛細血管の血行をよくするマッサージは、指先が触れているかいないかの軽い滑りで丁度良いマッサージとなります。
誤ったマッサージは、かえってしわやたるみを作る大きな原因になっています。このような現実を見るにつけ、サッポーは顔や肌のマッサージはお勧めしておりません。
しわ・たるみに悩む日々とは、サヨナラしましょう!
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