汗の臭い、その場対策ではなく、根本的に臭わなくするには？

洗い流す、涼しく過ごす、で一時的に解消しますが……

前回の美肌だよりでは、汗の臭いの原因について解説しました。

汗に含まれる成分が肌上の皮膚常在菌を増殖させ、その代謝物こそが臭いの原因でした。つまり、汗は汗腺から出た瞬間には臭いません。臭いは肌上で作られるのです。

汗臭さを解消するには、洗い流すのが手っ取り早い方法です。石けんやボディソープなどの洗浄剤を使わなくても、湯水で流すだけで十分です。

といっても、いつでもシャワーを浴びられる環境にいる人は稀でしょう。

また、エアコンの効いた部屋で過ごして汗をかかないのも臭いを作らない方法の一つです。

でも、ずっと室内にいて外に出ないというわけにはいきません。それに、そんな生活を続けていると、いざ汗をかいたときにもっと臭くなる可能性が大きいのですよ。

どういうことか見ていきましょう。

汗臭さをなくすには、汗を全身でかくこと

日本人は、全身に200万をも超える汗腺が働いていて（能動汗腺）、体温調整をしていると言われています。

しかし、汗をかかない生活を送っていると、働かない汗腺が増えてしまいます。

すると、比較的よく働く顔や頭皮、足裏などの汗腺がさらに活発化します。その結果、汗が部分的に集中し、臭いも集中するようになるのです。

汗臭さをなくす根本的な方法、それは、全身の汗腺を働かせ、全身で汗をかくことです。部分的に汗が集中することが減れば、皮膚常在菌は増えにくく、臭いも発生しにくくなります。

つまり、全身で汗をかけば万事解決というわけです。でも、そのためには簡単なトレーニングが必要です。

トレーニングの内容は、こちらの講義を参考に

サッポー美肌塾講義 ▼気になる汗の臭い！解決策は意外なところに……？

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