春の味と香りを楽しむ
モーリーの “桜餅”
花ほころぶ四月。日本列島を南から北へと進む桜前線が気になる季節です。そこで今月の一品は、この時期に和菓子屋さんの店先に並べられる「桜餅」です。
「桜餅」は買って食べるものだと思っている方が多いのでは?いえいえ、蒸し器か電子レンジがあれば、家庭で簡単に手作りできます。今回は、電子レンジと市販の餡を使ってさらに手軽に作れるレシピをご紹介します。
桜の葉の塩漬けに包まれた、ほんのりピンク色の「桜餅」に、ぜひチャレンジしてみましょう!
≪材料(10ヶ分)≫
- 道明寺粉
- カップ1弱
(130g程) - 水
- カップ1
- 砂糖
- 25g
- 食紅
- 25g
- 餡(市販品)
- 200g
- 桜の葉の塩漬け
- 10枚
- 砂糖水※
- 適量
※水に砂糖少々加えたもの。手水に使用
≪作り方≫
- 鍋に分量の水と砂糖を入れ、木べらで混ぜながら中火にかけます。砂糖が溶けたら火から下ろし、粗熱をとります。
- 少量の水に微量の食紅を入れ(つまようじなどで)、溶かします。
- 1に2をほんの少し入れ、ごく薄いピンク色に染めます。
- 耐熱性のガラスボウル(無ければ耐熱性の容器)に、3と道明寺粉を入れ、全体を混ぜ合わせます。道明寺粉がしっかり水分を吸収するまで、ラップをかけてしばらくおきます。(15分ほど)
- 餡は10等分し、一個20gの餡玉を作ります。
- 4を電子レンジに5~6分かけます。(500Wで)
※各家庭の電子レンジにより、加熱時間に多少の違いがあります。また容器を取り出すときは、熱いので気をつけて下さい。
- 6のラップを外し、かたく絞ったぬれ布巾をかけ、粗熱がとれるまで(5~6分)蒸らします。
- 7を木べらで、底からすくうように軽く混ぜ、全体をなじませます。
- 8をかたく絞った布巾でくるみ、布巾を使って軽くこね合わせ(こねすぎると、粒がつぶれ過ぎるので気をつけましょう)ながら生地をまとめます。
- 9の生地を10等分します。(1個30g前後)
- 桜の葉の塩漬けは、水洗いした後きれいに水気をとります。
- 両手の平を手水(砂糖水)でしめらせ、10の生地の一つを直径6~7cmの円形にのばします。
- 12の生地の中央に5の餡玉をのせて包み、形を丸く整え、閉じ目を下にします。これを10個作ります。
※生地が手につかないように、手の平を手水(砂糖水)でしめらせながら作りましょう。餡が生地の外側につかないように、手についた餡は、固く絞った布巾でふきとりながら包みましょう。
- 13を11で巻いて仕上げます。