夏の恵みのトマト。美味しさと栄養を丸ごと頂く
モーリーの
“牛トマ ライス”
夏の盛りの八月は、まさに太陽の季節です。そこで今月は、その太陽の恵みをいっぱい受けて真っ赤に育ったトマトが主役の「牛トマライス」をご紹介します。
トマトの栄養的な効果は日本でもよく知られていますが、欧米ではそれに加え調味料的に加熱料理に広く使われています。トマトに含まれているグルタミン酸が加熱することでうま味を増し、料理の味をぐんと引き立ててくれるのです。
今回のメニューでは、トマトと牛肉をいっしょに火を通すので、グルタミン酸と牛肉のイノシン酸が、うま味の相乗効果を発揮し一層美味しく仕上がります。さらにトマトのほど良い酸味が牛肉の脂っぽさを和らげ、キリッとした味わいになります。暑くて食欲が落ちている時でも食がすすみますよ。ホールやカットトマトなどの缶詰を利用してもできますが、一年中で一番美味しいこの時季に是非、生トマトでお試し下さい。
≪材料(2人分)≫
- 牛ロースうす切り肉
- 150g
- 塩、こしょう
- 少々
- にんにく
- 小1かけ
- 完熟トマト
- 2個(450gほど)
- トマトペースト
- 大さじ1
- 炊きたてご飯
- 2人分
- パセリ
- 適量
- a
-
- 酒
- 大さじ1
- みりん
- 大さじ1
- しょう油
- 大さじ1
- オリーブ油
- 大さじ1
- バター
- 大さじ1(12~13g)
≪作り方≫
- トマトは湯むきをした後、横半分に切りスプーンを使って種と汁を取り出し、ボールを重ねたザルに入れます。ボールで受けたトマトの汁は、美味しいのでとっておきます。果肉は角切りにします。
- 牛肉は長さを3等分にし、塩、こしょうを少々ふりかけ下味をつけます。
- にんにく、パセリはそれぞれをみじん切りにします。
- フライパンにオリーブ油を入れ弱火にかけます。3のにんにくを入れ、ゆっくり炒めます。香りが出てきたら2の牛肉を加え、中火の強火で、さっと炒め取り出します。
- 4のフライパンにバターを足し、1のトマトの果肉、とっておいた汁、トマトペーストを加え中火の強火で火を通します。フツフツしてきたら中火にし、aの調味料を順に入れ、調味し、3~4分間煮ます。
- 5に3の牛肉を戻し入れ、中火で2~3分間煮て全体をなじませます。味をみて、しょう油少々で調えます。
- 皿に、炊きたてのご飯と6を盛りつけ、全体にパセリのみじん切りを散らします。