肌がテカったり、ベタベタしているのは、感触も見た目も気になるところです。これには、皮脂も関係していますが、正体の大半は汗です。
絶えず分泌される“不感蒸泄の汗”は天然の化粧水ともいえ、肌の健康と美しさの源になっています。しかし、体温調節の大量にでる汗は、命を守る大切な働きをしていますが、テカリべたつきの因となり、肌にとっては余計な汗というわけです。
汗は99%以上が水分ですが、未熟化が進行した肌は、皮脂や汗の分泌量が増えるだけではなく、汗を上手に排出することができず、肌に留めてしまいます。皮脂と乳化し、不快なテカリやべたべたを演出してしまうのです。
このような状態が続くとどうなるか?汗浸しになった角質層がふやけて崩れやすくなります。タオルで拭いたり、少し強い摩擦が加わると、簡単に角質が剥がれていきます。
どんどん汗をかいている時は、拭いても切りがありません。タオルやハンカチで汗を拭う(吸い取る)のは、汗がひき始めた時にするのが肌に優しい処理となります。
脂性肌と関係無しに見えますが、脂性肌を作る因はここにもあります。注意しておきたい、汗の話でした。