角質細胞層(角質層)

表皮細胞は、角化細胞といわれるように、日々誕生している細胞が代謝活動の末、細胞核を失いぺちゃんこの死細胞として完成した状態を角質と呼んでいます。この角質の積み重なった部分が角質細胞層です。見えている肌そのものです。

一つひとつの角質の完成度が、肌の美しさ、健康、強さの程度となります。

十数層の表皮細胞層の約半分が角質の層として表層を飾り、バリアーの役割を果たしています。表皮層全体の厚みが0.2mm程度なのに、角質層の厚みはその約1割、0.02mm程度しかありません。角化の過程でぺちゃんこになるからです。角質一つひとつは目に見えない小さなものなのです。

角質の完成度は、角化前の表皮細胞の育ち度によって決まります。よく育った細胞が角質になると、水分保持力が高いので透明感があり、しなやかさと強さを備えています。一方、未成熟なままに角化した細胞が作る角質層は、水分保持力が小さいため硬くなりやすく、縮み、痩せた角質で構成されます。

表皮細胞に育つ時間が与えられるケア、これがサッポーの“肌が育つケア”です。