夜の洗顔、タイミングは……入浴時?帰宅後すぐ?

帰宅のイメージ

今回は、スキンケア相談室に届いたご質問を元に講義をすすめていきます。

“akiko”さんの質問

質問なのですが、家に帰って(だいたい夜7時頃です)まずメイクを落とすとします。その時には石鹸での仕上げ洗顔までしてしまえばいいのですか? この洗顔の後も通常の保湿ケアをしておくものなんですよね?

入浴はだいたい9時から10時になるのですが、その時にまた石鹸での洗顔だけしてもいいものですか?洗いすぎはよくないみたいだけど、シャンプーなども肌に付くし洗いたいような……

“akiko”さん、ありがとうございます。夜の洗顔のタイミング、よく頂く相談の一つです。

『帰宅したらすぐに洗顔するのがよい』……これは、よく聞くフレーズですね。酸化ダメージのことだけ考えていたら、確かにそうなります。でも、実生活ではいろいろと不都合なことが……お風呂は?洗髪は?その時の洗顔は?その間はどうするの?等々ですね。

それではまず、酸化ダメージから見ていきましょう。

本当は怖くない!酸化ダメージ

酸化によるダメージ

朝の洗顔は○○時頃で、夜はだいたい○○時頃に化粧を落とし、洗顔する……この朝の洗顔と夜の洗顔の間隔、そして夜の洗顔と朝の洗顔の間隔が24時間をどのように分けたバランスになっているか。これがポイントなのです。

皮脂や化粧品の油脂は、時間が経つとどんどん酸化が進行し、肌(角質層)に悪影響を与えます。傷み剥がれやすくなっていくのです。

それなら日に二回以上洗顔すればいいのでは?と言いたいところですが、そんなに洗浄剤を使っていたら、確実に洗い過ぎによる角質剥がしに繋がります。

バランスの話に戻りますが、たとえば朝が7時の洗顔で、夜が11時だと、バランスは16時間と8時間です。偏っていますね。

毎日こんなだと着実に角質剥がれは亢進し、角質は次第に未熟化、痩せた角質の肌に変わっていきます。酸化ダメージの一つの形です。ジワジワと進行していくので、気づくことなく肌を劣化させています。これが酸化ダメージの怖さです。

理想的な夜の洗顔タイミング

入浴後のケアの注意点とは

帰宅時に、すぐ入浴して(1)洗髪し、(2)化粧を落とし、(3)洗顔し(この順序を間違ってはいけませんよ)、入浴後に夜のケアを済ませてしまう。これが一番良い方法です。なんといっても一度で済みますから、楽ですね。

ところがこのようにすると、夜就寝時には少し汗をかき、何となく洗顔したくなる方が多いようです。でも、サッポーは洗浄剤を用いての洗顔は習慣にして欲しくありません。過剰な角質剥がしに繋がるからです。

すすぎだけの洗顔なら肌に悪影響を与えませんが、再びスキンケアをしなければならず、合理的ではないし、毎日のこととなると化粧品がもったいないですね。

皮脂は汚くありません。汗は汚くありません。皮脂や汗についた汚れだって、お家で過ごしている限りは、そんなに気にすべきものではありません。

気にすべき汚れとは、時間が経過し酸化した皮脂・油脂です。このように考えて欲しいのです。

余談ですが、この酸化した皮脂・油脂を過剰に怖がるあまり、一日に何度も洗顔する人がいます。洗顔のし過ぎは酸化ダメージ以上に角質を剥がすのに……。何のためにあれこれ気を遣っているのか、本末転倒ですね(^_^;)

確かに酸化ダメージは、3大ダメージの一つですが、バランス良く時間を空けて、一日2回洗顔していたら、問題にならないダメージなのです。過度に怖がらないようにしましょう。

そんなに早く入浴できない……どうしたらよい?

バランス良く洗顔した方がよいのは分かった、でも、入浴はいつも遅い時間になる……こういった方が多いのではないでしょうか。生活スタイルは様々ですからね。

このような場合、サッポーがいつもお勧めするのは、帰宅後すぐに化粧落としをする方法です。でも、条件があります。

帰宅後の化粧落としをサッポーの推奨するクレンジングクリームでおこなうことです。この後、石けん洗顔はせずに、ぬるま湯またはお水で洗い流すだけにします。このクレンジングクリームは洗浄力がないので、一日二回と制限した、洗顔回数には含まれません。

そして、問題はこのあとです。
二通りの方法が選択肢となります。

  1. そのままで入浴時まで過ごす。
  2. 軽く化粧水と乳液をつけて入浴時まで過ごす。

この違いは、肌状態とその時に肌がおかれている環境によります。サッポーの推奨するクレンジングクリームは洗浄剤が入っていないので、すすぎ洗いしても肌にクリームが残こります。乾燥が気にならない環境や肌状態であれば、肌に残ったクリームが入浴時までの肌を十分に守ってくれます。

入浴前のスキンケア

また、肌の汚れや化粧品酸化物も大部分は取り除かれていますので、よりよい状態で入浴時までを過ごすことが出来ます。

しかし、乾燥が気になる・つっぱり感を覚える、といった環境や肌状態なら、化粧水と乳液の助けが必要と言うことになり、選択肢は2となります。

そこまで乾燥が気にならない場合、クレンジング後は、乳液だけという選択肢もあり、です。化粧水だけでは、乾燥ダメージを防げないのでダメです。色々に試してみましょう。

そして最後に、入浴時(後)石けん洗顔です。
これで、帰宅後の酸化ダメージを気にしないで過ごすことが出来ます。

上でも少し触れましたが、ここで注意なのは、石けん洗顔よりも洗髪が先ということです。素肌にシャンプーの界面活性剤がつくと、石けんや洗浄剤で洗っても次の洗顔まで落ちません。必ず肌にスキンケア製品が残った状態で洗髪は行いましょう。

いかがでしたか?
皆様それぞれに様々な生活習慣と、行動パターンをお持ちです。“akiko”さんのように、自分の生活シーンに置き換えて考えてみましょう。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 酸化ダメージは一日二回の洗顔で防ぐことが可能
  • 入浴が遅くなる場合、帰宅後すぐクレンジングクリーム
黒板に注目!

「サッポー美肌塾」第225号 / 2005年6月24日 発行


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