蒸しタオル美容法と氷水洗顔を正しく知る!効用と弊害、やってはいけない方法

イメージ画像:タオル

スペシャルな期待感があり、尚、手軽にできる美容法として、蒸しタオルと氷水を利用したケアがあります。

「氷水で洗顔すると肌がきれいに!若返った!」という評判を聞けば、「これなら私だってできる!」と思う方が多くいても不思議ではありません。いずれも、「ホントに肌に良いの?」というほど簡単ですが、事実、実積のある美容法の一つです。

しかし、一方で弊害もあることを知っておくことが、これらの美容法と上手につき合うポイントです。

蒸しタオル美容法の方法と効用

ケアの方法

  • 38~40℃の蒸しタオルを使用
  • 2~10分蒸しタオルで顔を覆う

ホント、簡単ですね。蒸しタオルといっても蒸す必要はなく、38~40℃の湯に浸し、絞るだけでOK。2~10分としたのは、タオルが冷めて取り替えることを想定し、2分×5回で10分としています。2分間を1回だけでも、それなりの効用が期待できますし、何と言っても、その日の化粧のりが良くなります。

得られる効用

  • 肌の血行が良くなる
  • 毛穴が開き、汚れが浮き上がる
  • 余分な皮脂が取れ、手入れしやすくなる
  • 肌が柔らかくなる

蒸しタオル美容法の弊害

やってはいけない方法

  • 熱すぎる(41℃以上)蒸しタオルの使用
  • やり過ぎ(日に何度も行う~時間が長い)

私たちには、かなり高い温度の蒸しタオルを平気で使用する習慣が根付いており、この頻度が多いと間違いなく弊害に繋がります。その時は、良い結果が出ているように感じますが、継続すると乾燥肌や敏感肌を招きます。原因としては、皮脂や脂質が溶け過ぎ、気づかないうちに角質の剥がれる周期が予定より早まってしまうからです。

蒸しタオル美容法は38~40℃が正統派。そして、クレンジング前の優しい汚れ浮かしは便利ですし、化粧のりを良くする見映え効果は嬉しい!流行のスチーマーがなくても、タオル1枚で出来る美容法なので、正しい方法を守りながら、明日は10分早起きして化粧開始前に試してみましょう。

氷水洗顔美容法の要領と効用

イメージ画像:氷水

「顔の肌を温める→氷水で冷やす」を数回繰り返すので、入浴時が便利です。これだけでよいので、今日からでもできます。

一般的な方法として、温め方は、お風呂の湯を顔にバシャバシャしたり、湯を軽く絞ったタオルで顔を覆います。一方、冷やす時は氷水でバシャバシャ顔を洗うようにしたり、氷水の洗面器に顔を浸けることが多いです。

湯治、半身浴、超音波による温熱治療等、体温上昇による免疫力向上が美肌作りに利用されるように、適度な冷・熱刺激の繰り返しで血行と代謝が良くなり、美肌や健康肌作りに利用されるのは当然と言えます。

氷水等、刺激の弊害を知っておく

ところが、失敗も多いのです。

冷・熱の刺激には良い面もありますが、悪い面もあります。冷・熱刺激は一歩間違うと、赤みや炎症に繋がるのです。例えば、毛穴が引き締まっていい!なんて聞くと、頑張り過ぎるのです。見かけの成果があるからなおさらです。正しく実施するにはルールが必要です。

  1. 冷刺激は普通の水で行う(効果は変わらない)
  2. 熱刺激は41℃までとする(お風呂の湯温程度)
  3. 過敏な部位や炎症がある時は実施を諦める

サッポーは温冷マッサージと呼んでいます。この方法により、安全が確保されます。大切なのは、習慣にして継続することです。そして、冷・熱の刺激がマイナスになる敏感さを持つ肌には、決してしてはいけません。

いかがでしたか?

直ぐにもできる手軽さと、いいことしてる!という充実感もあるからか、実施することが目的になってしまって、弊害などは無視してしまうケースが多いのですね。

美容法の目的と効用の限界や弊害を知って続けていたら、忘れた頃に、素晴らしいプラスαとなって、肌が健康に育つことに良い影響を与えていたことに気づく……このような美容法だと考えましょう。

(今回の講義は「カフェまぐ!」Vol.39・Vol.40掲載の弊社コラムを編集したものです)


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