肌トラブルの上位を常にキープしている毛穴の目立ち。サッポーのモニターにご協力頂いたアンケート結果(29万人)からも大半の方が、毛穴に関する大なり小なり何かの悩みを挙げています。
毛穴にまつわるトラブルは“開き”“詰まり”“黒ずみ”“キメの粗さ”…などが代表的なものです。毛穴一つとっても様々な状態があります。
本来閉じているはずの毛穴が、スキンケアや肌管理を誤ると、肌細胞が痩せ、次第に毛穴が開いていきます。キメも粗くなり、開いた毛穴には、皮脂が詰まり、汚れが付きやすくなります。汚れが酸化するとこびりつき、黒ずみの原因となります。
毛穴トラブルと、サッポーの「肌が育つケア」、解説してまいります。
良く育った細胞の毛穴と育ちの悪い細胞の毛穴
毛穴は、肌に穴が開いているわけではなく、凹んでいる部分です。その部分は本来なら、ピタリと閉じていて、虫眼鏡で拡大してもよく判りません。これが正常な細胞が作る肌表面、毛穴壁表面の姿です。ピタリと閉じた毛穴は、いくら皮脂が多くても自然に押し出され、詰まることはありません。
※図はイメージです
毛穴トラブルが拡がる原因
育ちの悪い未熟な細胞は、痩せて小さく、乾くと硬く縮むため、毛穴の空間が大きくなります。これが毛穴の開いた状態であり、毛穴トラブルを進行・拡大させる根本的な原因です。
一つ一つの肌細胞がよく育ち、育った角質として完成するようになると、解決します。毛穴空間がなくなるからです。バリア能が高くなるので皮脂も安定します。例え、皮脂が多くても常に押し出される状態なので、詰まることはありません。黒ずむこともなくなります。
このように言葉(文字)にすれば、簡単に解決するような気がします。ところが多くの方が良くならず、悩み続けるのには理由があります。それは、誕生した表皮細胞が十分に育つ前に、角化し角質として完成してしまうターンオーバーが繰り返されているからです。
なぜ、しっかり育つ前に完成してしまうの?
これは、表層の角質たちが予定より早く剥がれていく状況にあるからです。どんどん剥がれていくものだから、まだ育っていない表皮細胞でも、早く角化させて、バリアー補強のために角質として送り出す必要に迫られるからです。
この悪循環を止めない限り、いつまでたっても毛穴トラブルは解決しません。結論として、角質が不用意に剥がれないようなスキンケア・肌管理が望まれます。このようなケアをサッポーは“肌が育つケア”と名付けました。“肌が育つケア”によって、次第に良く育った細胞が角化するようになり、育った肌に変化していきます。
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