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油性成分 | |||||||||||||
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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スクワラン | 高拡散性 エモリエント効果 油性感の少なさ |
● | ● | ● | ● | スクワランは深海鮫の肝油から得られるスクワレンに水素を添加して得られる油。油性感が少ない感触の良さと皮膚刺激がない利点。 ミネラルオイルは酸化変敗がなく、肌への浸透性がないので溶解した汚れの保留剤として大切な役割を果たす。石油を蒸留し精製して得られる。酸化変敗がなく、皮膚への安全性から医療用の皮膚保護にワセリンが使用されるが、ワセリンはこのパラフィンの固形と流動を混合したもの。汚れを溶かしこみ、洗い流せるようにする役割を持つ。 |
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ミネラルオイル | 汚れ溶解保留 浸透性のない安全性 |
● | |||||||||||
ステアリン酸 | 伸びと硬さ調整 | ● | ● | ● | 大豆油から得るステアリン酸とパルミチン酸との混合物で硬さ・伸びを調整している。 | ||||||||
シメチコン | 表面被覆剤 撥水性 つや出し |
● | ● | ● | 原料となる珪素は半導体の材料として有名だが生体における珪素の役割はまだよく解っていない。結合組織の弾性などに寄与、骨や発育との関係が推定されている。非粘着性、滑り性、空気透過性の良さが様々調整され利用されている。 原料となる珪素は珪藻の堆積からできたけい砂。シダ類や稲科植物の細胞壁にも大量に存在している。 |
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ジメチコン | 表面被覆剤 撥水性 化粧持ち |
● | ● | ● | |||||||||
アボガド油 | 高浸透性 エモリエント効果 |
● | ● | ● | オレイン酸、リノール酸からなる天然油脂なので多くの有用な不純物を含む。パルミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、レシチン、ビタミンA、B、D、etc | ||||||||
オリーブ果実油 | エモリエント効果 | ● | ● | ● | 酸化しにくいオレイン酸が主成分、エモリエント効果が高い。 | ||||||||
ホホバ種子油 | 高浸透性 さっぱり感出し エモリエント効果 |
● | ● | ● | 植物性のエステルロウともいうべき天然油脂。酸化安定性に特に優れ、皮膚になじみやすくさっぱりした感触。 | ||||||||
ベヘニルアルコール | クリーム基材 保護作用 潤滑作用 |
● | ● | ● | ● | 菜種油からつくられる高級アルコールで白色のロウ様固体。温度耐性がよく安定したクリーム状態をつくる。 | |||||||
ミツロウ | 乳化剤 使用感向上 |
● | ● | ● | 高級脂肪酸と高級アルコールのエステルだがロウ類として別表示されることが多い。鉱物性のものもある。使用感の良さをつくる。 ミツロウはミツバチの作る巣、カルナウバロウはカルナウバヤシの葉からつくられる。 |
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カルナウバロウ | 乳化剤 使用感向上 |
● | |||||||||||
パルミチン酸イソプロピル | ソフトなさっぱり感出し | ● | 脂肪酸と高級アルコールから脱水してつくられる油。脂ぎった感じをなくし、皮膚の保護材として用いられる。また増粘効果が調整できる。パルミチン酸はパーム(ヤシ)油からつくられる。 | ||||||||||
パルミチン酸セチル | 増粘剤 つや出し |
● | |||||||||||
パーム脂肪酸 | 脂肪剤 (遊離アルカリ除去) |
● | 刺激性を持つカプリル酸、カプリン酸を除去、さらに同じ仲間の脂肪酸ラウリン酸を添加し、遊離アルカリのない過脂肪状態を作り、ピュアで刺激のない穏やかな洗浄性能を実現している。 | ||||||||||
パーム核脂肪酸 | 脂肪剤 (遊離アルカリ除去) |
● | |||||||||||
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル | クリーム基材 保護作用 潤滑作用 |
● | カプリル酸・カプリン酸の混合脂肪酸とグリセリンとのトリエステル。酸化安定性に優れ、安全性が高く、軽い感触の植物由来のエモリエント剤。滑らかな感触を与える。 | ||||||||||
メドウフォーム油 | クリーム基材 保護作用 潤滑作用 |
● | 耐寒性の一年草、メドウフォームの種子から得られるオイル。保湿効果、柔軟効果に優れている。皮膚に保水膜を作り水分の蒸発を防ぎ、保護し、肌にしっとりと滑らかになじみ、さっぱりした感触を得られる。 |
水性成分 | |||||||||||||
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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水 | 基剤 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 金属イオン等不純物が取り除かれた、純粋な水。可溶化剤。 | |||
ヒドロキシエチルセルロース | 増粘剤 乳液の安定性 |
● | 水分の粘度を調整して、使用感を調節、化粧品の安定性を高める働きをする成分。水溶性高分子と呼ばれる場合もある。 | ||||||||||
カルボマー | 増粘剤 サラッとさせる |
● | ● | ● | |||||||||
エタノール | 溶剤 各種材料の溶解 |
● | ● | ● | ● | ● | ● | 種々の材料の溶剤として使用される。 酒に酔う酩酊成分でもある。 さっぱりタイプの化粧水の基材に使用し、肌の収斂、乾燥促進に利用される場合もある。(サッポーの場合はこの目的では使用していない。) |
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変性アルコール | 溶剤 各種材料の溶解 |
● | ● | ● |
界面活性剤 | |||||||||||||
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互いに溶け合わない性質を持つ水、油、粉末を均一に混ぜ合わせ安定させるのが、乳化剤として利用される界面活性剤。うまく組合せることで、それぞれの成分の持つ特性を芸術的に引き出す。 |
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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石けん素地 | 洗浄主剤 | ● | パーム油から得る数種の脂肪酸から、刺激を持つカプリル酸、カプリン酸を除去した、各脂肪酸のナトリウム塩。 | ||||||||||
PCAイソステアリン酸グリセレス-25 | 親水性可溶化剤 (O/W型) |
● | ● | ● | 香料の可溶化剤 | ||||||||
ステアリン酸ソルビタン | 親水性乳化剤 (O/W型) |
● | 乳化、分散作用に優れ、広く化粧品に使用される。 | ||||||||||
ステアリン酸グリセリル(SE) | 親油~水性乳化剤 (O/W・W/O混合型) |
● | ● | ● | 親水性を増強したもので、広く乳化剤として使用される。 | ||||||||
ステアリン酸グリセリル | 親油性乳化剤 (W/O型) |
● | 最も古くから用いられている乳化剤。 | ||||||||||
ジラウレス-10リン酸Na | 親油性乳化剤 (W/O型) |
● | 乳化剤&香料の可溶化剤 | ||||||||||
ポリソルベート60 | 親水性乳化剤 (O/W型) |
● | ● | 優れた乳化、可溶化、分散作用。幅広く使用される。 | |||||||||
PEG-60水添ヒマシ油 | 親水性乳化剤 (O/W型) |
● | ● | 油溶性ビタミン可溶化剤、毒性が少なく、高い安全性。 | |||||||||
ラウリル硫酸Na | 親油性乳化剤 (W/O型) |
● | 陰イオン性界面活性剤。乳化剤として使用されている。 | ||||||||||
水添レシチン | 乳化剤 | ● | 大豆から得られるリン脂質に、水素添加して酸化安定化した油脂で、天然由来の界面活性剤として乳化に使用されている。油脂としての保護効果、柔軟効果もある。 | ||||||||||
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー | 粘度調節作用 乳化安定作用 |
● | 複数の有機酸及びエステルから成る高分子が網目状となり、優れた乳化安定性を提供している。 | ||||||||||
リゾレシチン | 乳化剤 | ● | 大豆から得られるリン脂質に、酵素処理して得たリゾリン脂質で、レシチンより親水性の高い界面活性作用。 |
保湿成分 | |||||||||||||
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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ヒアルロン酸Na | 保湿作用 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 肌の水分保持能力の主役物質。微生物を利用した発酵法で得る。湿度による能力変化が少ない。 | ||||
PCA-Na | 保湿・柔軟作用 (NMF成分) |
● | DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液。皮膚に存するNMF。吸湿性が高く、皮膚に柔軟性と弾力性付与。温度耐性良。 | ||||||||||
アルギニン | 保湿作用 アルカリ剤作用 |
● | 幼児における必須アミノ酸として知られるタンパク質保湿成分。アルカリ剤としてよけいな酸性を中和する働きを持つ。 | ||||||||||
グリセリン | しっとり保湿作用 | ● | ● | ● | ● | ● | 天然皮膚成分の一つ。吸湿性の強い保湿力。ヒアルロン酸の能力を促進、うるおい、滑り、伸びをよくする。 | ||||||
BG | さっぱり保湿作用 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 3-ブチレングリコール。さっぱりした使用感のある湿潤性・抗菌力のある保湿基材。 | |||||
PEG-75 | 保湿作用 | ● | ポリエチレングリコール。保湿性、可溶化性、増粘性を持つ高分子混合物。不水溶物質を分散させ使用感をよくする。 | ||||||||||
メチルグルセス-10 | 保湿剤 コンディショニング作用 |
● | POEメチルグルコシド。保湿効果、コンディショニング効果がある。 | ||||||||||
ローヤルゼリー | 保湿作用 細胞賦活作用 抗菌作用 |
● | ● | ● | ● | ● | ● | (生の部分)既知成分137種類の成分を含む。皮膚の新陳代謝を整え、シミ・小じわを防ぐ作用があるとされる。 | |||||
ローヤルゼリーエキス | 保湿作用 細胞賦活作用 抗菌作用 |
● | ● | ● | ● | ● | ● | (エキス部分)既知成分137種類の成分を含む。皮膚の新陳代謝を整え、シミ・小じわを防ぐ作用があるとされる。 | |||||
DNA-K | 保湿作用 細胞賦活作用 皮脂コントロール |
● | ● | ● | ● | デオキシリボ核酸カリウム。鮭の白子より得る。ヒトゲノム解析で有名に。保湿効果、細胞賦活作用、皮脂コントロールに使用。 | |||||||
加水分解シルク | 保湿性増進 チロシナーゼ活性抑制作用 |
● | 蚕の絹繊維から得るタンパク質溶液。保湿能力が適度で吸着・浸透性に優れ、べとつかない保湿剤。美白効果。 | ||||||||||
ペンチレングリコール | さっぱり保湿作用 | ● | グリセリンよりもさっぱりとした感触。極めて低刺激な保湿基材。 | ||||||||||
トレハロース | しっとり保湿作用 | ● | 自然界の動植物や微生物に広く存在している2分子のグルコースが結合した二糖類。優れた水分保持力により、保湿・荒れ肌などに応用が期待されている。 | ||||||||||
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) | しっとり保湿作用 | ● | グルタミン酸、天然脂肪酸、高級アルコール、フィトステロールから生まれたエモリエント剤。セラミドと同じくラメラ液晶を形成することが確認され、アミノ酸系のセラミド類似体として、同等のエモリエント効果が期待できる。 | ||||||||||
加水分解ヒアルロン酸 | 保湿作用 | ● | ヒアルロン酸を加水分解した物。低分子化することで、皮膚の保水性がより高まると言われている。スキンケア全般、及びメイク品にも配合されている。 |
植物抽出成分 | |||||||||||||
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永い歴史の中で効果安全性が確認され、化粧品に配合することが認められた成分が薬剤として使用されているもの。粗抽出物と純粋単離され、薬用化粧品に使用されるものもある。 |
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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アルニカ花エキス | 賦活・抗炎症・抗アレルギー作用 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 山地の牧草地に生えるキク科植物アルニカの花や根から得る。 | |||||
キハダ樹皮エキス | 賦活・消炎・収斂・抗菌作用 | ● | 黄檗(黄柏)の樹皮から得る。 | ||||||||||
セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス | 賦活・抗紫外線・収斂・消炎作用 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 日の当たる山野に自生する多年草。 | |||||
カミツレ花エキス | 保湿・抗炎症・抗アレルギー・静菌作用 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | カモミラエキスとも。カミツレはヨーロッパ原産のキク科二年草。 | |||||
フユボダイジュ花エキス | 賦活・保湿・収斂作用 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | シナノキ科のボダイジュの花や葉から得る。 | |||||
スギナエキス | 賦活・抗炎症・収斂作用 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ツクシのスギナ。多年草シダ植物。肌の老化防止、ハリを作る。 | |||||
セイヨウノコギリソウエキス | 抗酸化・抗炎症・消炎・抗アレルギー作用 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ヨーロッパ原産のキク科多年草。活性酸素を抑える抗酸化作用。 | |||||
セージ葉エキス | 血行促進・抗炎症・収斂・抗菌作用 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | サルビアの全草から得る。ハーブティーにもよく使用される。 | |||||
ゼニアオイ花エキス | 賦活・保湿・柔軟性・抗炎症作用 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | アオイ科の植物でウスベニアオイとも。葉や花から得る。 | |||||
トウキンセンカ花エキス | 静菌・消炎・鎮痛・清浄作用 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | キンセンカの花から得る。 |
賦香成分 | |||||||||||||
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アロマテラピー効果※1が着目されて以来、化粧品の香りが再び注目される今日この頃。香料と色素は、化粧品に使う楽しさを与えてくれる成分である。他に防腐・殺菌作用がある。 |
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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香料 | 賦香作用 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 調合香料とは天然香料と、天然香料から分離した単離香料、そして合成で得た香料を混合した混合体香料。サッポーシリーズはフローラル調に調合。 | |||||
※1:アロマテラピー効果を言い換えると恒常性維持作用、つまり自律神経の働きをいってるのと同じで、まだまだ未開な分野の効用である。他に防腐・殺菌・抗酸化作用。 |
補助成分 | |||||||||||||
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品質を守り性質を安定させる補助成分は、化粧品のアンカー。購入した化粧品を一定期間、新鮮に保つために欠かせない。光や微生物などの、化粧品にとっての外敵から、品質を守るために用いられる。金属イオンは、微量でも化粧品の他の成分に大きな影響を与え、色、匂いの変化、粘度、乳化にダメージを与える。これを防ぐために、金属封鎖剤(キレート剤)が使用される。 |
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 | 補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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水酸化K | アルカリPH調整作用 | ● | ● | ● | ● | ● | 傾アルカリ作用、皮膚柔軟作用、乳化作用等※2 | ||||||
クエン酸 | 酸性PH調整・酸化防止・収斂・キレート作用 | ● | ● | 傾酸性作用、PH調整。 | |||||||||
クエン酸Na | アルカリPH調整・酸化防止・収斂・キレート作用 | ● | ● | 傾アルカリ作用、PH調整。 | |||||||||
EDTA-4NA | キレート・酸化防止・変色防止・殺菌作用 | ● | エデト酸の4Na。石けんの品質安定化剤。 | ||||||||||
エチドロン酸4NA | キレート作用 | ● | 水道水が含む金属イオンに結合、安定した洗浄能を保つ。 | ||||||||||
塩化Na | 粘度調節 | ● | 食塩。粘度を下げるために使用する。 | ||||||||||
アラントイン | 賦活・抗刺激作用 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 細胞増殖作用があり、皮膚疾患治療薬に使用される成分。 | ||||
グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム) | 解毒・抗アレルギー・抗炎症作用 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 甘草生薬単離成分。グリチルリチンの誘導体。 | ||||
ラウレス-9 | 鎮痛・鎮痒効果 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ポリオキシエチレンラウリルエーテル。ヤシ油から得る非イオン性界面活性剤。 | |||||
トコフェロール | 抗酸化作用 血行促進作用 |
● | ● | ● | ● | ● | ビタミンE。化粧品の酸化を防ぐ上で、なくてはならない作用。 | ||||||
フェノキシエタノール | 殺菌作用 | ● | 生体に住み着きやすいグラム陰性菌に対し、特に効果。 | ||||||||||
プロピルパラベン | 静菌・抗菌作用 | ● | ● | ● | パラオキシ安息香酸エステル類で、様々な種類のものを併用することにより、少ない配合で抗菌効果(防腐作用)を上げる。 | ||||||||
ブチルパラベン | 静菌・抗菌作用 | ● | ● | ● | |||||||||
メチルパラベン | 静菌・抗菌作用 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||||||
※2:水酸化カリウムはPH調整剤としてより、実際には乳化剤としての役割が大。ステアリン酸の鹸化により乳化剤として働く。モイスチュアエッセンス及びエスカバーの場合、純然たるPH調整剤として使用。カルボマー等による酸度を低める役割となっている。 |
油性成分 | |||||||||||||
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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スクワラン | 高拡散性 エモリエント効果 油性感の少なさ |
● | ● | ● | スクワランは深海鮫の肝油から得られるスクワレンに水素を添加して得られる油。油性感が少ない感触の良さと皮膚刺激がない利点。 | ||||||||
ステアリン酸 | 伸びと硬さ調整 | ● | ● | ● | 大豆油から得るステアリン酸とパルミチン酸との混合物で硬さ・伸びを調整している。 | ||||||||
シメチコン | 表面被覆剤 撥水性 つや出し |
● | ● | 原料となる珪素は半導体の材料として有名だが生体における珪素の役割はまだよく解っていない。結合組織の弾性などに寄与、骨や発育との関係が推定されている。非粘着性、滑り性、空気透過性の良さが様々調整され利用されている。 原料となる珪素は珪藻の堆積からできたけい砂。シダ類や稲科植物の細胞壁にも大量に存在している。 |
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フェニルトリメチコン | 表面被覆剤 撥水性 潤滑性 |
● | ● | ||||||||||
ジメチコン | 表面被覆剤 撥水性 化粧持ち |
● | ● | ||||||||||
メチコン | 表面被覆剤 撥水性 化粧持ち |
● | |||||||||||
オリーブ果実油 | エモリエント効果 | ● | ● | 酸化しにくいオレイン酸が主成分、エモリエント効果が高い。 | |||||||||
ホホバ種子油 | 高浸透性 さっぱり感出し エモリエント効果 |
● | ● | 植物性のエステルロウともいうべき天然油脂。酸化安定性に特に優れ、皮膚になじみやすくさっぱりした感触。 | |||||||||
コムギ胚芽油 | 酸化防止剤 | ● | 多量のビタミンEを含み酸化防止剤としての役割を果たす。 | ||||||||||
ベヘニルアルコール | クリーム基材 保護作用 潤滑作用 |
● | ● | 菜種油からつくられる高級アルコールで白色のロウ様固体。温度耐性がよく安定したクリーム状態をつくる。 | |||||||||
ミツロウ | 乳化剤 使用感向上 |
● | ● | 高級脂肪酸と高級アルコールのエステルだがロウ類として別表示されることが多い。鉱物性のものもある。使用感の良さをつくる。 ミツロウはミツバチの作る巣からつくられる。 |
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リンゴ酸ジイソステアリル | 増粘剤 低べたつき 酸化に安定保護 |
● | 脂肪酸と高級アルコールから脱水してつくられる油。脂ぎった感じをなくし、皮膚の保護材として用いられる。また増粘効果が調整できる。リンゴ酸はリンゴからも得られるがブドウ酸を還元してつくられる。 | ||||||||||
ドデカン | エモリエント効果 | ● | 植物由来の炭化水素系(スクワランと同種)油剤。さらっとなめらかな感触。 | ||||||||||
パルミチン酸エチルヘキシル | エモリエント効果 | ● | 粘度が低く安定性に優れ、皮膚刺激が少ないエモリエント剤。 | ||||||||||
セテアリルアルコール | 伸びと硬さ調整 | ● | ソフトで滑らかな感触をつくる。伸びやつきの調整に用いられる。 | ||||||||||
オクチルドデカノール | 伸びと硬さ調整 | ● | 皮膚への感触がよく、よく伸び皮膚刺激が少ない。空気中で変敗せず安定した特性を持つ。 | ||||||||||
ホホバエステル | エモリエント効果 | ● | ホホバの種子由来の成分。滑らかな肌触りで伸びがよく、ベタつきが少ない。 | ||||||||||
トリヒドロキシステアリン | 閉塞剤 非水系増粘剤 |
● | 水分の粘度を調整して、使用感を調節し、化粧品の安定性を高める働きをする成分。 |
水性成分 | |||||||||||||
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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水 | 基剤 | ● | ● | ● | 金属イオン等不純物が取り除かれた、純粋な水。可溶化剤。 | ||||||||
キサンタンガム | 増粘剤 使用感を良くする |
● | ● | 水分の粘度を調整して、使用感を調節、化粧品の安定性を高める働きをする成分。水溶性高分子と呼ばれる場合もある。 | |||||||||
カルボマー | 増粘剤 サラッとさせる |
● | |||||||||||
エタノール | 溶剤 各種材料の溶解 |
● | ● | 種々の材料の溶剤として使用される。 酒に酔う酩酊成分でもある。 |
紛体成分 | |||||||||||||
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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酸化チタン | 顔料 紫外線遮断作用 |
● | ● | ● | ● | 粉体成分の中では最大の被覆力(紫外線遮断作用)を持つ。 | |||||||
酸化鉄 | 顔料 耐熱・耐光作用 |
● | ● | ● | 耐熱、耐光に優れた被覆材。肌色をつくる。 | ||||||||
マイカ | 顔料 クリーミーな感触 |
● | ● | 白雲母属の鉱石粉末。クリーミーな感触をつくる。 | |||||||||
タルク | 吸着剤 つや消し剤 滑り剤 |
● | 滑石の微粉末、柔らかくてロウのような感触を持つ。滑りをよくし、吸着性を高める。チタンのつや消し。 | ||||||||||
カオリン | 吸着剤 つや消し剤 増量剤 |
● | 天然の含水ケイ酸アルミニウム(花こう岩) タルクの光沢を消し、皮膚への不着性をよくし、水分を保ち肌を被覆する。 | ||||||||||
ステアロイルグルタミン酸Na | 分散剤 混合物を均一に分散 |
● | 皮膚に対する潤滑性、柔軟性、不着性をよくし、各種顔料の分散をよくする目的で使用される。 | ||||||||||
ジミリスチン酸Al | 分散性 撥水性の向上 |
● | 皮膚に対する潤滑性、柔軟性、不着性をよくし、各種顔料の分散をよくする目的で使用される。 | ||||||||||
シリカ | 顔料 被覆材 |
● | ふんわりとした感じの被覆力と、不透明にする性質を持ち、各種パウダー類に使用される。 | ||||||||||
アルミナ | 顔料 被覆材 |
● | 白色の粉末で、無臭、水に溶けにくい。白色顔料として利用される。 | ||||||||||
水酸化Al | 顔料 被覆材 |
● | ● | 酸化チタンの被覆材。白さを調整する。 |
界面活性剤 | |||||||||||||
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互いに溶け合わない性質を持つ水、油、粉末を均一に混ぜ合わせ安定させるのが、乳化剤として利用される界面活性剤。うまく組合せることで、それぞれの成分の持つ特性を芸術的に引き出す。 |
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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ステアリン酸ソルビタン | 親水性乳化剤 (O/W型) |
● | ● | 乳化、分散作用に優れ、広く化粧品に使用される。 | |||||||||
ステアリン酸グリセリル(SE) | 親油~水性乳化剤 (O/W・W/O混合型) |
● | ● | ● | 親水性を増強したもので、広く乳化剤として使用される。 | ||||||||
ポリソルベート60 | 親水性乳化剤 (O/W型) |
● | ● | 優れた乳化、可溶化、分散作用。幅広く使用される。 | |||||||||
PEG-60水添ヒマシ油 | 親水性乳化剤 (O/W型) |
● | 油溶性ビタミン可溶化剤、毒性が少なく、高い安全性。 | ||||||||||
デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10 | 乳化剤 伸びと硬さ調整 |
● | 乳化剤として働き、製品を安定した状態に保つ。 | ||||||||||
セチルリン酸K | 乳化剤 伸びと硬さ調整 |
● | 乳化剤として働き、製品を安定した状態に保つ。 |
保湿成分 | |||||||||||||
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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アルギニン | 保湿作用 アルカリ剤作用 |
● | ● | 幼児における必須アミノ酸として知られるタンパク質保湿成分。アルカリ剤としてよけいな酸性を中和する働きを持つ。 | |||||||||
グリセリン | しっとり保湿作用 | ● | 天然皮膚成分の一つ。吸湿性の強い保湿力。ヒアルロン酸の能力を促進、うるおい、滑り、伸びをよくする。 | ||||||||||
BG | さっぱり保湿作用 | ● | ● | 3-ブチレングリコール。さっぱりした使用感のある湿潤性・抗菌力のある保湿基材。 | |||||||||
ローヤルゼリー | 保湿作用 細胞賦活作用 抗菌作用 |
● | ● | (生の部分)既知成分137種類の成分を含む。皮膚の新陳代謝を整え、シミ・小じわを防ぐ作用があるとされる。 | |||||||||
ローヤルゼリーエキス | 保湿作用 細胞賦活作用 抗菌作用 |
● | ● | (エキス部分)既知成分137種類の成分を含む。皮膚の新陳代謝を整え、シミ・小じわを防ぐ作用があるとされる。 | |||||||||
ペンチレングリコール | さっぱり保湿作用 | ● | グリセリンよりもさっぱりとした感触。極めて低刺激な保湿基材。 |
植物抽出成分 | |||||||||||||
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永い歴史の中で効果安全性が確認され、化粧品に配合することが認められた成分が薬剤として使用されているもの。粗抽出物と純粋単離され、薬用化粧品に使用されるものもある。 |
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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アルニカ花エキス | 賦活・抗炎症・抗アレルギー作用 | ● | ● | 山地の牧草地に生えるキク科植物アルニカの花や根から得る。 | |||||||||
セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス | 賦活・抗紫外線・収斂・消炎作用 | ● | ● | 日の当たる山野に自生する多年草。 | |||||||||
カミツレ花エキス | 保湿・抗炎症・抗アレルギー・静菌作用 | ● | ● | カモミラエキスとも。カミツレはヨーロッパ原産のキク科二年草。 | |||||||||
フユボダイジュ花エキス | 賦活・保湿・収斂作用 | ● | ● | シナノキ科のボダイジュの花や葉から得る。 | |||||||||
スギナエキス | 賦活・抗炎症・収斂作用 | ● | ● | ツクシのスギナ。多年草シダ植物。肌の老化防止、ハリを作る。 | |||||||||
セイヨウノコギリソウエキス | 抗酸化・抗炎症・消炎・抗アレルギー作用 | ● | ● | ヨーロッパ原産のキク科多年草。活性酸素を抑える抗酸化作用。 | |||||||||
セージ葉エキス | 血行促進・抗炎症・収斂・抗菌作用 | ● | ● | サルビアの全草から得る。ハーブティーにもよく使用される。 | |||||||||
ゼニアオイ花エキス | 賦活・保湿・柔軟性・抗炎症作用 | ● | ● | アオイ科の植物でウスベニアオイとも。葉や花から得る。 | |||||||||
トウキンセンカ花エキス | 静菌・消炎・鎮痛・清浄作用 | ● | ● | キンセンカの花から得る。 |
賦香成分 | |||||||||||||
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アロマテラピー効果※1が着目されて以来、化粧品の香りが再び注目される今日この頃。香料と色素は、化粧品に使う楽しさを与えてくれる成分である。他に防腐・殺菌作用がある。 |
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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香料 | 賦香作用 | ● | ● | ● | ● | 調合香料とは天然香料と、天然香料から分離した単離香料、そして合成で得た香料を混合した混合体香料。サッポーシリーズはフローラル調に調合。 | |||||||
※1:アロマテラピー効果を言い換えると恒常性維持作用、つまり自律神経の働きをいってるのと同じで、まだまだ未開な分野の効用である。他に防腐・殺菌・抗酸化作用。 |
補助成分 | |||||||||||||
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品質を守り性質を安定させる補助成分は、化粧品のアンカー。購入した化粧品を一定期間、新鮮に保つために欠かせない。光や微生物などの、化粧品にとっての外敵から、品質を守るために用いられる。金属イオンは、微量でも化粧品の他の成分に大きな影響を与え、色、匂いの変化、粘度、乳化にダメージを与える。これを防ぐために、金属封鎖剤(キレート剤)が使用される。 |
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 | 補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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水酸化K | アルカリPH調整作用 | ● | ● | 傾アルカリ作用、皮膚柔軟作用、乳化作用等※2 | |||||||||
クエン酸 | 酸性PH調整・酸化防止・収斂・キレート作用 | ● | 傾酸性作用、PH調整。 | ||||||||||
クエン酸Na | アルカリPH調整・酸化防止・収斂・キレート作用 | ● | 傾アルカリ作用、PH調整。 | ||||||||||
アラントイン | 賦活・抗刺激作用 | ● | ● | ● | 細胞増殖作用があり、皮膚疾患治療薬に使用される成分。 | ||||||||
グリチルレチン酸ステアリル | 解毒・抗アレルギー・抗炎症作用 | ● | 甘草生薬単離成分。グリチルリチンの誘導体。 | ||||||||||
グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム) | 解毒・抗アレルギー・抗炎症作用 | ● | ● | ● | 甘草生薬単離成分。グリチルリチンの誘導体。 | ||||||||
ラウレス-9 | 鎮痛・鎮痒効果 | ● | ● | ポリオキシエチレンラウリルエーテル。ヤシ油から得る非イオン性界面活性剤。 | |||||||||
トコフェロール | 抗酸化作用 血行促進作用 |
● | ● | ● | ● | ビタミンE。化粧品の酸化を防ぐ上で、なくてはならない作用。 | |||||||
オリザノール | 血行促進作用 抗紫外線作用 |
● | 米糠油から得る。紫外線吸収剤と同じ働きを持つ。 | ||||||||||
フェノキシエタノール | 殺菌作用 | ● | ● | 生体に住み着きやすいグラム陰性菌に対し、特に効果。 | |||||||||
プロピルパラベン | 静菌・抗菌作用 | ● | ● | パラオキシ安息香酸エステル類で、様々な種類のものを併用することにより、少ない配合で抗菌効果(防腐作用)を上げる。 | |||||||||
ブチルパラベン | 静菌・抗菌作用 | ● | ● | ● | |||||||||
メチルパラベン | 静菌・抗菌作用 | ● | ● | ● | |||||||||
※2:水酸化カリウムはPH調整剤としてより、実際には乳化剤としての役割が大。ステアリン酸の鹸化により乳化剤として働く。モイスチュアエッセンス及びエスカバーの場合、純然たるPH調整剤として使用。カルボマー等による酸度を低める役割となっている。 |
水性成分 | ||||||
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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水 | 可溶化剤 | ● | ● | ● | ● | 金属イオン等不純物が取り除かれた純粋な水。 |
界面活性剤 | ||||||
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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カリ石ケン素地 | 洗浄剤 | ● | 脂肪酸(ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸etc)のカリウム塩 | |||
ココイルグルタミン酸Na | 洗浄剤 | ● | グルタミン酸から作った界面活性剤。弱酸性。グルタミン酸はうま味成分として有名なアミノ酸(タンパク質)だが、洗浄成分としてはアミノ酸系洗浄剤などとして紹介されていることが多い。皮膚に対し非常に温和で洗浄力が適度(控えめ)であることが特徴。 | |||
ラウロイルメチルアラニンNa | 洗浄剤 | ● | 皮膚、毛髪に対する感触の非常によい安全性の高い弱酸性の陰イオン性界面活性剤。洗顔クリームやボディシャンプーに多用される。サッポーでは洗髪用に使用。 | |||
コカミドDEA | 増粘・起泡剤 | ● | ● | ヤシ油を原料として作られる、界面活性剤。洗浄補助剤として働き、質の良いきめ細やかな泡立ちを持続させる効果がある。 | ||
ラウラミドDEA | 増粘・起泡剤 | ● | ● | 洗浄補助剤として、きめ細かく質の良い泡立ちを手助けする。皮膚に対する刺激を抑制する作用を有するので、高級シャンプー、洗顔料などに使用される。 | ||
ココアンホ酢酸Na | 乳化・増粘・起泡剤 | ● | 両性界面活性剤、低刺激性。石けんに併用し、主に起泡性を良くするために使用している | |||
ステアラミドプロピルジメチルアミン | 帯電防止剤 ヘアコンディショニング剤 |
● | ● | コンディショニング・毛髪への吸着性・くし通り改善・帯電防止作用、毛髪の柔軟性向上、生分解性が良好、低刺激性 | ||
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10 | 親油性乳化剤 | ● | ● | イソステアリン酸とポリグリセリンのジエステル。エモリエント剤として、髪にしっとりとした感触を与える。 | ||
ベヘントリモニウムメトサルフェート | ヘアコンディショニング剤 帯電防止剤 |
● | ● | キューティクルへの吸着に優れ、ハリ・コシ感、弾力性を与え、クシ通り性を向上させる。低刺激性の陽イオン活性剤。 | ||
イソステアロイル乳酸Na | 乳化剤 | ● | イソステアロイル乳酸のナトリウム塩。乳液、クリーム、化粧水などに広く使用されている乳化剤。油分を補いながら、やさしくすすぎができる成分として利用され。少量の添加で皮膚、毛髪に対し保護作用やカール保持性を与える。 |
機能付加成分 | ||||||
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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加水分解野菜タンパクPG-プロピルシラントリオール | 毛髪損傷修復作用 | ● | ● | ● | 加水分解で得られた野菜タンパクのシロキサン化合物。毛髪中ケラチンと結合、強化する。キューティクルの損傷防止と修復効果。髪に可塑性を与え、ウェーブの保持性を高める。 | |
(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク | 毛髪補修・感触向上 | ● | ● | ● | 蚕のまゆを構成するタンパク質を加水分解して得られる、可溶性タンパク質。ケラチン線維やキューティクルに付着し、補強する。指通りの良い滑らかな状態を作る。多くのたんぱく加水分解物に比べ、吸着性や浸透性にすぐれている為、良好な保湿効果が期待できる。 | |
アルキル(C12,14)オキシヒドロキシプロピルアルギニンHCl | 毛髪保護剤、保湿剤 帯電防止剤 ヘアコンディショニング剤 |
● | ヤシ油とアミノ酸(アルギニン)を原料とした化合物で、毛髪への高い吸着性、親和性を持ち、すぐれた水分保持能を発揮、帯電防止効果を得ます。他のリンス基材と比較して、極めて低刺激。しなやかでつやのある毛髪にするために用いる。 | |||
ポリクオタニウム-10 | 皮膜形成剤 ヘアコンディショニング剤 |
● | 多糖類(セルロース)に、プラスイオンをくっつけた柔軟性に優れたコンディショニング剤。透明でべとつかないフィルムをつくり、毛髪に付着して保護し、コンディショニング効果を出す。 |
油性成分 | ||||||
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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ジステアリン酸グリコール | 増粘剤 | ● | エチレングリコールとステアリン酸のエステル。増粘安定成分として利用される。 | |||
エチルヘキサン酸セチル | 保護剤、保湿剤 | ● | 水鳥の羽毛脂に似た合成油(パーセリン)で、皮膚に対する刺激もなく、油ぎらない使用感を与える。伸びが良く、さっぱりした感触が得られるので、油性成分、エモリエント剤として使用される。べたつかずにのびがよく、髪を柔軟にする。 | |||
ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル | 保護剤 親油性増粘剤 |
● | ジペンタエリストール(糖アルコール)と混合脂肪酸のエステル。密着性が高く水と混ざりやすい油性基剤で、抱水作用、光沢作用があり、しなやかに柔軟に髪を保護する。 | |||
ココイルアルギニンエチルPCA | 保護剤、帯電防止剤 | ● | 椰子油脂肪酸とアミノ酸であるアルギニンをエステル化したもの。アミノ酸系界面活性剤。 毛髪への吸着効果がよく、トリートメント成分として髪に自然なツヤとうるおいを与え毛髪をコーティング、帯電防止効果がある。 |
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シア脂 | 保護剤、保湿剤 | ● | ● | シアの種子から得られる白色から淡黄色の塊の脂肪である。シアは樹高が15mにもおよぶ喬木。 | ||
ホホバ種子油 | 保護剤、保湿剤 | ● | ● | 植物性のエステルロウともいうべき天然油脂。酸化安定性に特に優れ、なじみやすくさっぱりした感触。水添ホホバ油はホホバの種子から得る油に水素を添加して安定化したもの。頭皮と毛髪の乾燥を防ぎ、うるおいを保ち、健やかな状態に整える。蝋状のエモリエント効果の高いオイルが頭皮を健やかに保ち、べたつかないので髪の滑りをよくし、保護する。 | ||
水添ホホバ油 | 保護剤、保湿剤 | ● | ● | |||
ユチャ油 | 保護剤、保湿剤 | ● | ● | つばき油のひとつ。酸化安定に優れ、のびが良く、ベタつきのないしっとりとした感じを与える。 | ||
ミツロウ | 保護剤 | ● | 毛髪の保護として働く。また、配合成分を均質に分散させ、製品の安定をはかる。 | |||
ヒマシ油 | 保護剤 | ● | トウゴマの種子より採取した油脂。リシノール酸が適度な粘りを与える。 | |||
パルミチン酸エチルヘキシル | 保護剤、保湿剤 | ● | ● | 比較的粘度が低く、さらっとした感触。安定性に優れ、皮膚刺激の少ないエモリエント剤。 | ||
セテアリルアルコール | 粘度調整剤 | ● | ● | 植物油脂からつくられる固形アルコール。ワックス成分。 | ||
ジメチコン | 表面被覆剤 撥水性 |
● | ● | 髪の撥水性、弾力性、皮膜性、平滑性、湿潤性、ツヤ感などを向上させたり、その調整機能を持つ。さらさら~柔らか~なめらか調整機能。 | ||
シクロペンタシロキサン | 表面被覆剤 | ● | ● | さっぱりとした軽い使用感の油分。毛髪のツヤを出し、くしどおりを良くする。摩擦を小さくし、静電気の発生を防ぐ帯電防止の効果がある。 | ||
ベヘニルアルコール | 乳化剤 | ● | ● | ナタネ油より得る高級アルコール白色ロウ様固体。分子量が大きく安定性に優れ、融点が高いため、ワックス分を減量でき、熱耐性のよい製品をつくることができる。水中でラメラ層を形成する(トリートメント)。 | ||
ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10 | 乳化・分散剤 | ● | デカグリセリンとステアリン酸のエステル。水と油を親和させる成分としてラメラ層形成に利用される。 | |||
セラミド3 | 保湿剤 | ● | バイオ技術で製造された、人の皮膚セラミドと全く同じ構造を持つ類似細胞間脂質物質。水中でラメラ層を形成する(トリートメント)。 | |||
ステアロイル乳酸Na | ヘアコンディショニング剤 乳化剤 |
● | ステアリン酸と乳酸のエステル。アニオン活性剤として働き乳化剤の機能を持つ。毛髪への吸着作用があり、コンディショニング効果がある。水中でラメラ層を形成する(トリートメント)。 | |||
オレイン酸フィトステリル | ヘアコンディショニング剤 保湿剤、保護剤 |
● | オレイン酸とフィトステロール(植物ステロール)のエステル。エモリエント作用を有する。皮膚の細胞間脂質に近いリン脂質分子。お肌の角質バリヤーを強化し、お肌の肌荒れを防ぎ、老化を防止します。 | |||
コメヌカ油/水添コメヌカ油エステルズ | 紫外線防止剤 | ● | コメヌカ油中のガンマオリザノールが紫外線を吸収する天然の紫外線防止剤として働く。 |
保湿成分 | ||||||
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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チューベロース多糖体 | しっとり保湿効果 | ● | 月下香から得られる多糖体でヒアルロン酸の仲間。優れた保湿性能を示す。 | |||
セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド | しっとり保湿効果 | ● | セラミドをモデルに化学的に合成した類似セラミド。細胞間脂質の主成分であるセラミドのはたらきを補い、肌の水分保持能力を助ける。 | |||
ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム | しっとり保湿効果 | ● | ● | ● | ヒアルロン酸の一種で保湿力の維持性が高く、吸着型ヒアルロン酸といわれている。髪に吸着して潤いベールをつくり、つややかさやしなやかさを補う。 | |
ベタイン | 帯電防止剤、保湿剤 | ● | ● | ● | ● | 天然のアミノ酸系保湿剤であり、帯電防止剤として使用される。吸保湿性が高く、皮膚や髪に柔軟性と弾力性を与えることが特徴。髪に吸着しやすく、ぱさつき感を抑え、しっとり感を与えることができる。皮膚に対してもすぐれた柔軟効果を示す。 |
BG | 保湿効果 香料保留剤 |
● | ● | ● | ● | 適度の湿潤性と抗菌力があり皮膚に対する刺激もなく、グリセリンよりさっぱりとした使用感が保たれ、べたつきも少ないので保湿剤として、また香料の保留剤として使用されている。 |
グリセリン | しっとり保湿効果 | ● | ● | ● | 天然皮膚成分の一つ。吸湿性の強い保湿力を持つ。ヒアルロン酸の能力を促進、うるおい、滑り、伸びをよくする。 | |
エチルヘキシルグリセリン | しっとり保湿効果 | ● | 抗菌作用や消臭作用のある保湿成分。 | |||
オレイルアルコール | エモリエント作用 | ● | 植物のパーム核・ヤシから得られる。保湿、エモリエント作用を有し、頭髪に艶と柔軟性を与える。 |
植物抽出成分 | ||||||
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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カワラヨモギ花エキス | 抗炎症作用 | ● | 痒みを鎮めたり、皮膚病原性真菌の発育抑制、殺菌作用がある。 | |||
アルテア根エキス | 皮膚柔軟化・保湿・消炎・収斂作用 | ● | ピロウドアオイ、沼沢地に自生。古くからヨーロッパではうがい薬として有名。 | |||
アルニカ花エキス | 抗炎症・血行促進作用 | ● | ヨーロッパで広がった薬用ハーブ。山地の牧草地に自生。 | |||
フユボダイジュ花エキス | 保湿・収斂・血行促進作用 | ● | シナノキ科の菩提樹の花葉から抽出。 | |||
ボタンエキス | 鎮痛・消炎・排膿作用 活性酸素消去作用 |
● | ボタンの根皮から抽出。フリーラジカル消去能が発見され、注目を集める。 | |||
ローヤルゼリーエキス | 保湿効果 細胞賦活作用 抗菌作用 |
● | ● | ● | ● | 既知成分137種類の成分を含む。皮膚の新陳代謝を適切にし、シミ小じわを防ぐ作用があるとされる。 |
クズ根エキス | 保湿・抗酸化作用 | ● | ● | ● | クズ(葛)の乾燥根から得るエキス。イソフラボン配糖体、ダイジンなどを含む。高いコラーゲン合成促進作用が注目され、シワ、たるみ改善作用を有する素材として期待されている。 | |
アロエベラ葉エキス | 保湿効果 | ● | ● | ● | アロエベラの葉から抽出したエキスで、ヌルヌルの多糖類を多く含む。保湿効果に優れている。 | |
センブリエキス | 代謝改善効果 発毛促進効果 |
● | ● | ● | 苦味健胃薬として有名だが、頭皮毛細血管増強、皮膚温上昇作用により代謝改善効果、発毛促進効果が期待され、頭皮の健康増進に利用されている。 | |
オタネニンジン根エキス | 消炎作用 末梢血管血行促進作用 代謝促進作用 |
● | ● | ● | 薬用のオタネニンジン(高麗人参)の根から抽出のエキスで、強壮作用は有名。古くから薬用として珍重され、数ある基本作用には代謝促進、血行促進作用があり、ふけ防止や養毛料として利用されている。 | |
ヒキオコシ葉/茎エキス(ヒキオコシエキス) | 血行促進作用 代謝促進作用 抗酸化作用 |
● | ● | ● | 延命草の別名があるように、起死回生の秘薬として、健胃苦味薬として珍重されてきた。血行促進・代謝促進作用が知られていたが、抗酸化作用、抗菌・抗腫瘍作用に注目が集まっている。頭皮の健康促進に頭髪用化粧品に利用される。 | |
クララ根エキス | 発毛促進・抗菌・ 血行促進・収斂作用 |
● | ● | ● | 目もくらむ苦味からクジン(苦参)とも言われ、アセモ・水虫・疥癬の痒みを除き、できもの・湿疹などの炎症性皮膚疾患を鎮める働きが知られている。血行促進作用や発毛促進の効能が見いだされ、頭皮の健康を守るものとして利用されている。 | |
クロレラエキス | 保湿効果 細胞賦活作用 |
● | ● | ● | 世界中で健康食品として愛用されているクロレラの熱水抽出エキス。細胞に活力を与える作用が知られているが、その実体は未だほとんど解明されていない単細胞緑藻類。 | |
カンゾウ根エキス | 保湿効果・抗炎症作用 | ● | 皮膚刺激に対する抑制あるいは予防効果がある。 |
賦香成分 | ||||||
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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香料 | 賦香作用 | ● | ● | ● | ● | 調合香料とは天然香料と、天然香料から分離した単離香料、そして合成で得た香料を混合した混合体香料。サッポーシリーズは全てフローラル調に調合。 |
補助成分 | ||||||
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成分の表示名 | 成分の役割 | 使用製品 |
補助説明
※成分個々の補助的説明で、 |
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ポリクオタニウム-7 | 皮膚保護剤 帯電防止・ヘアコンディショニング剤 |
● | ● | 優れたコンディショニング性や帯電防止性があり、毛髪や頭皮の保護を行う。 | ||
クエン酸 | 酸性PH調整・酸化防止・キレート作用 収斂作用 |
● | ● | 傾酸性作用、PH調整 | ||
グリコール酸 | 酸性PH調整剤 | ● | ● | フルーツ酸の一つ。これを大量に配合したピーリング化粧品があるが、ここではpH調整剤 として使用している。 | ||
エチドロン酸4Na | キレート作用 抗酸化作用 |
● | 水道水が含む金属イオンに結合して※、安定した洗浄能を保つ。抗酸化作用。 ※泡立ちを悪くするミネラル(金属)イオンを封鎖する。特に鉄分に有効に働く。 |
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エチドロン酸 | キレート作用 抗酸化作用 |
● | ||||
塩化Na | 粘度調節 | ● | 食塩。粘度を下げるために使用する。 | |||
ラウレス-5 | 鎮痛・鎮痒効果 | ● | 痒み用薬剤として配合 | |||
トコフェロール | 抗酸化作用 | ● | ● | ビタミンE | ||
プロピルパラベン | 抗菌剤 | ● | ● | ● | パラオキシ安息香酸エステル類で様々な種類のものを併用することにより少ない配合で抗菌効果(防腐作用)を上げる。 | |
メチルパラベン | 抗菌剤 | ● | ● | ● | ||
フェノキシエタノール | 殺菌作用 | ● | ● | ● | ● | 生体に住み着きやすいグラム陰性菌に対し、特に効果がある |
安息香酸Na | 静菌・抗菌作用 | ● | 防腐剤としての効果と抗菌作用があり、菌の繁殖を抑え製品の品質を安定させる。食品にも使用される。 | |||
エタノール | 溶剤 | ● | ● | ● | ● | 各種微量材料の溶剤として利用 |