春は“苦味”でスッキリ、シャッキリ
モーリーの
“筍とふきの炊きおこわと菜の花の辛子和え”
すっかり暖かくなり、春たけなわの四月。八百屋さんの店先にも、みずみずしい春野菜が顔を出し、春の息吹を感じます。
そこで今月は、そんな春野菜の代表格である筍とふきを使った炊きおこわと、菜の花の辛子和えをご紹介しましょう。
「春には、苦味を盛れ」と言われます。苦味を摂取することで、新陳代謝を活発にし、冬の間眠っていた体をスムーズに目覚めさせます。
筍とふきの炊きおこわ
≪材料(2~3人分)≫
- もち米
- カップ1 1/2
- うるち米
- カップ1/2
- 鶏肉
- 60g
- 筍(茹でた物)
- 70g
- ふき
- 60g
- 人参
- 30g
- れんこん
- 40g
- 干ししいたけ
- 2枚
- a
-
- 出汁
- カップ1 3/4
- 酒
- 大さじ3
- 薄口しょうゆ
- 大さじ2
- みりん
- 大さじ1
- サラダ油
- 大さじ1
- 塩
- 木の芽
- 適量
筍とふきの炊きおこわ
≪作り方≫
- 筍はぬかが入ったたっぷりの水に、皮ごと入れ火にかけます。やわらかくなったら、そのまま冷まします。表面を水で流し、堅い皮をはがします。
- ふきは、鍋に合わせた長さに切ります。塩をふりかけ、まな板の上で手のひらを使って板ずりし、10分ほどおき、中まで塩をしみ込ませてから、たっぷりの湯で茹でます。色鮮やかになり、しんなりしてきたら取り出し、冷水に放して皮をむきます。(皮をむくとき、片端からだけではなく反対端からも同様にむくと、皮が残らずきれいにむけます)
- 鶏肉、1の筍、2のふき、人参、もどしたしいたけは、5~7mmの角切りにします。れんこんは、皮をむき少し小さめに切り、酢水につけた後、水気をきります。
- 鍋にサラダ油を入れ、3をさっと炒めます。ここにaの材料を加え、一煮立ちさせ、アクをすくい取った後、火を止めます。(具を炒めて、aで一煮立ちさせることで、炊き込んだ時の味のなじみがグ~ンとよくなります)
- 4をボールを受けたザルにあげ、具と煮汁に分けます。
- もち米とうるち米をいっしょに洗いザルに上げ、しっかり水気をきります。炊飯器の内釜に入れ5の煮汁をカップ2杯分(煮汁が足らなければ、出汁(または水)を足してカップ2杯にします)入れ、20~30分おきます。5の具を加えて点火します。
- 炊き上がったら、しゃもじでさっくりと混ぜ器に盛り、木の芽を天盛りします。
※蒸しおこわに比べ、炊飯器を使った炊きおこわは、手間がかからず簡単にできます。(炊飯器により、水加減に多少の差が有ります。)赤飯や他の炊き込みおこわも作ってみて下さい。
菜の花の辛子和え
≪材料(2~3人分)≫
- 菜の花
- 100g
- 塩
- 少々
- b
-
- ねり辛子
- 小さじ1/2
- 薄口しょうゆ
- 大さじ1
- みりん
- 小さじ1/2
- 出汁
- 大さじ1
菜の花の辛子和え
≪作り方≫
- 塩少々加えた熱湯に、菜の花を入れさっと色よく茹で、冷水にとります。水気をよく絞り、食べやすい長さに切ります。
- ボールにbの材料を入れ、よく混ぜ合わせます。1の菜の花を加えて和え、器に盛ります。