好きな具を巻きながら食べる楽しい料理
モーリーの
“春餅”
今月は、ひな祭りやホームパーティーなどでおすすめしたい一品をご紹介します。
「春餅(チュンピン)」は、中国では縁起の良い食べ物とされています。皆で春の到来を喜び祝う、立春の日によく作られるそうです。
中身の具やたれは、好みに合わせて用意するといいですね。子供たちといっしょに生地をのばして皮を作り焼き、ふっくら焼き上がった皮に好みの具とたれをのせて巻き、ほおばると一層美味しく感じます。
≪材料(2人分)≫
- 薄餅(皮)10枚分
-
- 強力粉
- 50g
- 薄力粉
- 50g
- 熱湯
- 85~90cc
- たれ
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- みそだれ
-
- 甜麺醤
- 30g
- しょうゆ
- 小さじ1
- ごま油
- 小さじ1/2
- 豆板醤入りマヨだれ
-
- マヨネーズ
- 20g
- 豆板醤
- 小さじ1/2
- 具
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- ほうれん草と春雨の中華炒め
-
- ほうれん草
- 50g
- 春雨
- 10g
- コンソメ顆粒
- 小さじ1/5
- サラダ油
- 適量
- しょうゆ
- 小さじ1強
- 水
- 大さじ1
- ごま油
- 小さじ1弱
- エビと卵の炒めもの
-
- エビ
- 2尾(30~40g)
- 生姜汁
- 少々
- 塩、片栗粉、サラダ油
- 適量
- 卵
- 1個
- 塩(味つけ用)
- 適量
- 焼豚(又は煮豚)
- 80~100g
- 白ねぎ
- 50~60g
- きゅうり
- 40~50g
≪作り方≫
薄餅(パオピン)(皮)
- ボールに強力粉と薄力粉を入れ、よくかき混ぜます。ここに熱湯を一気にまわし入れ、はしでよくかき混ぜます。(グルテンによる粘りが消え、薄くのばしやすくなります。また、焼き上がりがしっとりします。)
- 1のあら熱が取れたら、手のひらで押しながらなめらかになるまで、しっかりこねます(硬さは耳たぶ程度)。表面がきれいな状態になるようにまとめ、ぬれ布巾(又はラップ)をかけ、30分から1時間ほどねかせます。
- 2を棒状にのばし、10ヶに切り分けます。切り口を上にして置きます。
- 3を手のひらで上から押し、直径5cmぐらいの円形にします。2枚を一組にして、1枚の片面にごま油をぬり、もう1枚を重ねます。(生地が薄くのばしやすくなり、皮の焼きすぎを防ぎます。油を間にぬると2枚にはがしやすくなります。)これをめん棒で直径15~16cmの円形に薄くのばします。
- フライパンで4の生地をゆっくり焼きます。ふくれてきたら裏返して焼き、火を通します。火から下ろして熱い間に2枚にはがします。はがした面を内側にして折り、皿に重ねて並べます。食べるまで固く絞ったぬれ布巾をかけておきます。
みそだれ・豆板醤入りマヨだれ
- それぞれの材料を合わせ、良く混ぜ合わせます。
具その1:ほうれん草と春雨の中華炒め
- 春雨は熱湯でもどし適当に切ります。ほうれん草は、生のまま5~6cmに切ります。
- 鍋にサラダ油を入れ1のほうれん草を炒めます。コンソメ顆粒を振り入れ、水としょうゆを加え調味し混ぜ合わせます。ここに1の春雨を入れ、最後にごま油を加え、さっとまぜ火を止めます。(強火で短時間で仕上げます。)
具その2:エビと卵の炒めもの
- エビは背ワタを取り、塩と片栗粉少々をまぶし軽くもみ、水で洗い流し、水気をとります。1尾を3から4等分し、生姜汁を振りかけておきます。
- サラダ油少々を熱し、1を手早く炒めます。
- ボールに卵を割りほぐし、塩少々で味をつけます。ここに2のエビを入れ、ざっくり混ぜます。
- サラダ油を熱した鍋に3を流し入れ手早くかき混ぜ、火を止めます。
具その3:焼豚(または煮豚)
- 市販のものを使います。長さ5cm、5mm角に切ります。
具その4:白ねぎ
- 長さ5cmに切り、芯を取り除き白い部分をせん切りにします。
具その5:きゅうり
- 長さ5cmの細切りにします。
※具は他に「鶏の照焼」「豚肉のみそ炒め」「青椒牛肉絲」「もやしとピーマンの油炒め」「ハム」、生野菜ではセロリ、貝割れ菜、ニラなど、おひな祭りで子供向けにするのなら、チーズやウィンナー、卵焼き、スクランブルエッグ、キャベツのせん切り、レタス、サラダ菜などプラスするといいでしょう。たれは、マヨネーズとトマトケチャップを1:1の割合に混ぜたオーロラソース風はいかが?