旬のさつま芋を使ったおいしいおやつ
モーリーの
“抜絲地瓜”と“りんごのきんとん”
空が高く、空気が澄み冷え込む日が少しずつ増えてくる11月は、秋の深まりを感じる時期ですね。
と同時に、季節の恵みをいっぱい受ける実りの季節でもあります。
秋の味覚が店頭に所狭しと並んでいるのを見ると心が弾むのは私だけでしょうか。
さて、今回は旬のさつま芋を使ったおやつをご紹介します。
そのほっくりとした甘さと色合いは、きっと身も心も和ませてくれることでしょう。
≪栄養一口メモ≫
さつま芋は、便秘を解消し、吹き出物や肌荒れを防ぐ食物繊維やビタミンB群をはじめ、メラニンの沈着を抑え、還元作用のあるビタミンC、そして体内の余分な水分を排出しむくみをとる働きのあるカリウムをたっぷり含んでいます。
つまり、美肌を目指す女性にとっては強い味方。食べてきれいになる“美容食”なのです。
抜絲地瓜(バースーティークワ)
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抜絲地瓜(バースーティークワ)
≪作り方≫
- さつま芋は、皮をむき水にさらしてから水気をよくふき取り、一口大の乱切りにし、中温の油で素揚げします。(中まで火が通り薄く色づくくらいまで)
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中華鍋を火にかけ、油、砂糖、酢を入れ、弱火で鍋を動かしながら砂糖を溶かし、あめ状になるまで煮つめます。
※油はあめのつやを良くし、酢はあめが白濁化するのを防ぎます。 - 1の揚げたてののさつま芋を2のあめの中に入れ、かきまぜ、さつま芋にあめをからませます。
- 薄く油をぬった皿に3を盛り、水を入れた小鉢と共にすすめます。(あめをからめたさつま芋を水にくぐらせると、あめの糸が切りやすくなります)
りんごのきんとん
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りんごのきんとん
≪作り方≫
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さつま芋は厚めに皮をむき(きれいな色に仕上がります)、適当な大きさに切ります。水にさらした後、やわらかく茹で、熱いうちに(冷めるとねばりが出て、裏ごしがしにくくなります)裏ごしします。
※さつま芋はくちなしの実を加えて茹でると、色よく茹であがります。 - 鍋に1のさつま芋とAを入れ、中火にかけ、よく練ってきんとんの衣を作ります。(かたさの調節は、1のさつま芋の茹で汁でします)
- りんごは皮の紅いところを多めに残して皮をむき、5~7mmのさいの目に切ります。
- 鍋に3のりんごとBを入れ、砂糖が溶けたら弱火にかけ、りんごが半透明になるまで煮ます。
- 2に4を煮汁ごと加え、こがさないように全体を練り合わせ、ほど良いかたさになったら火を止めます。
- 5が人肌程度に冷めたら8個に分け布巾(またはラップ)に包み、茶巾絞りにします。