お正月のお客様のおもてなしにぴったりです
モーリーの“奉書焼き”
明けましておめでとうございます。2007年は“無病息災の象徴”とされている亥(いのしし)の年です。今年一年がイノシシにあやかって無病息災で幸多い年になるといいですね。
さて今回は、お正月らしく江戸時代に考案されたと言われている“奉書焼き”をご紹介します。
奉書焼きは本来、奉書紙(朝廷や幕府の命令を書いた公文書用の楮(こうぞ)を原料とした最高級の和紙のこと)に、魚介類やきのこ類を包んで時間をかけて焼き上げたものです。奉書紙が手に入らない場合、今回のように半紙と硫酸紙で代用できます。
ちょっとかしこまった感がするので、お客様のおもてなしに。また、酒の肴にもピッタリですから、ぜひ一度作ってみて下さい。
≪材料(4人分)≫ |
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※1 鯛や鱸(すずき)などもあっさりしておいしいです。 |
≪作り方≫
- 鰆(さわら)は、皮の部分に切れ目を入れ、塩少々をふりかけしばらくおいた後、水気をふき取ります。
- エビは背ワタを取り、皮をむき、塩と片栗粉でもんだ後(塩と片栗粉でもむことで、汚れを落とすと同時にプリプリした食感になります。)、水洗いします。
- 小松菜、三ツ葉は色良く茹で3~4cm長さに切ります。ぎんなんは皮をとり、茹でます。
- 生椎茸は飾り包丁を入れます。えのき茸は半分に切ります。土生姜はせん切りにした後、水にさらしザルにあげます。
- ゆずは横半分に切り、半分を輪切りにし(4枚)、残りの半分をしぼってポン酢に使います。
- ボールに卵白と塩を入れ、軽く混ぜ合わせます。
- 半紙を広げ6をハケでぬり、その上に硫酸紙を置き1~5の材料を載せます。材料を包み込むように半紙を折って、折り終わりや表面全体に6をぬります。
- ポン酢をゆずのしぼり汁、酢、しょう油を合わせて作ります。
- 7を220~230℃に上がったオーブンに入れ、10分程度焼きます。
- 有れば、南天の葉を皿にひき、その上に焼き上がった9をのせ、8のポン酢を添えて供します