具だくさんでアッツアツ
モーリーの
“卵の焙烙焼き”
二月、春のひびきを持つ「立春」とはうらはらに、寒さの厳しい毎日が続きます。空気が乾燥し、肺の機能が弱まり咳や痰、ぜんそくなどの症状が出やすい時季です。そこで今回は、肺に潤いを与え、このような症状をやわらげる作用のある百合根や銀杏が入った一品をご紹介しましょう。
「卵の焙烙焼き」は、器ごとオーブンで焼きそのまま食卓に出すので、温かさもまたご馳走です。卵、鶏肉、焼あなごなどの良質なタンパク質もたっぷり入って栄養満点!温かく滋養のある物を食べることで、体温が上がり免疫力が高まり、風邪にかかりにくい体になります。
“焙烙焼き”と名がついているこの料理は、本来「焙烙」という素焼きの浅い土鍋を使うのですが、耐熱性のあるものならOKです。(今回使用した器も然りです)
作り方は簡単で手間もかかりません。寒いこの時季に一度お試し下さい。
≪材料(2人分)≫
- 卵
- 2個
- a
-
- だし※
- カップ1
- 薄口しょう油
- 小さじ1
- 酒
- 小さじ1/2
- 塩
- 少々
- しめじ(正味)
- 50g
- きくらげ
- 1枚
-
- 鶏もも肉
- 60g
- 薄口しょう油、酒
- 各小さじ1/2
- 焼きあなご
- 1尾
- 百合根
- 50g
- 銀杏
- 8粒
- 三ツ葉
- 1/4束
※昆布とかつお節でとったもの
≪作り方≫
- ボールに卵を割りほぐし、aの材料を順に入れ、泡を立てないように混ぜ合わせザルで漉します。(なめらかな口当たりの生地に仕上がります)味加減は塩で調えます。
- 鶏もも肉は1cm角に切り、薄口しょう油、酒をふりかけ下味をつけます。
- 焼きあなごは幅2cmに切ります。
- 百合根は1枚ずつはがし、熱湯でさっと茹でます。銀杏は殻をむき熱湯で茹で水にとり、薄皮をむきます。しめじは石づきをとり、一本ずつほぐします。
- きくらげは水でもどし、きれいに洗います。石づきを取り除き、細切りにします。
- 三ツ葉の軸は長さ2cmに、葉は細めに切ります。
- 器に2、3、4、5を入れ(器を2つ使う場合は材料を2等分して入れます)、1の卵液を注ぎ入れ、上に6の三ツ葉を散らします。(軸は焼き上がった時に散らす用に少しとっておきます)
- 7を200~220℃に上がったオーブンに入れ、20~30分程、表面に薄く焼き色がつくまで焼きます。(温度と時間はご家庭のオーブンで加減して下さい)
- 焼き上がったら、7で残しておいた三ツ葉の軸を散らしアツアツをすすめます。