食卓に春を告げる
モーリーの
“さわらの洋風菜種焼き”
朝、晩はまだ冷え込むものの、日中の陽光の暖かさに春のきざしが感じられる頃です。花の便りや渡り鳥の便りと共に、食卓にも春がやってきます。そこで今月は、春先に黄色の花を咲かせる菜の花(「菜種」とも呼ばれます)になぞらえて料理名がつけられた「菜種焼き」をご紹介します。
オーブンで焼いた旬のさわらの上に、ほのかにチーズの風味がする炒り卵をのせ、もう一度軽く焼きます。お子様からご年配の方まで幅広く召し上がっていただけます。菜の花が一面に咲いたような色合いの菜種焼きに、独特のほろ苦さ、香りと彩りのある菜の花を添えたこの料理は、春を告げる一皿。おひな祭りの祝いの膳にいかがでしょうか。
※菜種焼き
材料の上に、炒り卵やゆで卵の卵黄を裏ごししたものをのせ、菜の花に見立てて焼いたもの。
今回は、牛乳や粉チーズ、マヨネーズを入れ洋風の味付けにした炒り卵にしました。
≪材料(2人分)≫
-
- さわら
- 約160g(1切れ80g×2)
- 塩
- 少々
- こしょう
- 少々
- 白ワイン
- 小さじ1
-
- 菜の花
- 4本
- 塩
- 少々
- a
-
- 卵
- 1個
- 牛乳
- 小さじ2
- 粉チーズ
- 大さじ1
- 塩、こしょう
- 少々
- マヨネーズ
- 小さじ1
- オリーブ油
- 小さじ1
≪作り方≫
- さわらに塩、こしょうをし、白ワインをふりかけてしばらくおきます。
- 菜の花を色良く塩ゆでし、4~5cm長さに切ります。
- 天板にクッキングシートを敷き、その上に水気をきれいにふき取った1を身を上にしてのせます。250℃に上がったオーブンで8分間ほど焼き、火を通します。(さわらの形状により、焼き時間は加減して下さい。)
- ボールにaの材料を入れ、よく混ぜ合わせます。
- フライパンにオリーブ油を熱し、4を流し入れ、炒り卵を作り、やわらかめのうちに火を止めます(見た目も食感も良く仕上がります)。ここにマヨネーズを加え、さっと混ぜ合わせます。
- 焼き上がった3のさわらの上に、5の炒り卵をのせ、もう一度オーブンに入れ(250℃)1分~1分半ほど焼きます。
- 皿に6を盛り、2の菜の花を添えて供します。