彩り鮮やか 春の簡単お惣菜
モーリーの
“菜の花の煮物と炒め物”
生命力みなぎる春野菜の季節到来です。そこで今月は、旬真っ盛りの「菜の花」が主役の春を告げるメニューを2つご紹介しましょう。ともに調理時間は短く、簡単に作れます。
菜の花とあさりのさっと煮
この時季に身がふっくらとして美味しさが増すあさりとの出会い物です。菜の花のビタミンCとあさりの鉄分との相性が良く鉄分の吸収を高め、貧血予防に効果的です。薄味に仕上げているので煮汁まで全ていただけます。それぞれの素材から出たうま味と栄養素を逃すことなく体に取り込めますよ。
≪材料(2人分)≫
- 菜の花
- 150g
- あさり
- 200g(殻つき)
- 水
- カップ1 1/2
- しょうが
- 10gほど
- a
-
- 酒
- 大さじ1
- 薄口しょう油
- 大さじ1/2
- みりん
- 大さじ1
≪作り方≫
- 菜の花は、根元を少し切り落とし、水にしばらく浸します(水をしっかり吸わせることで菜の花がシャキッとし、色も風味もみずみずしく仕上がります)。
ザルに上げ水けを取り、長さを1/2~1/3に切り、穂先と、葉と茎の部分に分けます。 - しょうがはせん切りにします。
- あさりは砂抜きをした後、殻と殻をこすり合わせ、流水できれいに洗ってぬめりを取ります。
- 鍋に水カップ1 1/2と3のあさりを入れ中火にかけます。あさりの口が開いたら取り出し(火を通し過ぎると堅くなります)、ゆで汁は、布巾をひいたザルでこします(こすことできれいなだし汁がとれます)。取り出したあさりは、冷めてから身を外します。
- 鍋に4のあさりのゆで汁カップ1を入れ火にかけます。煮たってきたらアクをすくい取り、1の菜の花の茎、穂先、葉の順に少しずつ時間をずらしながら入れます。最後にaの調味料と4のあさりの身を加え、さっと煮て火を止めます。
- 器に5を盛り、2のしょうがを天盛りします。
菜の花と桜えびのさっと炒め
菜の花の緑と桜えびの桜色が色合い良く、春の献立にピッタリです。カルシウムが豊富なこのメニューは、骨を丈夫にし、イライラ防止に効果的です。
≪材料(2人分)≫
- 菜の花
- 100g
- 桜えび(素干し)
- 5g
- 赤唐辛子
- 1本
- サラダ油
- 小さじ2
- b
-
- 酒
- 小さじ2
- しょう油
- 小さじ1
≪作り方≫
- 菜の花は「菜の花とあさりのさっと煮」の1と同様にして、水に浸した後3cm長さに切り、穂先と葉と茎の部分に分けます。
- 赤唐辛子は、種を取り除き、小口切りにします。
- フライパンにサラダ油小さじ1を熱し、桜えびを炒め、全体に油がまわったら取り出します。
- 3のフライパンにサラダ油小さじ1を足し、弱火で2の赤唐辛子を炒めます。辛味が出てきたら、火を中火にし、菜の花の茎、穂先、葉の順に少しずつ時間をずらしながら入れ、炒めます。最後にbの調味料と3の桜えびを戻し入れ、全体がなじむようにさっと炒め合わせ火を止めます。
- 器に4を色良く盛りつけます。