食用菊の酢の物2品

お祝い膳に秋らしい彩りを

モーリーの
“食用菊の酢の物2品”

写真/「食用菊の酢の物2品」

11月は文化の日、七・五・三、勤労感謝の日などの行事があり、お祝いごとの多い月です。そこで今月は、お祝い膳におすすめの食用菊を使った二品をご紹介しましょう。

菊の花は、古来より中国では、延命長寿の花として知られ、熱を鎮めて炎症を抑える作用があるともいわれ、薬膳料理によく使われています。

各地で菊花展が催されているこの時期に、香りの良い菊の花を味わってみませんか?

《材料:菊の花と鶏ささ身の二杯酢(2人分)》

食用菊の花 20g
  鶏ささ身 50g
少々
大さじ2
きゅうり 50g
二杯酢  
  大さじ1 1/2
薄口しょう油 小さじ1 1/2
紅たで 適量
酢、塩

《材料:菊の花とカニの身の三杯酢(2人分)》

食用菊の花 20g
  カニの身(缶詰) 30~40g
小さじ2
三つ葉 2合(300gほど)
土しょうが  
菊の葉(飾り用) 4枚
三杯酢
  大さじ1
薄口しょう油 小さじ1
砂糖 小さじ2/3

※食用菊は苦味が少なく香りが高いのが特長です。
花は酢の物、和え物、漬け物などにし、葉は揚げ物に用いることが多いです。

≪作り方≫

★菊の花と鶏ささ身の二杯酢
  1. 菊の花は手早く洗い、花びらをつみ取り、沸騰した湯に酢を少々加えてサッと茹でます。(酢を加えることで、きれいな色に仕上がります。茹で過ぎると食感が悪くなります)直ぐに冷水に取り、さらしてあくを取ります。軽く絞り水気をきります。
  2. 鶏ささ身は、塩少々大さじ2をふりかけ蒸し煮にします。(弱火で焦がさないように気をつけましょう)冷めたら、繊維にそってほぐします。
  3. きゅうりは、薄く小口切りにし、塩少々します。少ししんなりしたら絞り、水気をきります。(味をみて塩辛い時は、サッと水で洗った後、絞り水気をきります。
  4. 薄口しょう油を合わせて二杯酢を作ります。
  5. 1・2・3を合わせ、4の二杯酢で和え、器に盛ります。紅たでを少し天盛りにします。(食べる直前に和えます。和えて時間をおくと、材料から水分が出てきて水っぽくなります。また、色も悪くなります。)
★菊の花とカニの身の三杯酢
  1. 食用菊の茹で方は「菊の花と鶏ささ身の二杯酢」と同様です。
  2. カニの身はほぐした後、を振りかけておきます。
  3. 三つ葉は、サッと茹で冷水に取ります。水気を絞り3cm長さに切ります。
  4. 土しょうがは、針しょうがにします。
  5. 薄口しょう油砂糖を合わせ、軽く弱火にかけ、砂糖が溶けたら火を止め、を加え混ぜ合わせます。
  6. 1・2・3を合わせ、5の三杯酢で和え器に盛り、4の針しょうがを少し天盛りにします。


コメントは受け付けていません。