おもてなし料理にもなる秋の味覚
モーリーの
“里芋の鶏そぼろあんかけ”
十一月、日が短くなり、朝・夕の冷えもひとしお。秋の深まりを感じます。おいしさの増した野菜や果物が出まわり、食いしん坊にはたまらない季節です。そこで今月は、秋の味覚の「里芋」を使ったメニューをご紹介しましょう。
里芋には、高血圧予防に効果的なカリウムが含まれ、特有のぬめり成分には、消化吸収を良くする、免疫力を高めるなどの働きがあります。さらに食物繊維が豊富です。水分も多いため低カロリー、さつま芋の半分以下です。
栄養バランスが良く、しっかり味のついた鶏そぼろあんが薄味の里芋にからみ、美味しくいただけます。日常のお総菜はもとより、お客さま料理としてもOK!
晩秋を感じる和の献立で“おもてなし”はいかがでしょうか?
≪材料(2~3人分)≫
- 里芋
- 正味300g
- だし汁※
- カップ1 1/2
- 酒
- 大さじ1
- 砂糖
- 大さじ1/2
- みりん
- 大さじ1
- 薄口醤油
- 大さじ1
- 塩
- 小さじ1
- 土生姜
- 適量
-
- 鶏ミンチ肉
- 100g
- 砂糖
- 大さじ1 1/2
- 醤油
- 大さじ2
- だし汁
- カップ1/2
- 水溶き片くり粉
-
- 片くり粉
- 大さじ1/2
- 水
- 大さじ1
※だしは、昆布とかつお節でとります。
≪作り方≫
- 里芋はたわしでよく洗い、皮をむき、水にくぐらせさっと洗います。
- 1の水けをきってボールに入れ、塩小さじ1をふりかけ、手で塩をもみ込むようにして、ぬめりを取り、水で洗います。(ぬめりを取ると味がしみこみやすくなります。塩でもみ洗いをしてから、茹でこぼしをして、しっかりぬめりを洗い流す場合も有りますが、今回は里芋の持つ有効成分とねっとりした食感をできるだけ残したいので、茹でこぼしはしません。)
- 鍋に2の里芋とだし汁、酒を入れて火にかけます(中火)、フツフツしてきたら火を少し弱め、紙ぶたをして10分程煮ます。
- 3に砂糖とみりんを入れ、さらに5分煮て、醤油を加えます。弱火でコトコトと里芋に竹串がすーっと通るくらいやわらかくなるまで煮ます(煮ている間は紙ぶたをします)。
- 土生姜は針生姜に切り、さっと水にくぐらせザルに上げ、水けを切ります。
- 鶏ミンチ肉を鍋に入れ、火にかけ空炒りし、砂糖醤油を加えて、味をしみこませます。ここに、だし汁を入れ煮ます。水溶き片くり粉を入れ、とろみをつけます。再びフツフツしてきたら火を止めます。
- 器に4の里芋を盛り、6の鶏そぼろあんをかけ、5の針生姜を天盛りします。(針生姜の代わりに、柚子の皮をおろして散らしても良いです)