冬の紫外線対策

こんにちはサッポーです。
読者からのご質問をいただくのが毎日楽しみです。

どのようなところに悩みを持っておられるか……
どのようなきっかけとケアが結びついて、悩みが続くようになるか……

毎週の授業の焦点をどの辺りにあてるべきか、「サッポー美肌塾講義」の心強い参考書にさせていただいております。
今回は、そのようなご質問と回答風景を掲載いたします。

読者からの質問に答えます

 
 
《《B
B子
こういうスタイルってやっぱり好き。
悩みは他人ごとで聞くのがイチバン。
《《C
C子
他人の悩みなら平気で聞けるってわけだ。
悩みを聞いて相槌してる自分を見つけたら、気をつけな。
《《A
A子
あらっ、今日のおばさんはずいぶん辛辣ね。
B子さん返したら?
《《B おばさんに折り入って相談があるのだけど……。
《《C うん、何……って、乗らないよ!
(オー危ない、危ない)
S》》
サッポー先生
ハイ、授業に入ります。
 
 

“ハロー”さんからの質問です

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

先ほどの井戸端会議は今日の授業と関係ありません。
“ハロー”さんのお手紙を公開しますが、気にしないで下さいね。


■ “ハロー”さん のご質問

> 冬の紫外線対策について教えてください。
> 夏は日焼け止めクリームを塗りますが、冬の対策はどのよう
> にしたらいいでしょうか。外出時、家にいる時、それぞれ教え
> てください。


■ サッポーの返信

こんにちは“ハロー”さん

「冬の紫外線は結構あるのよ」…という話も聞くし、「冬にまで紫外線対策などと騒いでいたら、かえって肌を傷めるだけ!」と忠告してくれる友人もいる。
どちらが正しいのか、いろいろな情報がどれも正しく聞こえますね。

正しく理解しておくために、だいたいの基礎となる尺度を知っておきましょう。
紫外線は、波長の長さで大まかに分類されています。
私たちの肌が影響を受けるのは、UVA波(長波長紫外線)とUVB波(短波長紫外線)が有名ですね。

◆ UVA波(長波長紫外線)の特徴

日焼けして黒くなったり、シミやしわを作る大きな要因となっている紫外線です。

  • 真皮層まで簡単に侵入して破壊していくため、表皮の基底層ではメラニン色素が黒っぽくなり、真皮層では弾力繊維が壊されていきます。
  • 春から夏にかけて降り注ぐ量は最大で、誰もが注意する季節です。
    しかし、冬の最も少ないときでも、春夏の最大時の1/3程度の量が降り注いでいます。
  • 硝子を通過するので、窓辺の明るいところは要注意場所となります。
  • UVB波のように、すぐに肌が赤くなったり、皮がむけたりしないため、油断して長時間の被曝に気づかない紫外線とも言えます。

◆ UVB波(短波長紫外線)の特徴

肌が赤くなる火傷症状を起こすのが、この紫外線です。
SPF値はいくらか…という紫外線の防御能力を測る尺度の対象が、この紫外線です。

  • 表皮より奥の真皮層までは侵入しません。
    表皮だけを強烈に傷め被曝量が過ぎると火傷症状を起こします。
    角質のはがれを亢進するのも、この紫外線が大きな原因です。
  • 春から夏にかけて降り注ぐ量が最大になるのはUVAと同じですが、冬には1/4程度にまで減少します。
    冬に余り赤くならないのは、このためです。
  • 波長が短いため乱反射し、日陰にいても被曝量が多いのが特徴です。
    日向に比べ6割程度の被曝量があると考えましょう。
  • 屋内の場合、窓硝子をほとんど通過できないため、被曝の心配はありません。

以上を踏まえて、冬の紫外線対策を大まかに説明します。
言葉や説明が足らないところは、上の尺度を参考にご自分で判断してくださいね。

 
 

冬の紫外線対策

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

答えが見えてきたでしょうか? 紫外線対策度は、肌が紫外線を浴びる量で判断すべきなのですね。
紫外線量×浴びる時間…です。
つまり、外にいる時間が長いと、冬といえども、そんなに夏と変わらない紫外線防御の必要がある、ということです。

真夏では15分も続けて陽に当たるとなると、皆さん紫外線対策は必ず忘れないですね。
ところが、冬だと平気で1時間くらい陽を浴びていても平気、という感覚です。

前項の尺度で紫外線を浴びる量を計算してみましょう。
真夏の15分のUVAを100とすると、
冬の1時間は、【100×1/3紫外線量×4倍時間=133】です。
33%増しの紫外線被曝なんですね。
UVBの場合、【100×1/4×4倍時間=100】です。

冬だからといってうっかり長い時間陽に当たっていると、シミやしわを作る紫外線については夏より多くのダメージを受け、火傷の紫外線も夏と同じ量を受けている……。こんな感じですね。

▼ 結論

  • 冬といえども、紫外線対策は夏とそう大きく違えない。
  • 室内にいるときは、特に紫外線対策はしなくても良い。(これは夏でも同じです。)
  • お家にいるときでも、洗濯物干しなどで長時間陽を受ける場合、外にいると考えるべきです。

「えーっ、それなら夏と同じ対策が必要なの?」ということになりますが、ここに誤解があるといけませんので、捕捉しておきますね。

▼ 夏・冬の違いよりも、紫外線とのつき合い程度...が重要
▼ その時、その時の生活スタイルに合った方法...が重要

参考に、ある大学の皮膚科医グループが、適切な紫外線防止能力について提案していましたので、紹介します。

  • 日常生活……SPF値10未満でOK
  • スポーツ・レジャー……SPF値10~20、PA値+
  • 過激な環境のスポーツ・レジャー……SPF値21~、PA値++

としていました。
この辺りが世界的な標準でもあるようです。(PA値は日本だけの指標です。)

テニスやゴルフ、海山でのレジャーならSPF値15前後、PA値+。
晴れた日のスキーや、紫外線の強い地域、国でのレジャーは、SPF値21以上、PA値++といったイメージで考えましょう。

このように見ると、普段は少々の紫外線なら、ファンデーションだけで十分ということですね。
今日はしっかり対策する必要があるといったときに、日焼け止め下地を併用するといった感じでしょうか。

オッと、大切な基準を忘れるところでした。
日焼け止め下地の使い分けです。

▼ 紫外線対策は“肌に対する優しさ”が判断基準

紫外線対策をしっかりする必要があるとき、日焼け止め下地を併用することが多くなりますね。
でも、特に化粧崩れするわけでもないといったときは、日焼け止め下地は肌に優しい紫外線散乱剤(チタンパウダー等)を利用した下地クリームなどが適しています。

ところが、スポーツやレジャーで汗をかくのにたくさんの紫外線を受けるときは、肌に優しいパウダー方式(紫外線散乱剤)の下地やファンデーションでは汗で流れやすいもの。
また「チョッと化粧直し…」なんてこともできません。
こんな時は肌にフィットし、汗にも強い紫外線吸収剤を利用した製品がお勧めです。
スポーツが終われば洗顔し、化粧直しをしたあとはいつもの肌に優しい方式で仕上げる…これくらい出来ればベストですね。

紫外線はとても強いダメージを与えるものなので、一年を通じた対策が必要です。
こんな時はどの方法が肌に優しいのか…ケースバイケースで考えることがとても大切なのですね。

化粧品が原因のシミでもっとも多いのは、皮肉にも美白製品と紫外線吸収剤を使用したUV製品で、断然トップとなっています。
接触性皮膚炎を起こす方が確率的に多い製品なのですが、気づかない程度の炎症なので、使い続けて知らない内にシミを作っていると推定されています。
紫外線吸収剤を利用した製品は、汗に強い、崩れにくい製品を作りやすい、紫外線防止効果が安定している…等々長所も多いのですが、肌に対する悪影響も多いようです。
毎日使用に適したものではないのですね。

いかがでしたか?“ハローさん”。
これからのケアの参考になりましたでしょうか。

紫外線は防止したけど、接触性皮膚炎でシミを作ってしまった…ではいけませんね。
紫外線のダメージはとても強いので、大きな失敗をすると一日でもシミを作ってしまうことがあります。
しかし日常生活で受ける紫外線は、SPF値でいうと10前後、15もあれば十二分といえます。
日常のUV対策は、能力が低くても肌に優しいものであることが一番と考えましょう。
一年中ファンデーションだけで、たいていはOKというわけです。

 
 
 
 
《《B サッポー先生って、塾生には難しく講義してるんじゃない?
今日のお手紙は、いつもの授業よりずいぶん判りやすいもの。
《《C 他人のテーマはよく見えるのさ。
《《A でも、それぞれが思っている“わたしの基準”って、もしかしたらずいぶん差がありそうですね。
「紫外線対策はしっかり」などと聞いても、どれくらいしっかりなのか、受け取り方は様々なんですもの。
《《B そうよ。共通の基準がほしいわね。
これが一番という基準が。
《《C 下手に共通の基準など設けたら、トラブル続出だよ。
あたしの肌とB子の肌と同じ基準で良いと思うのかい?

ゆとり教育なんかしてる暇があれば、家庭科でも保健体育でもよいから、子供の授業に「スキンケア」を設けるべきだな。

S》》 大切なのは共通の視点をもつことです。
共通の視点があれば基準だけが一人歩きしなくなるのです。

ハイ、今日の授業はこれまで。

 
 

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