シミ解消策とはシミ対策を忘れること

 
 
S》》
サッポー先生

今回はシミ対策に取り組んでおられる“しな”さんからの質問をテーマに講義します。

読者の皆様も一緒に考えてみましょう。
「肌が育つケア」が少しずつ身に付いていきます。

S》》

“しな”さん、ネタにしてごめんなさいね。
とっても役に立っています。

 
 

増えていくシミに、様々な対策を試みるが、何一つ効果がない!?

 
 
S》》

シミは女性の肌にとって、悩みのトップグループに居座り続けています。

“しな”さんの場合、様々に対策を始めたのに、良くなるどころか、さらに増えているらしいのです。
これは大変です。慌てますよね。

S》》

下に、“しな”さんのご相談を紹介しました。
読者の皆様は、ご相談の中に間違いや問題点を幾つ発見されるでしょうか。
カウンセラーになったつもりで、一緒に考えてみましょう。

 
 

■ “しな”さんのご相談

> 初めてご相談します。
> 今年28歳、去年あたりから頬の辺りにくっきりとシミが、しかも、
> どんどん広がっています。去年は体内サプリでビタミンCをとり、
> ●●●●等シミがとれると謳い文句のクリームを3種類試してみ
> ましたが、効果がありません。
> 
> 今年から、化粧品にも着手し、いろんなサイトで口コミ等で紹介し
> ているシミが消える美容液等とりよせましたが、効果がなく、逆に
> 今までシミ以外は問題のなかった肌に、ニキビやできものができ
> たり、色が黒ずんできたりと肌にあわず、シミは大きくなる一方で
> す。どんどん化粧品をかえることもメラニンを作る要因だったよう
> な気がします。
> 
> 紫外線が良くないのは分かるので、営業で外回りしている間、
> 一日中しっかりカバーしてくれる紫外線カットクリーム(紫外線吸
> 収剤無配合)を一年中付けてます。
> やさしいクレンジングじゃ落ちないため、洗浄力の強いジェルや
> オイルクレンジングを使っています。(一緒に古い角質が落ちて
> いると感じます)
> 
> こちらのサイトで紹介している肌に優しいクレンジングで、紫外線
> カットクリームってちゃんと落とせるのでしょうか?落とせるのな
> ら、できるだけ肌に負担のかからない方法に変えてみたいと心
> から思っています。
> 
> 文章が長くなって申しわけありません。時間はかかっても構いま
> せんので、回答をお待ちしております。よろしくお願いします。


 
 
S》》

如何ですか?
“しな”さんに良いアドバイスが出来そうでしょうか?

 
 

シミは消える?消えない?

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

最初に結論からお話ししていきます。

医学的にはまだ本来の意味でシミを解消する方法は開発されていません。
もちろん化粧品においても同じです。
まるで何かの薬のように、この化粧品でシミが消えますというのは一つもありません。
この事実はしっかり知っておかないと、無駄な空しい努力を繰り返し、お金をつぎ込むことになります。

「それではシミは消えないの?!」
いいえ、シミが消える人はたくさんいます。これも事実です。
読者の皆様も、シミが消えたという一人や二人の事例なら、知っていたり、聞いたことが必ずあるはずです。

医薬品や化粧品でシミを治すことは出来なくても、肌はシミを消してしまう方法を知っているのです。

現象としてのシミは解明が進んでいます。
体内からの命令によって、シミを作っている場合もありますが、私達の悩む多くのシミは何か強い刺激(紫外線等)をきっかけに発生しています。
メラニンを作るメラノサイト(細胞)のDNA(遺伝子)配列が変わり、メラニンを量産し続けるようになったのがシミです。
残念ながら、現代医学ではこの根本的なところをどうすることも出来ません。
対症療法があるのみです。

しかし、肌の健康状態を維持していると、ある日突然、メラノサイトが正常化し、なぜかメラニン生産量も正常なペースに戻ることが知られています。
ある日が訪れると1~2ヶ月もすればシミはきれいになくなっています。

シミは間違いなく消えるのです。
しかし、その方法は肌だけが知っているというわけです。

 
 

シミ解消策とは、シミ対策を忘れ、肌の健康作りに取り組むことである

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

“しな”さんは、シミができたことに慌てて、様々なシミ対策に取り組まれました。
毎日シミのある肌を鏡で見る機会があるのですから、何とかしたくなるのが女心ですものね。

“しな”さんだって、本当は、シミを解消する確立された方法が何一つないこと位、ご存知だったはずです。
でも何かしたくなるのですね。
シミが消えるとはけっして表現してないのですが、「シミによい」とか、「シミが薄くなる」なんて言葉を見つけたら、「シミが消えることもあるに違いない!」と期待したとしても、そのことを責めることは出来ません。

彼女の場合、最初に取り組んだのは、「シミによい」とか、「シミが薄くなる」という化粧品をジプシーすることでした。
しかし、いずれも良い結果は見られません。
もし本当にシミが薄くなる効果が少しでも見えたとしたら、それは美白成分などを利用したもので、残念ながら、シミ解消とは無縁のものです。
運悪く、肌に合っていないことに気づかず、肌の健康度を低下させ、シミのできやすい肌にしていた可能性ならいくらでもあります。
実際に、彼女の場合、吹き出物がでるようになり、くすみが強くなり、シミは増え大きくなってしまいました。

もう一つ彼女の大きな失敗があります。

シミは紫外線が原因だというわけで、紫外線対策を大切にする余り、肌の健康を無視した紫外線対策を続けていました。
もちろん“しな”さんにそのような意図はありません。
これは知識不足、情報不足だったのでしょう。
耐水機能の高い製品を日々使用し続けてしまったのです。
水分量の少ない肌に変わっていったと考えられます。

なるほど、防御している化粧が崩れず、紫外線を防止するという意味では有効な成果を上げたと思われます。
しかし肌の健康度は日々低下し、半分の紫外線でも、倍の反応をしてしまう過敏さを持つ肌に変わっていったことが推定されます。
これではますますシミができやすい状態です。
耐水性の高い製品を優しく落とす方法を捜すこと以前の失敗でした。

シミを治すことが出来るのは、肌だけだということを、今一度しっかり再認識することが私達には必要なことのようです。
肌が本来の姿を取り戻すには、まず肌そのものが健康であることが、いつもベースになっていなければなりません。

肌の健康作りに取り組む場合、シミ部分に注目するのではなく、シミのない部分の、肌の調子が良くなっていく状態をこそ目指すべきなのです。
シミ部分を医薬品や化粧品の力を借りて薄くすることを目指すのでは、たとえ薄くなっても、けっしてシミは消えません。
メラノサイトが毎日メラニンを大量生産し続けているスイッチを切る決断をするのは、肌自身なのです。
肌は自らの健康に安心し、自信がある時にだけ、この決断を行うからです。

サッポーでは肌の健康状態を維持・促進する方法として、「肌が育つケア」を提唱しています。
メラニンの大量生産を続けるか否かは、肌が結論を出すことです。
私達は肌が出す結論の時期をコントロール出来ませんが、肌の健康作りはそんなに難しいことではありません。
肌が育つケアとは、肌の健康が育つことです。
多くの方がシミを解消されています。

▼ 参考バックナンバー

→ 既にできてしまったシミの解消策

 
 
S》》

“しな”さん。

早くサッポーに辿り着かれて良かったですね。
肌が育ち、健康になれば、肌はシミを必要としません。
それだけでなく、育った肌は美しさも備えます。
肌が育つケアへの取組、ご健闘を祈ります。

この度は、有り難くご質問を引用させて頂きました。
ありがとうございました。

 
 
 
 
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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