シミの一番いい解消法とは、シミの存在を忘れること

イメージ画像

シミは、ある程度年齢を重ねた女性にとって悩みの種です。しわやたるみなどと同じように老け顔を作る要因にもなっています。

シミを発見し「これは大変!」と対策を始めたが効果が出ない!それだけではなく、シミが増えたり大きくなったり……という声をよく聞きます。

サッポーのスキンケア相談室に相談をよせられた“しな”さんも、そんな状況に戸惑う一人です。

今回は“しな”さんのご相談を元に講義を進めていきます。

シミが増えていくのは、やはり老化には勝てないからでしょうか?

いいえ、そうではありません。

根本的に取り組み方が間違っているからです。それに、その取り組みがかえって、シミの進行につながるケースもあります。

本当のシミ解消法をみていきましょう。

様々なシミ対策を試す → 様々なトラブルが勃発

“しな”さんのご質問・相談

初めて相談します。
今年28歳、去年あたりから頬の辺りにくっきりとシミが。しかも、どんどん広がっています。

去年はビタミンCのサプリをとり、シミが取れると謳い文句のクリームを3種類試してみましたが、効果がありません。

今年から、いろんなサイトで口コミが紹介されているシミが消える美容液などをとりよせました。でも効果はなく、逆に今までシミ以外は問題のなかった肌に、ニキビができたり、肌色が黒ずんできたり。シミはさらに大きくなる一方です。

化粧品をどんどん変えることもメラニンを作る要因だったような気がします。シミをなくすには、どうしたらいいのでしょうか。

イメージ画像

“しな”さんはまだ28歳、シミができるには少々早いように思いましたが、外回りの営業のお仕事をされているとのこと。紫外線を浴びる機会が多いのですね。

さて、“しな”さんの場合はシミ対策をすることで、シミが大きくなり、ニキビやくすみまでできてしまったご様子。一体何が原因だったのでしょうか?

医療や化粧品でシミが解消?

医学的には、まだ本当の意味でシミを解消する方法や薬は開発されていません。もちろん化粧品も同じです。

シミが取れる○○やシミが消える●●という、美白剤を配合した医薬品や化粧品は対症療法でしかありません。つまりその効果は、シミが一時的に見えない状態を作るだけで、シミができない肌にするわけではないのです。

それだけではありません。

その対症療法が荒っぽい方法であれば、“しな”さんのようにシミの悪化や他のトラブルを招くことになります。

この事実は知っておかないと、空しい努力を繰り返し、余計なお金をつぎ込むことになります。

美白化粧品で肌が悪化するわけ

普通の化粧品は、角質層(バリア層)までしか浸透しません。しかし美白化粧品は、特殊な技術で角質層を通過させることができます。

カプセルに美白成分を閉じこめて肌の中へ導入し、そこで働かせるのです。一見良さそうに思えますが、肌にとってそれは異物でしかありません

危険を感じた肌は、美白成分を排出しようと免疫反応(炎症)を起こします。でもほとんどの肌は軽微な炎症で済むため、気づかず使い続けてしまうのです。

だから“しな”さんのように効果が出ずに使い続け、気づいたときにはシミやくすみが……となる人が後を絶ちません。

さらに使い続けると敏感肌になったり、白斑といって全くメラニンを作れない状態になったりします。

医薬品に比べて化粧品は美白効果が弱いのですが、だからこそ使い続けてしまう怖さがあるのですね。

皮肉にも皮膚科を訪れるシミ患者の多くは、美白剤と紫外線吸収剤による「接触性皮膚炎」が原因だそうです。

イメージ画像

肌だけが知っている「シミの解消法」

シミの特効薬のように思っていた美白剤が使えない……となると、シミをなくす方法はないのでしょうか?

いいえ、事実、シミが消える人はたくさんいます。皆さんの周りにもいませんか。

医薬品や化粧品では不可能でも、肌自身はシミをなくす方法を知っているのです。

シミ発生&消滅のメカニズム

肝班のように、ホルモンバランスの乱れなど体内からの命令によってできるシミもありますが、私達の悩む多くは、紫外線などによる強い刺激やその繰り返しをきっかけに発生しています。

メラニンを作るメラノサイト(細胞)のDNA(遺伝子)配列が変わり、メラニンを量産し続けるようになったのがシミです。残念ながら、現代医学ではこの根本的なところをどうすることもできません

しかし肌が健康な状態を維持していると、ある日突然なぜかメラノサイトが正常化し、メラニン生産量も正常なペースに戻ることが知られています。しばらくするとシミはきれいになくなっています。

シミ消滅のメカニズムについては、こちらの美肌塾も参考に

kougi_050

シミが消えていく秘密は、ある合図を肌におくること

シミの解消に最適なケア=“肌が育つケア”

メラノサイトが行っているメラニンの大量生産、このスイッチを切る決断は肌にしかできません。そして、その方法を知っているのも肌だけなのです。

まずは「シミを治せるのは肌だけ」ということを受け入れましょう。そして、肌の健康をキープすることが大切です。

といっても、シミだけに着目していると、シミの変化ばかりが気になって、肌が健康かどうかの判断は付きにくくなります。

イメージ画像

だから、シミのない部分で判断しましょう。シミは濃いまま、大きいままでも、肌の調子が良くなっていたら、それでOKなのです。

例えば、肌が柔らかいとかしっとりしているとか、毛穴が気にならなくなった……等々。

シミの存在を忘れる”とは、シミ以外の良い変化を大切にしていくということです。

サッポーでは肌の健康状態を作り、維持する方法として“肌が育つケア”を提案しています。

私達は肌の決断をコントロールできませんが、肌の健康作りは誰にだってできます。“肌が育つケア”で多くの方がシミを解消されています。

サッポー美肌塾で肌の健康作り、勉強していきましょう。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 美白化粧品で気がつかない炎症を起こし、シミやくすみが悪化する
  • 肌を健康にし、メラノサイトを安心させることが本当のシミ解消法
黒板に注目!


コメントは受け付けていません。