実は洗いすぎが原因?頭皮と髪のべたつき

髪や頭皮のベタつきに悩む女性のイメージ

サッポーには若い方、それも10代前半~後半の中学・高校生からのご相談も寄せられています。インターネットの普及によるものなのでしょうね。私たちの時代には考えられませんでした。

中には、お母様が10代の子どもさんの相談をされるパターンもあります。一見、スキンケアなんてまだ早い……と思えそうな若い世代でも、悩みを抱えている方は結構いらっしゃいます。

サッポーも、若い頃からスキンケアの知識に触れることは素晴らしいことだと思います。正しいスキンケアを知ることで確実に将来の肌は変わってくるからです。

ということで、今日は14歳の“Saya”さんからの相談を紹介します。“Saya”さんの場合、肌ではなく頭皮のお悩みのようです。

“Saya”さんの質問

私は2年前から頭皮と髪のべたつきに悩んでいます。

夜、シャンプーして朝起きると生え際がべたついていて、昼過ぎには前髪が脂でテカテカべたべたになってしまいます。なので、朝も前髪だけシャンプーしていくのですが夕方にはべたべたです。

色んなシャンプーを試したり、洗い方を見直したりしたのですが一向によくなりません。しかもこの頃、フケもたくさん出てきます。

どうしたら治りますか?

“Saya”さんは、思春期真っ只中なので、ある程度皮脂分泌が多い時期です。でも、これだけのべたつきは、他の原因がありそうです。

こうなると、スキンケアもヘアケアも基本的な対策は、10代でも20代・30代・40代……いくつになっても変わりません。

“Saya”さん、貴重なご相談、ありがとうございます。

14歳:頭皮と髪のべたつき

まず、大きく2つの方向で原因が考えられます。

原因1.洗い過ぎ

洗い過ぎとは、洗浄が頭皮の角質を必要以上に剥がすことに繋がり、新陳代謝(ターンオーバー=頭皮細胞の生まれ変わり)を活発化させ、頭皮細胞が急いで角質に変化するような循環になっていることです。

頭皮は、顔や身体と同じ構造の表皮です。ターンオーバーが早くなったことにより、未熟な角質細胞層(=バリア層)にならざるを得ず、バリアー力の弱い頭皮になっているのです。頭皮の角質は、乾きやすく剥がれやすくなります。これがフケの正体です。

また乾きやすくなった弱い頭皮は、守りを固めるために、ちょっとした環境変化に対しても、過敏に汗や皮脂を活発化させて頭を守ろうとします。

汗に皮脂が加わると、これらがエマルション化(乳化)し、汗が一気に乾きにくくなります。すると、べたつきが起こるのです。

原因2.頭皮で体温調節

もう一つのよくある原因としては、身体で汗を掻くことが少なくなっているケースです。

汗は体温を一定に保つために、とても大切な役割を果たしています。そして、汗を掻く汗腺は身体中にあります。ところが、頭皮がべたつく場合、この汗の体温調節機能の多くを頭皮にを負担させている可能性があります。

上の洗い過ぎで、汗が過敏に出るようになると、頭皮が自然とその役割を果たすようになります。他の身体中の汗腺達が居眠りを始めるのです。そんなに働かなくても、頭皮が体温調節してくれるから……と。

全身で汗がかけるように

頭皮の洗い過ぎをなくし、元通りに戻すのが解決の一つですが、怠け癖がついた他の汗腺を目覚めさせ、全身の汗腺を公平に働くようにしなければいけません。

その方法は、適度な運動です。汗を掻く機会を作り、頭皮も顔も身体も汗を掻かなければ体温調節できない状態にするのです。

“Saya”さんの場合、学生さんなので、日常的に運動されていると思います。となると原因は、洗い過ぎの可能性が高そうですね。

頭皮の洗い過ぎ、シャンプーの選択は?

“Saya”さんに、洗い過ぎが原因ですとアドバイスしたところ、以下のような返信をいただきました。

“Saya”さんの質問

頭皮と髪ががべたべたなのは、洗い過ぎが原因だと聞き、正直信じることができませんでした。脂がしっかりとれてないから、べたべたになるんじゃないかと疑問に思いました。

それで男性用のさっぱりするシャンプーを使ってみたら、2日後、頭のてっぺんがシャンプー後も重くぺちゃんこでやはり洗いすぎだったんだと納得しました。

手頃な、フケ・痒み用のシャンプーか、高いけど無添加でアミノ酸系のシャンプーか、どちらが一番わたしの頭皮、髪にあっていると思いますか?

べたべたの原因は、汗と皮脂の量が頭皮において多くなっていることがですから、この時、どのように考えるかが大事です。決して、「汗と皮脂が多いのだから、取り除けばよい」とは考えないで下さいね。

しかし、頭皮も肌と同じで、一朝一夕では育ちません。しばらくは頭皮もべたべた、身体も汗でべたべた…といったことになります。それを我慢できる強さが必要になってきます。

今後のシャンプー選びについては、洗浄力の強い製品を避けるのはもちろんですが、フケ・痒み用(特別な効果を謳った製品)もお勧めできません。

一時的な使用はいいのですが、継続するのは却って頭皮や髪によくありません。こういった製品は、医薬部外品になっている可能性があるからです。薬と同じような効能がある製品ですから、使い続けるのは、トラブルの元です。

また、肌に石けんが良いから、頭皮にも良いだろうと、石けんシャンプーを選ぶ方もいます。確かに頭皮には良いのですが、髪に弊害が現れます。

アルカリ性質がキューティクルの繊維質が傷み、また髪に残留したり、金属石けん(石けんカス)の発生し、髪に付着することで、きしみ・ごわつきが生じます。

金属石けんとは、洗髪時の水に含まれるミネラルと石けんの成分である脂肪酸が結合した物質のことです。

いずれも、よくすすいだり、専用の酸性リンス剤を使用することで解消されますが、少し面倒な方法ですね。それと、頭皮に湿疹が出来たり、フケが大量発生している時などは、敏感肌同様に使用は勧められません。

どんなシャンプーを選ぶべき?

これらに比べ、アミノ酸系のシャンプーはいいですね。洗浄力が控えめなので、洗い過ぎになりません。でも、だからといって、このシャンプーでゴシゴシ頭皮を擦っていたら、直接的な角質剥がし、つまり、洗い過ぎに繋がるのでダメですよ。

サッポーのハービアンシリーズもアミノ酸系の洗浄剤を使用したシャンプーや他も頭皮への優しさを考えた製品です。続けていると、頭皮の健康が生まれてきます。

(注:サッポーは18歳未満の方には販売しておりません。ご家族と相談して下さいね!)

“Saya”さんは、これから様々な製品との出会いがあり、スキンケアやヘアケアを意識するようになると思います。今のうちから、正しい知識を身につけておけば、スキンケア・ヘアケアが自然にできるようになります。また、若い時期は、適応能力も高く、たくさん知識も詰め込めます。

サッポー美肌塾で、勉強してみましょう。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 肌や頭皮のべたつきの原因は、洗い過ぎと運動不足
  • 特殊なシャンプーではなく、優しいアミノ酸系洗浄剤を選ぶ
黒板に注目!

編集後記

私が学生の頃、肌や髪の悩みはほっておくか、相談しても友達でした。友達が正しい知識を持っているとは限らず……今思えば、色んな製品を使って、失敗もしていた気がします。

このころ、サッポーに出会っていたらなぁ~(*^_^*)

「サッポー美肌塾」第454号 / 2010年4月7日 発行


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