旬の白菜とタラを使った温か料理
モーリーの
“白菜とタラのトマトソースグラタン”
二月。節分、立春と続き、暦の上では「春」になりますが、寒さは最も厳しい時季です。寒い時季の一番のご馳走は、やはり「温かいもの」ですね。「冬は暖かきように、夏は涼しきように」と千利休のおもてなしを表す言葉にもあるように、料理においても同じことが言えると思います。
そこで今回は、アツアツが美味しいグラタンをご紹介しましょう。主役は旬のもので、手に入りやすく、安価で旨みが増した「白菜」と「生タラ」です。トロッとしてコクのあるトマトソースと淡泊な味の白菜と生タラが相性良く、絶妙な旨みを出しています。
≪材料(2人分)≫
- a
-
- 生タラ※1
- 100~120g
- 塩、こしょう
- 少々
- オリーブ油
- 大さじ1
- 白ワイン
- 大さじ1
- 玉葱
- 30g
- 人参
- 10g
- セロリ
- 10g
- 白菜
- 100g
- 粉チーズ
- 大さじ1
- パン粉
- 適量
- パセリ
- 少々
- バター(グラタン皿用)
- 少々
- トマトソース
-
- b
-
- ニンニク
- 1片
- 玉葱
- 50g
- ピーマン
- 30g
- ベーコン
- 30g
- スープ※2
- カップ1
- トマト水煮(缶詰)
- カップ1/4
- トマトケチャップ
- カップ1/4
- バター
- 大さじ1
- 小麦粉
- 大さじ3/4
- ベイリーフ
- 1枚
- 塩、こしょう
※1…冷凍でもOKです。
※2…水カップ1にブイヨン顆粒2~3g加え火にかけ溶かしたもの。
≪作り方≫
- aの玉葱、人参、セロリはせん切りにします。白菜は長さ3cm、幅1cmほどの長方形に切ります。パセリはみじんパセリにします。
- 生タラは、1切れを25~30gに切ります。塩、こしょう少々し、オリーブ油と白ワインをふりかけます。ここに1のせん切りした玉葱、人参、セロリを加え、軽く混ぜなじませ、15分~20分程漬けておきます。(タラの臭みがなくなり、風味が良くなります。)
- トマトソースを作ります。鍋にバターを熱し(弱火で)みじん切りにしたbのニンニクを炒めます。香りがたってきたら、bのみじん切りにした玉葱、ピーマンと細切りにしたベーコンを加え炒めます。全体に火が通りしんなりしてきたら、小麦粉を振り入れさらに炒めます。(炒め方が足らないと、粉っぽくなるので弱火でゆっくり炒めましょう。)ここにスープを2~3回に分けて入れながら、きれいにのばします。トマトの水煮、トマトケチャップ、ベイリーフを加え、強火にして煮ます。フツフツしてきたらアクを取り、火を弱め15分程コトコトと煮ます。トロッとした状態になったら味をみて、塩、こしょうで調えます。
- 2個のグラタン皿に、バターをうすく塗り、白菜の1/4量をそれぞれの皿に入れます。上に2の生タラを漬けてある野菜もいっしょに2切れずつ入れます。その上に残りの白菜をのせ、上から3のトマトソースをかけます。粉チーズとパン粉を振りかけ、230℃に上がったオーブンに入れ、15分ほど焼きます。※温度と焼き時間は各家庭のオーブンにより多少の違いがあります。
- 焼き上がったら、上にみじんパセリを散らし、アツアツを供します。