作り立ても、一晩寝かせても絶品です
モーリーの
“なすのみぞれ煮”
八月。猛暑のまっただ中です。そこで今回は、夏の暑さを和らげる作用のある“なす”が主役の一品をご紹介します。
なすは90%以上が水分で、体を冷やす作用が有るため、火照り、だるさ、食欲不振、口やのどの渇きなどの熱が引き起こす症状を改善する効果があります。まさに夏に積極的にとりたい食材ですね。
「なすのみぞれ煮」は、作りたても美味しいですが、冷蔵庫で一晩寝かせると、味が馴染んだなすに、煮汁を吸った大根おろしがからまり、一段と美味しくなります。冷たくて口当り良く、食欲が無い時でもお箸が進みますよ。鍋(又はフライパン)一つで、手早く作れます。
なすがうま味を増し、栄養価が高く、しかも安価で旬な今、このレシピをレパートリーの一つに加えて下さい。
≪材料(2~3人分)≫
- 長なす
- 2本(300gほど)
- しし唐辛子
- 4~6本
- 大根
- 200g
- しょうが
- 適量
- サラダ油
- 大さじ2
- a
-
- だし汁※1
- カップ1(200cc)
- 薄口しょう油
- 大さじ2 2/3(40cc)
- みりん
- 大さじ2 2/3(40cc)
- 砂糖
- 小さじ1 1/2
※1…今回は昆布とかつお節でとっただし汁を使用しましたが、だしパックやインスタントの顆粒和風だしの素を使ってもOK!又もっと手間を省いてaを市販の天つゆやめんつゆで代用してもいいですよ。その時は、つゆの濃度に注意して下さい。
≪作り方≫
- なすはヘタを取り、縦に4等分にし、水につけあくを抜きます。水けをふき取った後、皮に斜めに切り目を入れ、4~5㎝長さに切ります。
- しし唐辛子は、爪楊枝で表面に4~5ヶ所穴をあけます。
- ボールにaのだし汁と調味料を入れ、よく混ぜ、合わせ調味料を作ります。
- 大根おろしを作り、目の細かいざるに移し水きりをします。しょうがはすりおろします。
- 鍋(又はフライパン)にサラダ油を入れ、火にかけ(中火の弱火)1のなすと2のしし唐辛子を炒めます。全体に油がなじんだら、しし唐辛子を取り出します(油が足りない時は、少し足して下さい)。
- 5に3の合わせ調味料を加え煮ます(中火)。フツフツしてきたら火を弱めます。なすに八分通り火が通ったら、5で取り出したしし唐辛子を戻し入れ煮ます。
- 6が煮上がってきたら4の大根おろしを加え、味をみてしょう油で味を調えます。ひと煮立ちしたら火を止めます。(大根おろしは煮過ぎると風味が落ちるので出来上がる直前に加え、温める程度で火を止めます)
- 器に7のなすとしし唐辛子を盛り、大根おろしのたっぷり入った煮汁をかけ、4のおろししょうがを天盛りにします。