鯛めし

桜の季節、桜鯛で旬の味

モーリーの “鯛めし”

写真/■レシピ名■

桜前線が日本列島を南から北へと進む四月は、入学、進学、就職など新たな旅立ちの季節です。

そこで今月おすすめする一品は、「めでたい」にかけて縁起の良い魚として祝い事に供される鯛が主役の“鯛めし”です。鯛は四月頃に産卵をひかえ、脂がのって美味しくなります。丁度桜の時季であることから「桜鯛」と呼ばれ重宝されます。

ところで“鯛めし”と言えば姿焼きにした一尾の鯛を、土鍋で炊きあげる豪華な料理として食卓を飾ることが多いですが、作る側にとってハードルが高いですね。でも、今回のメニューでは、切り身を使い炊飯器で炊くだけ。グ~ンとハードルが下がり、普段の膳に気軽に作れます。旬の今、一度チャレンジしてみて下さい。季節を感じながら食卓を囲むと会話も弾みますよ。

≪材料(2人分)≫

2合
鯛の切り身(骨つき※)
2切れ(200gほど)
少々
生姜
20gほど
木の芽
適量
昆布(5×10cm)
1枚
小さじ1/3
大さじ1
薄口しょう油
大さじ1
みりん
小さじ2

※骨の周りに旨味成分がたくさんあります。

≪作り方≫

  1. は洗ってザルに上げ1時間ほどおき、表面の水分を米に吸わせます。
  2. 塩少々をふり15~20分おき、身をしめます。
  3. 生姜は皮をむいて薄切りにし、これを重ねて細く切ります。水に放してザルに上げ、水けをきります(針生姜)。
  4. 2の鯛の水けを取り、グリルなどで表面に軽く焦げ目がつくように焼きます。(焼くと臭みが取れ、香ばしさが美味しさにつながります。ただし焼きすぎると身がかたくなるので気をつけましょう)
  5. ボウルにaの調味料を合わせて良く混ぜ、合わせ調味料を作ります。
  6. 炊飯器の内釜に、1の洗い米を入れ、5の合わせ調味料とで2合の目盛りまで水を加え、混ぜます。昆布4の鯛をのせ普通に炊きます。(昆布を入れることで、昆布のグルタミン酸と鯛のイノシン酸が組み合わさり、旨味の相乗効果でより美味しくなります)
  7. が炊き上がったら昆布を取り出します。鯛は骨をていねいに取り除き、身をほぐしてご飯に戻し、混ぜ合わせます。
  8. を器に盛り、3の針生姜木の芽をのせます。


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