- 肌が化粧水をグングン吸う!
- ツルツル、スベスベに!
- べたつかず、さっぱり!
- 毛穴の汚れがスッキリ!
等々……化粧品を使用してすぐ、このような感激があると「効果のある化粧品なんだ!」と思い込んでしまいます。でも、この感覚だけを頼りに化粧品を選択していて良いのでしょうか?
事実、これらは一時的なものに過ぎません。実際に肌そのものが変わったわけではないのです。
例えそうでも、肌に良い状態が現れる瞬間には誰もが大きな魅力を感じます。そして使い続ける。その効果を求め続ける……このような心理・行動パターンは、自然な成り行きなのかもしれません。
でも、この時の化粧品の選択・スキンケアの判断には、大きな落とし穴が隠されていることが多いのです。
シミやくすみが薄くなる・ニキビが治る・毛穴が目立たなくなる、素肌そのものがしっとり柔らかくなる、といった変化は、化粧品によるものではなく、肌を構成している一つ一つの細胞の質が変わらないと起こらないことなのです。
肌の役割と化粧品に求められること
肌は、日々健康で美しい角質を作り続け、私達を守るバリアーとしての役割を持っています。
上に挙げた様々なトラブルから回復するのは、肌自身が自らを作るという働きによるものです。「化粧品の力で回復しているのではない」という視点を忘れてはいけません。
なので、化粧品に求められることとは、
- 肌が根本から健康で美しくなること応援する環境作り
に他なりません。つまり、角質を劣化させるものであってはならないのです。
ところが、化粧品による劣化は目立つものではなく、またジワジワと進行するものが多いため、見えない落とし穴になっています。化粧品で見映えが良い状態が作れらても、同時にこのようなことが起こっていたら、肌の良くなろうとする力は発揮されません。もし、劣化のスピードが上回っていた場合、悲劇が起きます。
このような化粧品は、前日より少しだけ肌を劣化させます。しかし、再び使用するとその場で良い状態が作られるので、劣化に気付かないのです。そして。これが毎日続けば……。
ちゃんとケアしてるのに、なかなか肌が良くならない……このような場合、落とし穴に嵌っている可能性は高いと想像します。
それでは、どんな風にして化粧品を選択すればよいのでしょうか?ここでは、優先すべき2つの選択条件を案内しておきます。
- 角質に優しい化粧品、角質を傷めない化粧品
- 弊害なく、様々なダメージからやさしく肌を守る
その上で、あなたにとって使用感が良く、肌の美しさを演出してくれるものを選びましょう。
具体的な選び方については、下記の美肌塾を参考にして下さい。
「肌が求める化粧品」講義集
- 化粧品の使用感が良くても、肌が急に良くなったわけではない
- その場のキレイではなく、使い続けて根本から肌が健康になる化粧品を選ぶ
編集後記
化粧品をつけたとき、肌がしっとり、モチモチッとしたら、さも肌自体が生まれ変わったような感覚になりますが、実際はそんなことはあり得ません。
肌は月に一度のターンオーバーを経て、美しく育っていくものだからです。
でも、それも一つの魅力ではありますから、肌の健康を損なわないもので、且つ、使用感の良いものを選んで下さいね。
「サッポー美肌塾」第91号
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