『ボトルネック』……サッポー美肌塾読者にはお馴染みの言葉になったでしょうか?
- 「今回の企画は進行が遅い!」
- 「何か問題があるんじゃないか?」
- 「完成予定はいつだと思ってるんだ!」
なんて部長の怒声が聞こえた時に、ドキドキしているあなた!
「もしかすると、あのことが、ボトルネックになっているのかも?」
チームや組織で仕事をしていると、このような体験が少なからずあるはずです。
複数の人間が、チームで何かを作り上げようとする時、もしボトルネックが隠れていても、誰かが気付き、誰かが知恵を出し、修正が入ります。多少のドタバタがあったとしても、いつかは完成の日を迎えます。
でも、私達のスキンケアにボトルネックがあった場合はどうでしょう?
今回は、ボトルネック探しにあたって、取り組む姿勢についての講義です。
ボトルネックとは?
物事がスムーズに進行しない場合、遅延の原因は全体から見れば小さな部分が要因となり、他所をいくら向上させても状況改善が認められない場合が多い。このような部分を、ボトルネックという。(ウィキペディアより)
孤独なボトルネック探し
そもそもスキンケアは、孤独な一人仕事です。つまずいたときに原因となるボトルネックを探すのも独りで行わなくてはいけません。相談者・アドバイザーがいたとしても、最終的には独りで考え、独りで実行し、独りで評価(反省)し、自分なりの最善を尽くすことになります。
日々鏡を通して見る肌・感じる肌が成果であり、その評価は自己責任の世界です。主観的な自己評価の世界でもあるため、自己満足とある種の諦めが限界を作っているともいえます。このことがボトルネックがあるのに放置してしまう大きな要因になっているのだと、サッポーは考えます。
ボトルネックさえ発見できたら、それを修正するだけで、肌は再び育ち度を上げ始め、より健康になり、より美しさを増し、より強くなっていきます。ところが、いくら探し求めてもボトルネックが発見できない時があります。
「サッポーの言う通りに肌が育つ環境を作り、肌が育ち度を上げていくのを待っているのだけど、期待した成果には遠い、変化がない!きっと、何かボトルネックがあると思うのだけど……」
ボトルネック捜しとは、あるのか無いのか判らないものを探すような心細い孤独な作業といえます。このような時、どうしたらいいのでしょうか?
改善が進まない時、どう考え、どう行動する?
- 「これが私の肌の限界かも……」
- 「これが私の肌質、受け入れるより仕方がない。」
- 「どうしてよくならないの?!どこが間違ってるの?」
あなたはどのタイプでしょうか?
実際には単純に三つに分類するのは粗っぽいかも知れません。でも、これらの組合せや繰り返しもあると考えると、最後はこのいずれかに落ち着くようです。
1は、ボトルネックなど見つからないものだから、これくらいで満足しなければと、何となく自分を納得させるパターン。
2は、諦めることにより強制的に自分を納得させ、安心するスタイル。
3は、よくならないことが納得できないので、ボトルネックが何かを捜そうとしています。
サッポーは、必ずボトルネックが隠れているので、探し続けましょうと言います。3を続けよと言うのです。サッポーの言葉を信じてボトルネックを発見できる人は幸いです。
ボトルネックの一つひとつは、見つけてしまえば簡単なことばかりです。しかし、見えないものは見えない、気付かないものは気付かないのです。
ふと読み返したくなった本があり、本棚を捜すと見あたらない!あるはずなのにおかしいな?と思い、二度三度と捜しても、どうしても見あたりません。家族に、本棚に置いてた○○の本知らない?と尋ねると、「それならここにあるじゃないか!」うーん??確かにあるのです!
こんな体験はありませんか?
見落としがあったり、間違ったケアをしていても、本人は正しいと信じているのですから、気付きなさい、見つけなさい、と言うのはけっこう無理な注文でもあるわけです。それでもボトルネックを探し続けなければ、肌は育ちません。
探し続けることができたら、ボトルネックは必ず見つかります。問題はストレスなく、探そうとする意識を持ち続けられるかどうかにかかっているように思います。このとき、支えとなるのが、肌が育ち度を上げると、より健康に、より美しく、より強くなるという事実です。
「肌が育つと美しくなる」「肌は美しくなるようにできている」この事実を踏まえ、「自分の肌を信頼する」ことが根底に必要なのでしょうね。
ボトルネック探しにつまずいたときは……
ボトルネック探しの、方法の一つは、サッポー美肌塾で思い当たるケアやあなたのトラブルをキーワード検索してみることです。
そこで出会った講義を読み漁ってみましょう。一度読んだ講義でも、再度読んでいるうちに読み落としに気づくことがあります。また以前は読み取れなかった部分が理解できるようになることもあります。
それでもボトルネックが見つからないときは、スキンケアカウンセラーの登場です。
スキンケア相談室へ相談してみましょう。思いもよらない視点から肌やスキンケアを見ることができ、ボトルネック探しも順調に進んでいくと思われます。
でも忘れないでくださいね。ボトルネックを見つけるのは、あなた自身なのですよ。
「サッポー美肌塾」第462号
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