年代別スキンケアは必要?年齢ではなく、肌に合わせたケアを

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今回のテーマは『年代別スキンケア』です。

ティーン向け、シニア向け、40代・50代用といって販売される化粧品があります。確かに年代ごとに似たような肌の特徴や傾向があり、年齢に合わせたケアは理に適っているように思えます。

しかし、本当にそうでしょうか。

加齢と共に肌が老化するのは誰もが納得するところです。ただ、一人ひとりの肌を比べると、大きな個性差があることに気づくはずです。

まだ30歳なのに40代の肌に見られたり、60歳を過ぎてるのに40代の肌に見える人もいます。

女性の多くは10代後半からスキンケアを始め、生涯続けます。食事をするように、洋服を着替えるように、毎日の習慣です。

その時使用する化粧品やスキンケアに、優劣や上手下手は必ずあり、良い積み重ね・悪い積み重ねによって、10歳・20歳の肌年齢差が出てくるのは当然です。

サッポーは健康な美肌を目指す以上、年代ごとに使う化粧品を分けたり、スキンケア方法を一律化するなど、とんでもないことだと考えます。

それぞれに個性ある肌が、どのような化粧品・どのようなケアを望んでいるかは、肌の持ち主一人ひとりが、その時々の最適な答えを見つけてあげる必要があります。

そのためには、化粧品の役割を知り、今の肌が求めているケアを知ることです。

肌が求める化粧品とスキンケアの基本

1.洗い過ぎない洗顔

洗浄力のないクレンジング料と、肌に界面活性剤を残さない石けんの組合せがベストです。但し、肌が敏感な時の石けん使用は不可。

2.肌の代謝環境を整える保湿

化粧水や美容液で潤った状態が、肌の良き代謝活動を支えます。ニキビ用・美白用など特殊な化粧品の常用は不可。

3.乾燥から肌を守る保護

保湿された肌を乾燥から守るのが、乳液やクリームです。乾燥度合いにより、二つのアイテムを使い分けたり重ねたりします。

4.紫外線からの保護

紫外線はしみ・しわ・たるみの最大原因、日焼け止め製品やファンデーションで一年を通じ肌を守ります。紫外線吸収剤や耐水機能強化製品(ウォータープルーフ)は、特別な日のみの使用に限る。

5.ダメージや刺激を避ける習慣作り

風による乾燥、高い湯温による熱、タオルやティッシュによる摩擦……等々、日常生活の中にはたくさんのダメージや刺激があります。小さなマイナスも毎日積み重なると、大きな影響を与えています。

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年齢で化粧品やケアを決めるのは、無理があります。上の基本を踏まえ、それぞれの肌状態や環境に合わせたスキンケアの“加減”こそ、生涯を通じて肌が求めているケアです。

とはいっても、一般的に言われる年代別の肌についても特徴や傾向を知っておきたいところ。次項で解説します。

10代から60代以降、肌の特徴や傾向

実際は10代でも乾燥する肌や50代でもべたつく肌など、当てはまらない場合も多くあります。大まかに捉えるようにしてください。

10代後半の肌

発汗や皮脂分泌が活発で、ニキビができやすい時期です。しかし、多少の無理やワガママも許されます。肌の育つ力が強いため、傷めても回復は早いでしょう。

化粧品にお金をかけられない年代ですが、最低限クレンジング料と乳液やクリーム・UVケア製品は用意すべきです。足をのばせるなら、化粧水を追加。母親との共用もよいですね。

20代の肌

18歳頃から20歳にかけて、成長ホルモンの減少に伴い、いわゆる『肌の曲がり角』を迎えます。といっても、それなりのケアをしていたら、肌トラブルはなく、若さと美しさを満喫できる年代です。

10代の頃に活発だった汗や皮脂も落ち着いています。20代以降は、上の基本ケア5つを漏らすことなく、実施していきましょう。

30代の肌

出産や育児、仕事などで肉体的・精神的ストレスが重なる時期です。思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。

20代までは色んな化粧品やケアに興味があり、試したこともあったでしょう。30代はこれからの肌を見据え、基本のぶれないスキンケアを確立しておく時です。

洗浄からUVまで、一つひとつのケアの確立を目指しましょう。これがしっかり出来ていたら、40代・50代になった時、明らかな肌年齢の差が出てきます。

40代の肌

今までのスキンケアや肌管理の成果が現れる年代です。

しみ・しわ・たるみ・ハリ・透明感などの見た目の印象を左右する肌トラブルが目立つ時期でもあります。若さでカバー出来なくなっています。

ここで慌てて、やれエイジングケアだ!美白だ!と走ると、却って肌が育つことから遠のきます。

特別なケアをするのではなく、基本のスキンケアを見直しましょう。クリームで乾燥からの保護力を高めておく、化粧直しでUVケアをいつも万全な状態にしておく……このようなことです。

50代の肌

更年期を迎える時期です。肌に影響する人としない人がいますが、その間をどのように過ごすかが重要です。40代の延長で、とにかく肌を徹底して守りましょう。

またこの年代は、美肌を諦めてしまう人といつまでもキレイでいたい!という意欲を持った人に分かれる時期でもあります。ぜひ、後者でいて下さい。

60代以降の肌

肌年齢に10~30歳くらいの差が出てきます。化粧をすれば40代に見られる人や、逆に実年齢よりも老けて見られてしまう人もいます。

いくつになってもキレイでいたい!という想いは持っていたいところ。はつらつとした素敵なシニア世代を目指しましょう。

年齢は関係なし!大事なのは、肌が育つ状態をキープすること

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サッポーは以前より、学校の授業に肌管理の勉強を取り入れて欲しいと公言しています。肌の生理機能を理解し、“肌が育つケア”を始めるのであれば、本当は10代からが望ましいからです。

私達の身体を構成する一つひとつの細胞、その細胞核に刻まれたDNA情報(身体の設計図)は、一生変わることはありません。これら細胞がDNAに基づいて代謝活動を行い、様々な臓器・器官を作っています。皮膚も器官の一つです。

DNAは一生を通じて同じなのだから、正しいケアをしっかり続けていたら、年齢を重ねても本来の美しい肌に育つことができるはず。ところが、加齢と共に肌年齢に差がつくのはなぜでしょう。

それは肌を取り巻く環境、肌を支えている環境に、育ちを邪魔する “何か”があると考えるのが自然です。

サッポーの“肌が育つケア”を極めるなら、この“何か”の影響を小さくする努力が必要です。

肌年齢を若くする2つのポイント

表皮(肌)をとりまく環境を整える

前述の5つの基本を抑えたケアをしっかり行い、ダメージや摩擦等、肌との接点を見直す。

表皮(肌)を支える心身の健康

心と身体の良い状態が肌を健やかに支えます。

身体の一部である真皮層は、表皮(肌)を支える土台です。

真皮層の劣化は、しわやたるみ、凸凹、毛穴の開きとして表皮に影響しています。肌の栄養の補給庫であり、弾力性を与えます。

肌は、いつでも若い肌に変わる能力を持ち合わせています。しかし残念ながら、真皮層の劣化が起こると、支える能力が下がってしまいます。真皮層の作り替えには、早いものでも2年、多くは4、5年かかるからです。

例えば、60代から“肌が育つケア”を始めても、5歳・10歳若い肌に戻るのが精一杯でしょう。それはそれで価値ある成果ですが、“肌が育つケア”の効率が悪くなっていることは知っておきましょう。

だから、10代・20代から正しいスキンケアに出会って欲しいのです。実際に、サッポーのスキンケア相談室には若い方からのご相談がたくさん届き、嬉しく思っています。

10代の方が「40代の肌を見据えてケアをする」……というのは現実味がないかもしれません。でも、それが現実味を帯びるように、若い内から“肌が育つケア”が日常生活で当たり前のものになるよう願ってやみません。

10代のお子様やお孫さんがいらっしゃる方は、ぜひ教えてあげて下さい。正しいスキンケアを、親から子どもへ、孫へ、引き継いでいきましょう。

40代以降の老化を感じ始めた肌も、今から“肌が育つケア”を始めても遅くはありません。育つ能力は変わらずあり、心身の健康作りはいくつになってもできることです。今より若く健康な肌は着実に目指せるのです。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 肌年齢はあなたが作ってきた結果。これからも……
  • 肌には育つ力がある、実年齢より若い肌は十分可能
黒板に注目!

編集後記

年代別化粧品には、使えば良くなる!使っていれば安心できる!という期待感があります。これが特徴であり、魅力なのかもしれません。

でも、読者の皆さんはぜひとも、化粧品ではなく肌で判断する習慣を付けて下さい。そうすれば、年を取っても肌年齢は若く保てますよ。目指すは、実年齢より10歳、20歳若い肌です!!


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