素朴でホッコリする味
モーリーの
“いももち”
十一月。海の幸、山の幸が出揃う恵まれた季節です。そこで今月は秋に収穫され美味しい時期を迎えた男爵いもが主役の「いももち」をご紹介します。
北海道の郷土料理で主食にも、おやつやお酒のつまみ、そして味噌汁やスープの具にもなる重宝な一品です。
主役のじゃがいもの主成分はデンプンですが、美肌効果や生活習慣病に役立つビタミンCや、むくみの解消、高血圧予防に効能があるカリウムも豊富に含まれています。特にビタミンCは、ほうれん草やミニトマトと同じくらいの含有量が有り、しかもデンプン質に包まれているため加熱しても壊れにくく損失が少ないのが特徴です。作り方はとてもシンプルです。沢山作って冷凍保存もOK!
今回は油で焼いた後、しょうゆだれで仕上げましたが、バターやマヨネーズ+しょうゆのディップをつけたり、茹でて小豆あん、枝豆あん(ずんだ)、きな粉などをまぶしても美味。秋いもの美味しい今、「いももち」のもちもちした食感と素朴な味を、お楽しみ下さい。
≪材料(2人分)≫
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- じゃがいも
- 2個(200~230g)
- 片栗粉
- 大さじ2強(約20g)
- 塩
- 少々
- サラダ油
- 小さじ2
- a
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- しょうゆ
- 大さじ1
- みりん
- 大さじ1
- 砂糖
- 大さじ1/2
≪作り方≫
- じゃがいもは皮をむいて適当な大きさに切り、たっぷりの水が入った鍋に入れ茹でます。
- ボウルにaの材料を合わせてよく混ぜ、砂糖を溶かし、しょうゆだれを作ります。
- 1のじゃがいもが、やわらかくなったら茹で汁をを捨て、再び火に戻し、鍋を揺すって水分をとばします。(べとつかず、風味良くなります)
- 3を熱いうちにすり鉢に入れ、すりこぎでつぶした後よくすり、滑らかな状態にします。(口あたり良く、もちもちした食感に仕上がります)
- 4に塩少々と、分量の片栗粉を4~5回に分けて加え、その都度しっかり混ぜ合わせ生地を作ります。
- 5の生地を直径4cmほどの棒状にし、ラップで包みます。15分間休ませた後、端から1cm厚さに切り、丸く平たい形に整えます。
- フライパンに油を熱し、6を並び入れ中火で両面をこんがりと焼きます。
- 7をフライパンごといったん火からおろし、ぬれ布巾の上に置きます。(フライパンの温度を少し下げることで、仕上げに加えるたれの焦げつきを防ぎます)再び火に戻し、2のしょうゆだれを回しかけていももちにからめ、火を止めます。