季節を味わうあったか椀
モーリーの
“たらのおろし煮”
二月四日に立春を迎えますが、二月・三月はまだまだ寒い日が多いですね。そこで今回のメニューは、この時季に喜ばれる温かい一品「たらのおろし煮」です。
冬を代表する白身魚のたらと、やわらかさも甘みも増した大根や百合根、そして、ひと足早く春の訪れを告げる菜の花が、たっぷり入った温かな椀盛りです。
たらのタンパク質と、野菜のビタミン、ミネラルがバランス良く含まれ、煮汁ごといただくので栄養を逃しません。しかも、たらは低カロリー。ダイエット中の方にもおすすめですよ。消化もよく、お子様からご高齢の方まで召し上がっていただけます。使用する食材が手に入りやすい今、心と体にしみわたる季節の味をお楽しみ下さい。
≪材料(2人分)≫
- 生たら(切り身)
- 2切れ
- 塩、酒
- 各少々
- 片栗粉
- 適量
- 大根
- 200gほど
- しめじ
- 100g
- 菜の花
- 4~6枝
- 銀杏※
- 6粒
- 百合根(鱗片)
- 8~10枚
- a
-
- だし汁
- カップ2
- 酒
- 大さじ1
- みりん
- 大さじ1
- 薄口しょう油
- 大さじ1
- 塩
- 小さじ1/3~1/2
- 柚子の皮
- 適量
※無くてもOKです
≪作り方≫
- たらは一切れを2~3つにそぎ切りにし、塩、酒各少々をふりかけ、15分ほどおきます。
- 大根は皮をむき、すりおろしてザルにあげ、汁けをかるくきります。(カップ1杯ほどの量になります)
- しめじは石づきを切り、4等分します。
- 菜の花はしっかり水を吸わせてシャキッとなってから、塩一つまみ入れた熱湯で色良く茹でます。冷水にとり水けをきり、4cm長さに切りそろえます。
- 鍋に湯を沸かし、きれいに洗った百合根を茹でて取り出します。同じ鍋で殻を割って実を取り出した銀杏を入れ、茹でながら玉じゃくしの腹でころがすようにして薄皮をむきザルにあげます。
- 柚子の皮はせん切りにします。
- 1のたらの水けを取り(キッチンペーパーなどで)だし汁に入れる直前に薄く片栗粉をつけます。
- 鍋にaの材料を合わせ入れ、中火で熱します。フツフツしてきたら7のたらを一切れずつ入れ、2分程煮ます。次に3のしめじを入れ少し煮てから5の百合根と2の大根おろしを加えます。再びフツフツしてきたら弱火にし、塩で味を調えます。
- 4の菜の花に8の煮汁を玉じゃくしに1/2杯ほどかけて温めます。
- 器に8のたらとしめじ、百合根、9の菜の花を盛り、アツアツの8の煮汁をたっぷりかけ、5の銀杏と6の柚子のせん切りを散らします。