肌が育つケアを試したら……意外な結果が待っていた

サッポーの「スキンケアモニター」をご存じでしょうか。

サッポーが推奨する“肌が育つケア”に出会い、「良くなりそう」と期待をもっても、なかなか最初の一歩を踏み出すには勇気がいります。

そこで、実際に肌が育つケアをお試ししてもらおう！というのが、スキンケアモニターです。

参加者には、サッポーの化粧品５点を約１ヶ月間使用していただき、モニター前と後にアンケートをお願いしています。

その中で肌の変化を尋ねると、

「肌が柔らかくなり、毛穴が気にならなくなりました！」
「角栓が増えました……私の肌には合わないのかな？」
「続けてみましたが、あまり変化はありません。」

……等々、同じ製品を使い、同じスキンケアをしているのに、バラバラの答えが返ってきます。

これらを聞くと、「私の肌には大丈夫かしら……」と不安になるでしょう。でも、今回の講義を読めば、この不安はなくなります。

サッポーからすれば、何も不思議なことはなく、どの答えも肌が育つケアの成果が出始めていると推測できるからです。

どういうことか、見ていきましょう。

良い傾向とは思えないけど、良い傾向

どうして同じ期間、同じスキンケアをしているのに、違う結果になるのでしょう。

それは、当たり前ではありますが、肌が育つケアを始める前の肌状態や環境が一人ひとり違うからです。

でも、たとえそうであっても、アンケートでは参加者の８０％以上の方に良い傾向が出ています。

残念なのは、「良い傾向だ」と思っていただけない方がいることです。

スキンケアモニター参加者の戸惑いや葛藤

モニター中に肌が悪くなったと感じる人は、少なからずおられます。上の「角栓が増えた」以外にも、

肌がザラザラ・ガサガサしてきた
ニキビが増えた
毛穴が以前より目立つ
化粧のりが悪くなった

……などがあり、これらが複数重なる場合もあります。思わず、肌が育つケアをやめたくなりますが、同時に

肌の調子は悪くない
洗顔後のつっぱり感が減少している
肌は柔らかくなっている

等々、良くなった面も見受けられ、参加者は戸惑いや葛藤を覚えるようです。

さらに、そのことをアンケートで伝えると、サッポーから返信されたアドバイスには、

「肌が育つ成果が出ています」
「素晴らしい変化です」
「自信を持ってくださいね」

という意外な言葉が……。不思議に思い、アドバイスを読み進めると「過渡期の現象」というキーワードが出てきます。

そうです。これが良い成果だとサッポーが確信した理由です。

“肌が育つケア”特有の過渡期の現象

折に触れ、このサッポー美肌塾でもお話ししているのですが、これらの（望ましくない）肌の変化というのは、未成熟な肌が育ち始めると当然に訪れる、過渡期の現象なのです。

概要を解説しておきます。

肌が育つケアを始めると、今まで予定より早く剥がれていた角質が留まるようになり、肌上にビッシリと残ります。

この角質達は育ちが悪いため、乾きやすく、また角質同士をつなぐ細胞間脂質を分解する能力もあまり備わっていません。だからすんなり剥がれることもできないのです。

これが、カサカサ、ザラザラ、皮脂詰まり、毛穴の目立ち、化粧のり、角栓……等々の「過渡期の現象」の正体、育ちの悪い角質達が見せている姿です。

しかし、この哀れな姿の角質達のその下で、次に角質となる細胞が育っています。時間を与えられたことで、以前よりも少しだけ育ちの良い角質達が作られるのです。

これを何度か繰り返せば（ターンオーバー）、やがてよく育った（見映えもする）角質達で肌がおおわれる日が訪れます。