手軽にご馳走中華
モーリーの
“カニかま かに玉”
四月、五月は日も長くなり明るく過ごしやすい季節です。野菜も生命力あふれる筍、山菜、えんどう豆などが出回り食卓を賑わします。そこで、今回ご紹介するのは、旬の筍やえんどう豆を材料に加えた「カニかま かに玉」です。
中国料理の一つ「芙蓉蟹」俗称「かに玉」は本来“かに肉”を使いますが、このメニューでは“カニ風味かまぼこ”に代えて作るので、とても手軽で経済的です。
この料理の身上であるフンワリと仕上げるためのポイントは二つ。一つは多めの油を使うこと。もう一つは強火で短時間に一気に焼き上げることです。ほんのり焼き目がついた卵とえんどう豆の色合いが、この時季らしく食欲をそそります。
普段のおかずとしてはもちろんのこと、ちょっとしたおもてなしの膳にもおすすめです。
≪材料(2人分)≫
- 卵
- 3個
- カニ風味かまぼこ
- 50g
- 茹で筍
- 30g
- 長ねぎ
- 10g
- 生姜
- 5g
- 干しいたけ
- 1枚
- えんどう豆(茹)
- 大さじ2
- サラダ油
- 大さじ2
- a
-
- 塩、こしょう
- 少々
- 酒
- 小さじ1
- 水溶き片栗粉
- 小さじ1
- あん
- b
-
- 水
- カップ3/4
- 鶏がらスープの素
- 小さじ1
- 酒
- 大さじ1
- しょう油
- 大さじ1
- 酢
- 大さじ1
- 砂糖
- 小さじ2
- 水溶き片栗粉※
- 適量
- ごま油
- 小さじ1/2~1
※片栗粉1:水2の割合で作ったもの
≪作り方≫
- カニ風味かまぼこは細かく裂きます。茹で筍、長ねぎ、生姜、水で戻した干しいたけは細切りにします。
- ボウルに卵を割り入れて溶き、aを加え下味をつけます。
- 2に1のカニ風味かまぼこ、茹で筍、長ねぎ、生姜、干しいたけを加え混ぜます。
- 小さめのフライパンにサラダ油を熱し、フライパン全体にまんべんなくまわして油をなじませ3を流し入れます。強火にし、ひと呼吸おいて周囲が少し固まりかけてきたら、底の方から大きくかき混ぜ、丸く形づけながら半熟状に焼きます。裏返してさっと焼き、器に盛ります。
- 4を取り出した後のフライパンにbを入れて熱し、水溶き片栗粉で好みの固さのとろみをつけます。フツフツしてきたら、茹でたえんどう豆とごま油を入れ軽く混ぜ火を止めます。
- 4の焼き上がった卵の上に5のあんをたっぷりかけます。