化粧のり&化粧崩れを解消して毎日ハッピーに過ごそう

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化粧のりが良いと朝から幸せな気分になります。仕事に行くだけなのに、いつもよりアイメイクに気合いが入ったり、おしゃれをしてみたり♪

この化粧のりの良さ、肌状態はもちろん、下地(ベースメイク)の出来に左右されます

今回のサッポー美肌塾では、化粧のりの良い下地を作る方法や大事な視点を紹介します。

これをマスターすれば、化粧崩れの防止にも繋がります。一日中ハッピーに過ごせますよ。

化粧下地の選び方には注意しましょう

化粧のりをよくする方法や視点を紹介する前に、化粧下地選びのよくある落とし穴についてお話しておきます。

化粧のりをよくする下地、専用製品

もしあなたの肌が、化粧が上手くのらない・ムラができる・乾いて崩れやすい・テカって崩れやすい、という状態ならどうしますか?

手っ取り早いのは、このような状態を改善する化粧下地を使うことです。化粧がきれいにフィットし、崩れにくいのでとても便利です。朝の化粧タイムも時短になり、気分も上々です。

でも、良い状態はおそらく長くは続きません。そのうちにまた不満を感じて「もっと良い化粧下地」を探すように……。

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どうして、こうなるのでしょうか。

……肌が変わったから?

その通りです。しかも肌が変わったのは、この下地が原因だとしたら……?

どういうことか、みていきます。

1. 耐水機能を高めた化粧下地の場合

○○コン、○○シロキサンといったシリコン油を多用して汗や水を弾く、いわゆるウォータープルーフ加工された製品です。

シリコンの膜を肌に作り、その上から化粧をすれば、スルスル~とよくのび、日中汗をかいても化粧が浮いたり崩れたりしにくくなります。

またシリコンが肌の凸凹を埋めてくれるので、キレイな肌が即席で作れます。

しかし汗は弾かれ、肌を潤す水分の供給がストップします。汗は「天然の化粧水」と呼ばれるように肌になくてはならない存在なのにです。

使い続けると肌に乾燥傾向がでて、皮脂腺の発達していない部位ではかさつき、皮脂腺の発達した部位ではテカリやべたつきを覚えるようになります。

2. 紫外線吸収剤(UVケア)を配合した化粧下地の場合

化粧下地に紫外線防止効果があれば、日焼け止めにもなり一石二鳥です。SPF値の高い製品であればさらに嬉しいでしょう。

しかしSPF値の高い製品は、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、パラメトキシ桂皮酸エチルヘキシルなど(他にもたくさんあります)の、紫外線吸収剤が配合されている可能性があります。

紫外線吸収剤は、紫外線のエネルギーを吸収し、熱エネルギーに変換します。肌は紫外線ダメージを避けられますが、熱ダメージを受けることになります。

すると接触性皮膚炎を起こします。ある程度健康な肌であれば、微細な炎症で済むため、ほとんど感じません。

使い続けていると知らず知らず肌は健康を失い、徐々に敏感さが増していきます

いかがですか。

これらの製品は、使い始めは感動を覚えます。それが続けば、当たり前になり「これがないと!」と手放せなくなります。

やがて肌の状態が悪化し、1や2の製品を使っても化粧のりが悪い・化粧崩れが起こる、以前の状態に戻ります。次は「もっと良い化粧下地を!」と探し始めます。

これを繰り返せば肌は不安定になり、いきつく先は敏感肌です。でも化粧下地が原因だとは思いもしない……これって怖くないですか?

サッポーは、このような製品を否定しているわけではありません。TPOに応じて利用すべきだと考えます。

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たとえば、

  • お出かけやデート、特別なお呼ばれ……人と会うのに化粧のりが悪ければ、肌が気になって楽しめない!という日
  • 海やプール、スポーツやアウトドア……汗をかいたり水に触れたり、化粧直しができない!という日

このような特別な日に利用して欲しいのです。普段の日は、肌に負担のない優しい化粧下地が基本です。

それはどんな製品か?気になる人はこちらの講義をチェックしておきましょう!

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“肌が育つケア”UVケア製品の選び方

※UVケアの講義ですが、化粧下地選びにも参考になります。

化粧のりを良くする下地の作り方と最も大事な視点

さて、ここからが本題、化粧のりを良くする下地の作り方です。スキンケアの段階から行わなければいけません。

専用の下地を使わず、いつものスキンケアで下地を工夫する……これが肌の健康を損なわない、合理的な方法・考え方です。

でも、時間はかかります。状況に合わせた試行錯誤が必要だからです。

化粧のりを良くする下地の作り方

使用するアイテムや量を加減

肌はいつも同じではありません。肌を取り巻く環境や季節などの影響を受け、その都度スキンケア製品のなじみ度合いが変わってきます

それに合わせて使用するアイテムを変えてみましょう

たとえば、

  • 汗の多い夏は、美容液を控え、化粧水をさっぱりタイプに
  • 乾燥する春や冬、エアコン空間で過ごす季節は、乳液をクリームに

そして、それぞれの量を調整しながら、化粧のりの良い状態を試行錯誤します。

アイテムとアイテムの間の時間
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使用する製品と量が決まったら、次は間合いです。

  • 化粧水の後、乳液を塗るまで
  • 乳液の後、日焼け止めを塗るまで

など、間隔を短くしたり長くしたりして、ちょうど化粧のりの良い状態を見つけます。

化粧崩れの状態も日々観察し、化粧崩れの観点からも使用量や間合いを調整します。

いずれも失敗したら、また明日頑張ってみる!くらいの心で望みましょう。試行錯誤を続けているうちに、今の季節ならこんな感じ、今日の気温なら~、今の私の肌なら~がわかるようになってきます。

ここまでくれば、この先どんな状況になっても対応できるようになります。試行錯誤の努力が報われます。

時間はかかりますが、自分の肌を知る絶好のチャンスであり、得たノウハウは一生役に立ちます

肌が育つと化粧のりも化粧崩れも解消される

最後に最も大事な、下地の作り方とその視点です。

それはよく育った肌……健康で美しく瑞々しい肌を目指すことです。肌の水分保持力が高くなり、スキンケア、UVケア、化粧すべてのなじみが良くなります。

つまり、

肌が育つと化粧のりは良くなります。
肌が育つと化粧は簡単に崩れません。

これこそが根本的な解消法なのです。

ところが、肌が育つには時間がかかります。ターンオーバー(約1ヶ月)を経る毎に、徐々に化粧のりが良くなり、化粧が崩れが少なくなる……こういった経緯を辿ります。

それまでは下地作りのノウハウを探しながら、活かしながら、その時のベストコンディションを目指すこととしましょう。

肌は日々育とう、良くなろうと努力をしています。その努力をムダにしてはいけません。

もうお解りでしょうが、先述の1の耐水機能加工または、2の紫外線吸収剤を配合した化粧下地を毎日のケアに取り入れることは、肌の努力をムダにする行為です。

見せかけの化粧のりではなく、本物の化粧のりの良い肌を作っていきましょう。サッポーの“肌が育つケア”が役に立つはずです。

“肌が育つケア”のノウハウは、サッポー美肌塾の全講義が参考になるので、ここでは割愛しますね。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 化粧のりがよくなる!という下地にすぐに飛びつくのはやめよう
  • 化粧のりの良さは自分でノウハウを作る、肌が育つことが解消法
黒板に注目!


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