春の炊きあわせ

春の恵みいっぱいの美味しい一品

モーリーの“春の炊きあわせ”

写真/“春の炊きあわせ”

南から北へ、桜前線が一気に春を咲かせます。
桜のあと牡丹、芍薬などいろんな花が開き、樹々の緑もだんだん濃く美しくなります。
春たけなわの四月ですね。
食に関しても、八百屋さんや魚屋さんの店先には、彩り、種類が豊富な春野菜や魚介類が沢山出回ります。

そこで今回はそんな食材を盛り込んだ“春の炊きあわせ”をご紹介しましょう。
新ごぼう、新わかめ、そして鯛を中心に菜の花と木の芽を添えると、お皿の中は「春」そのものです。

もちろん旬のものは、おいしいだけではなく栄養的にも優れています。

≪材料(2人分)≫

鯛※1 2切れ
生わかめ 60g
新ごぼう 80g
菜の花 4本
木の芽 適宜
  だし汁 カップ1
砂糖 大さじ2
淡口しょう油 大さじ2
濃口しょう油 大さじ1
みりん 大さじ3
大さじ4
   

※1…鯛の他に、金目鯛、さわら、めばるなどでもいいですよ。

※2…生わかめが手に入らなかったら、干しわかめ、塩蔵わかめでもOK!

※3…今回は塩茹でをしただけですが、丁寧にする場合は、茹でて冷水にとり、絞った菜の花を、吸い物より濃い目の冷めただし汁にしばらくつけておきます。
一手間かけると歯触りもよく、色もよく、そしてしっかり下味もついている“菜の花”になります。

※4…だし汁は、昆布とかつお節でとっただしを使いました。

≪作り方≫

  1. 生わかめはさっと水で洗い、茎の堅い部分を取り除き、食べやすい大きさに切ります。
    しっかり水気をとっておきます。
  2. 新ごぼうは、流水の下でたわしで表面をこすり汚れを落とします
    ごぼうは皮と身の間にうま味があるので、皮をむかないこと。それに、新ごぼうは皮が柔らかいので、強くこすらないでも、皮も十分むけます)
    これを5~6cm長さに切り(太いものは縦半分に切ります)、水にさらした後、軽く茹で(茹ですぎないこと!)ザルに上げます。
  3. 菜の花は塩を加えた熱湯(500ccに塩小さじ2/3強程度の濃さ)で、サッと茹でた後、すぐに冷水にとり、色よく歯ざわりよく仕上げます。
  4. 鍋にaの煮汁の材料を入れ、2のごぼうを加え煮ます。
    煮立ってきたらを入れ、中火で落としぶたをして6~7分程煮ます。
    火を止める直前に1の生わかめを加え、さっと火を通すようにして煮上げます。
    あまり煮つめすぎないように気をつけましょう
  5. 器にごぼうわかめを盛り、煮汁をかけ、3の菜の花を添え、木の芽を天盛りします。

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