紅白膾のきゅうり巻き

赤、白、緑が美しく、お正月にふさわしい縁起物

モーリーの“紅白膾のきゅうり巻き”

写真/“紅白膾のきゅうり巻き”

明けましておめでとうございます。“新しい一年も元気で過ごしたい!”という願いをこめて台所に立たれる奥様方は、きっと新鮮な気持ちでいっぱいのことでしょうね。

さて、2008年最初のメニューは「紅白膾(なます)のきゅうり巻き」です。(生の材料を酢で調味したものをなますといいます。)なますに使う「酢」は、身を清めるとされ、すがすがしく新年を迎えるのにピッタリの調味料です。

紅白膾は水引膾とも言われ、平安・平和を願う縁起物です。これを書物に通じ文化の繁栄を願うという意味を持つ「巻き物」にすることで、より一層お正月にふさわしい一品となります。

お重に詰めても良し、オードブルやつき出しにしても良しと、いろいろな使い方ができます。簡単に作れますので一度チャレンジして下さい。

≪材料(きゅうり3本分)≫

大根 200g
人参 40g
少々
きゅうり 3本
 
  カップ1
小さじ1
 
切りごま ※2 大さじ1
B   大さじ3
だし汁 ※1 大さじ1.5
砂糖 大さじ1.5
少々
 
C   大さじ2
だし汁 ※1 大さじ1
砂糖 大さじ1
少々

※1 だし汁が無いときは、水でもいいですよ。

※2 白ごまを炒った後、包丁で切りごまにします。この時、キッチンペーパーに挟んで切るとごまが飛び散らないできれいにできます。

≪作り方≫

  1. 大根人参は縦にせん切りにし、別々の器に入れ、それぞれに塩少々を振り、しんなりしたら水気をしっかりしぼります。
    (塩けがきつい場合は、さっと水洗いしてからしっかりしぼりましょう。)
  2. B、Cともに火をかけ(軽く火にかけることで酢がまろやかになります)、砂糖が溶けたら火から下ろし冷やします。
  3. きゅうりはへたをとり、1本を3等分し(5cm程の長さ)、かつらむきの要領でむき、に漬けます。しんなりしたら水気をとり、2のCに漬け、下味をつけます。
  4. 2のBに漬け、しばらくおき味をなじませます。
  5. 切りごまを加え軽く混ぜます。
  6. 3のきゅうりを広げ(かつらむきが短く切れている場合は2~3枚重ねて広げます)、5の紅白膾を芯にしてくるりと巻きます。
  7. を斜めに半分切りにし盛りつけます。

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