桜餅(関西風)

ひなまつりにぴったりの関西風の桜餅

モーリーの“桜餅(関西風)”

写真/“桜餅(関西風)”

今年の冬は暖冬で、例年に比べ、ずっと過ごしやすかったですね。それでもやはり「春」は待ち遠しいものです。三月は、野山では雪どけが始まり、街の日ざしにも暖かさを感じる日が多くなります。

春の日ざしは、生あるものをいきいきとさせ、“何だかいいことが有りそうだ!“と、うきうきした気持ちになりますね。そんな期待感につつまれた時期にあるのが子供たちの成長を願う「ひなまつり」です。

そこで今回は、その「ひなまつり」のお菓子としてもピッタリの「桜餅(関西風)」をご紹介しましょう。市販の餡と桜の葉の塩漬けを使うと、驚くほど簡単にできますのでぜひ一度作ってみて下さい。

≪材料(10ヶ分)≫

道明寺粉 1カップ(約150g)
  熱湯 1カップ
砂糖 40g
食紅 少々
こし餡 250g
桜の葉(塩漬け) 10枚
桜の花(塩漬け) 10枚

※道明寺粉とは、もち米を洗ってしばらく水に浸した後、蒸し、乾燥させて粗くひいたものです。
「道明寺」という名は、大阪府藤井寺市にある道明寺(菅原道真公ゆかりの真言宗の尼寺)で、天満宮にお供えをしたご飯のおさがりを乾燥、貯蔵し、保存食として作られた「干しいい」が起源とされていることからつけられたそうです。

≪作り方≫

  1. 流し箱に熱湯砂糖と、水でといた食紅(色の具合をみながらほんの少しずつ入れないと、色が濃くなりすぎますので気を付けましょう)を入れ、桜色にします。
  2. 道明寺粉を振り入れ、しばらくおき(道明寺粉が十分に水分を吸収するまで)、蒸気の上がっている蒸し器に入れ、芯がなくなるまで15分ほど蒸します。
  3. こし餡は10個に分けて丸めておきます。
  4. 桜の葉桜の花は、さっと水で洗った後、ふきんで水気をきれいにとっておきます。
  5. 蒸し上がった2をボールに移し軽くついて粘りを出し(道明寺餅)、10個に分けます。
  6. 5の道明寺餅3の餡を包みます。(手のひらに少し砂糖を加えた水を軽くつけると、道明寺餅が手につかず包みやすいです)
  7. 4の桜の葉で巻き、桜の花を飾ります。(写真のように)

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