食欲をそそり消化のよい冷たいスープです
モーリーの“クリーム・ド・ビシソワーズ”
梅雨のきざしを知らせるように、梅の実が黄色みを帯びる季節になりました。
六月も半ば頃になりますと、蒸し暑い日が続くことが多く、食欲もにぶりがちですね。そこで今回は食欲をそそり、口当たりがよく消化吸収にすぐれている、冷た~いスープをご紹介しましょう。じゃが芋が主役のスープ「ビシソワーズ」は美容効果が高く免疫力をパワーアップさせる働きのあるビタミンCが豊富に含まれています。(加熱に弱いビタミンCですが、いも類の場合、でんぷんが糊化することでビタミンCが溶出しにくく、損失が少ないのです)
ムシムシしてスッキリしない日、冷た~いビシソワーズをたっぷりいただき、夏の紫外線から肌を守ると同時に、体に抵抗力をつけいきいきと過ごしましょう。
≪材料(4~5人分)≫ |
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※1 水1カップ半にスープキューブ1個を溶かします。 |
≪作り方≫
- ポワロー(又は東京ねぎ)は、白い部分を2~3mm幅の小口切りにします。セロリも同様にします。たまねぎはみじん切り、じゃが芋はいちょう切りにします。
- 鍋にバターを溶かし、ごく弱い火にかけて、ポワロー(又は東京ねぎ)とたまねぎを入れ、焼き色がつかないようによく炒めた後(たまねぎの甘みが出ると同時に美しい色合いに仕上がります)、セロリとじゃが芋を加えてさらに混ぜながら炒めます。
- 2にスープ1カップ半と塩、コショウ各少々を加え、弱火でコトコトとじゃが芋がやわらかくなるまで煮ます。
- 3の荒熱がとれたら、裏ごしします。(ミキサーやフードプロセッサーにかけてもいいです)(じゃが芋は、冷えると粘りが出ますので、必ずまだ温かいうちにしましょう)
- 4を鍋に入れ、牛乳1カップ半を加えて混ぜ、火にかけます。塩、コショウ各適宜で味を調え、フツフツしてきたら火を止めます。(スープは冷やすと。塩味が薄く感じられますので、少し濃い目の塩加減にしておきましょう)
- 5をボールに移しかえ、冷蔵庫で充分に冷やした後(スープを充分に冷やすことで美味しさが増します)、生クリームを加え混ぜます。(生クリームは彩り用に少し残しておきます)
- 冷蔵庫で冷やしておいたスープカップに6のビシソワーズをよそい、残しておいた生クリームを渦を描くように注ぎ入れ、さらしパセリをちらします。