雨に振り込められた日は、手作りのお菓子でティータイム
モーリーの“パリブレスト”
今年もまた、しっとり濡れたあじさいの花が美しい時期となりました。降り続く雨に“うっとうしいなぁー”と、ついつい思いがちですが、秋においしいお米を口にできるのは、この季節のお陰なんですよね。恵みの「雨」に感謝です。
さて、そこでしとしとと降る梅雨の一日、手作りのお菓子でティータイムというのはいかがでしょう。今回は、お子様からお年寄りまで幅広くファンが多い、シュークリームをご紹介します。一つ一つ絞り出すのではなく、ダイナミックに大きなリング状に絞り出す「パリブレスト」という名のシュークリームです。
この名は、1891年にパリとブレスト間で行われた自転車レースを記念して車輪を型どって作られたことから、つけられたそうですよ。とろーっと口当たりのよい中身のクリームと、サクサクとした食感の皮との相性は抜群でとってもおいしい!人数分に切り分けることができるのもうれしいですね。
≪材料≫ |
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※ フルーツは、キウイやパイナップル、白桃などでもおいしいですよ。
量も適当でいいですし、無くてもOKです。
≪作り方≫
★ シュー生地を作ります。
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鍋に水とバターを入れて火にかけ、沸騰したら薄力粉を加え、火を弱め、木べらで手早くかき混ぜながら3分程炒めます。
(沸騰したところに粉を入れることと、こがさないように3分程火にかけながら混ぜることがきれいにふくらむコツです) -
滑らかなかたまりになったら、火から下ろし粗熱をとり、溶き卵を1個ずつ加えてよく混ぜ、最後に卵白で固さを調節します。
(生地の固さを見ながら少しずつ加えましょう) -
2の生地を絞り出し袋に入れ、粉びきをしたオーブン皿に直径13~15cmぐらいの円に絞り出します。
この円の外側にもう一つ円を(お互いにくっつくように)絞り出します。
さらに二重円の中央にもう一回重ねて絞り出します。 - 3の生地の表面にスライスアーモンドを散らし、200℃に上がったオーブンで15分、180℃に下げて5分程焼きます。
★ クリームを作ります。
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鍋に卵黄、砂糖、小麦粉を入れてよく混ぜ、少し温めた牛乳を少しずつ加えて溶いていきます。
これを火にかけ、こがさないように絶えず混ぜながら濃度がつくまで煮ます。
火から下ろしバターを加え混ぜ合わせ、冷めてからバニラエッセンスを入れ、軽く混ぜます。 -
生クリームは氷水に浮かべながら泡立てます。
少しとろみがつきかけたころに粉砂糖を加え、しっかり泡立てます。
最後にブランデーを入れます。 - いちご、みかん、黄桃を適当な大きさに切りそろえます。
- 5・6・7を混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やします。
- 焼き上がった4のシューの上部を切り、8をつめ、フタをし、上から粉砂糖をふりかけます。
- 9を適当な大きさに切り分け供します。