手作りは市販品とは一味違い、何より安心です
モーリーの
“夏みかんのマーマレード”
私は、この時期になると、梅酒、梅サワー、梅干し、らっきょう漬け、そしてジャムやマーマレードといった具合に、保存食づくりに精を出します。
そこで今回は、クエン酸やビタミンC、B1が豊富に含まれている夏みかんを使った「マーマレード」をご紹介しましょう。
これらの栄養素は、疲労回復や風邪の予防、回復に効果がある上、女性にとってうれしい美肌作りに欠かせないものです。
皮ごと食べるマーマレードは、栄養的なことはもちろんのこと、パンにつけて良し、ヨーグルトやアイスクリーム、紅茶に入れても良し。また、鶏肉や豚肉の照り焼きのつけだれの中に入れても味やツヤをぐ~んとひきたてます。
まるで千両役者のようですね。
≪材料≫ |
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※1…皮も使うため、材料は全て国産、できれば有機栽培のものが安心です。また、夏みかんの他に、甘夏、オレンジ、ゆずなどでも同じようにおいしくできます。
※2…砂糖は果物の重さの50~60%程度が目安です。甘味をおさえると果物の香りや持ち味を楽しめますが、保存性が低くなります。
≪作り方≫
- 夏みかんとレモンは、流水のもとで丁寧に洗います。
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夏みかんの皮は、縦6~8等分に、浅く切り目を入れ、身からはずし、外側の皮を薄くむきます。
レモン1個分も皮を薄くむきます。 - 2の皮をボールに入れ、水にさらし、2~3回水をかえながら軽くもみ洗いします。
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3の皮を鍋に入れてたっぷりの水を加え、1~2度茹でこぼします(苦みをほどよく取ります)。
水気をきった後、夏みかんは5mm幅に、レモンは細切りにしておきます。 -
実は、袋と種を取ります。
レモン2個分を絞り、レモン汁を作ります。 -
鍋※に4の夏みかんとレモンの皮を入れ、ひたひたの水を加え、火にかけます。
水がほとんどなくなり、皮がやわらかくなったら、砂糖と5の果肉とレモン汁を加え、強火にして煮ます。
煮立ってきたら、火を弱め、出てきたアクを丁寧に取り除きます。(透明度のあるマーマレードになります)
木べらで時々混ぜながら、焦がさないように、全体に少しとろみがついてきたところで、火を止めます。(冷めると固くなるので、煮つめ過ぎないように)※鍋は酸に強いホウロウかステンレス製のものを使用しましょう。
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6が熱いうちに、消毒済みの保存瓶※に詰め、軽くふたをし、蒸し器で15~20分程強火で蒸します。
※瓶はふたと共によく洗った後、15分程煮沸消毒します。(もちろんふたがしっかり閉まる瓶を選んで下さい)
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7の瓶のふたをぎゅっと閉め直します。
瓶を逆さまにして粗熱が取れるまでおきます。※今回の保存法では、涼しい場所に保管した場合、半年は充分に保存できます。
開封後は、冷蔵庫に入れ早めにお召し上がり下さい。