夏のごちそうは「涼感」
モーリーの
“甘納豆入り抹茶水ようかん”
七月。半ば頃になると、梅雨も明け本格的な夏の到来です。この時期のご馳走は、何と言っても「涼感」です。そこで今回は、見た目も口にしても「涼しさ」「冷たさ」を実感できる和菓子をご紹介しましょう。
抹茶が入ったこの水ようかんは、抹茶の香りと、白あんの甘みとが寒天を介してうまく調和してとても上品な味です。食すると、ほんのり甘く、ひんやりとして口どけが良いので、カラダの中にスーッと入っていきます。汗もひき、暑さでグダーッとなっている体を癒してくれますよ。栄養的な面からみても抹茶は、茶葉をまるごと使っているため、茶葉に含まれている栄養素(βカロチンを始めビタミン群がバランスよく豊富)を失うことなく摂取できます。
暑さやまた、クーラーなどによるストレスが多い夏に負けないためにも、積極的に摂りたい食材ですね。
作り方は簡単です。寒天は気温が高い頃でも常温で固まるので扱いやすいです。ぜひ一度作ってみて下さい。
≪材料(9x15x5cmの容器1つ分)≫ |
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≪作り方≫
- 抹茶は分量の水の一部(大さじ2杯ほど)を加え、よく混ぜ、溶かしておきます。(茶せんを使うと、きれいに溶けます)
- 鍋に1で使った残りの水を入れ、粉寒天を振り入れます。
- 2を中火にかけ、混ぜながら煮溶かします。フツフツしてきたら、砂糖と白こしあんを3~4回に分けて加え、木杓子で混ぜながら全体を馴染ませます。再びフツフツしてきたら弱火にし、軽く煮つめます。(煮つめすぎると、口どけが悪くなるので気をつけましょう)
- 3に1の抹茶を茶こしでこしながら加え、混ぜ合わせ、すぐに火を止めます。(抹茶を加えて長く火にかけていると、香りがとびます)抹茶の濃度が濃い場合は、少し水を足してきれいに流し入れて下さい。
- 4に塩(ほんのひとつまみ)を加え、軽く混ぜます。
- 水をはったボールに5の鍋を浮かべ、混ぜながら粗熱をとります。
- 6に甘納豆を加え、さっと混ぜ、水でぬらした容器に流し入れます。
- 7を冷蔵庫に入れ、冷やしかためます。
- 食べる直前に切り分け、供します。