オニオングラタンスープ

玉ネギのこくと甘味が深い味わいを

モーリーの“オニオングラタンスープ”

写真/“オニオングラタンスープ”

今年もはや師走となりました。
今回は、フランスで冬によく作られる家庭料理“オニオングラタンスープ”をご紹介しましょう。

玉ネギのこくと甘味が十分に引き出されたアツアツのスープに、風味豊かなチーズとこんがり焼いたパンが浮かぶこの一品は、心を豊かにする深い味わいがあります。
ひとさじ、ふたさじ口にするほどに、体が温まりホッとした気持ちになりますよ。

人の集まりの多いこの時期、温かい手料理を囲んで、行く年、来る年の話に花を咲かせ、楽しいひとときをお過ごし下さい。

≪材料(2人分)≫

玉ネギ 1個(約300g)
にんにく(みじん切り) 小さじ1
サラダ油 大さじ1/2
バター 15g
小麦粉 大さじ1/2
白ワイン 大さじ1強

※1
  スープキューブ 1個
カップ3
グリュイエールチーズ(細切り) 50g
塩、こしょう 少々
   

※2
  バゲット 薄切り4枚
エクストラバージンオリーブ油 適量
にんにく 1/4かけ

※1…カップ3杯の水にスープキューブ1個を溶かして作ったブイヨン

※2…ガーリックトースト

≪作り方≫

  1. 玉ネギは薄切りにします。
  2. 厚手の鍋にサラダ油を熱し、にんにくのみじん切りを炒めます。
    香りが出てきたら1の玉ネギを加え、しんなりして少し色づくまで炒めます。(弱火で)
  3. バターを加え、木べらで時々混ぜながら弱火でじっくり焦がさないように、玉ネギがあめ色になるまで炒めます。
    (玉ネギの旨味、甘味が十分に引き出されます※)

    ※玉ネギをあめ色になるまで炒めるのに30~40分はかかります。
    時間のあるときに作って冷凍保存しておくと便利に使えますよ。

  4. 小麦粉を茶こしでふるいながら加えて、粉っぽさがなくなるまでしっかりと炒めます。
    (口当たりの良いスープに仕上がります)
  5. 白ワインを加え、アルコールをとばしながら、鍋の縁や底についている旨味を溶かし込みます。
  6. 温めたaを加え、コトコトと20~30分煮ます。
    塩、こしょうで味を調えます。
  7. 耐熱容器に熱い6を注ぎ、bのこんがり焼いたガーリックトーストを2枚ずつ入れ、細く切ったチーズを等分にのせます。
  8. 230~250℃に上がったオーブンに7を手早く入れ(パンを浮かべて時間をおくと、パンがスープを吸いすぎて食感が悪くなります)、チーズが溶けて、ほど良い焼き色がつくまで焼きます。

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