摩訶不思議!?透明感がアップすると、肌はくすんで黒っぽくなる

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肌色が均一でキメが細かく、シミやくすみのない……いわゆる透明感のある肌は、美肌を目指す人にとって究極の理想であり、憧れ。

でも、理想や憧れで終わらせないでくださいね。正しいスキンケア習慣と心身の健康が整えば、ターンオーバーが正常化し、肌に透明感が生まれます

しかし困ったことに、その過程で

  • 肌が黒くなる
  • くすみが増す
  • シミが濃くなる

といった現象が……実はこれ、良い傾向です。

しかし、求めている透明感とは逆の事態が起こるのですから、途中で不安になって、今のケアから離脱する人が続出しても不思議ではありません。

せっかく肌は良くなっているのに、間違ったケアに走ってしまって……。

この現象を知っている人と知らない人では、将来の肌に大きな差が生まれます。

肌は育っているはずなのに……

もう少し冒頭部分を詳しく解説しておきます。

まず正常なターンオーバーの元では、角質細胞に十分育つ時間が確保され、太った立派な角質が生み出されます。

そんな角質で覆われると、水分をたっぷり保持できる透明感のある肌が完成します。乾いて不透明だった肌から、しっとりと潤いのある肌に変貌を遂げるのです。サッポーでいう“よく育った肌”です。

そんな肌にある悲劇(?)が……

本格的なスキンケアに取り組み、数ヶ月。

気になっていた毛穴の目立ちやニキビは解消!全体的に肌の調子がよく、しっとりモチモチ、ツヤだってある。

なのに、シミやくすみはむしろ濃くなったような……!?

一体どうして、このようなことが起こるのでしょう。

シミやくすみの正体は、肌の奥にあるメラニンや毛細血管

角質層に水分が保たれ透明感が増すと、肌の奥までよく透けて見えるようになります。すると皮肉なことに、今まで不透明な肌に遮られていたメラニンや毛細血管が浮き上がって見えるのです。

習字の半紙を想像してみましょう。半紙に水を垂らすと透けて、不透明だった向こう側が見えるようになります。

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これと同じことが肌にも起こっています。悲劇でも不思議でも何でもない、自然な現象です。

このように解説すると納得される方が多いのですが、知らなければ、闇雲にシミやくすみが増えた!と慌ててしまうでしょう。ここで慌てないでくださいね。

気にすべきは、透けて見えるようになったメラニンや毛細血管の存在です。次項で解説します。

透明感が見せたのは、肌の真実の姿

透けて見えたメラニンは、いわゆるシミ(くすみ)予備軍と呼ばれるものです。

紫外線等のダメージを受けてメラノサイトがメラニンを大量生産しているものの、まだ肌トラブルには至っていない状態です。将来シミやくすみになるかどうかは、あなたのケア次第です。

また毛細血管が目立つのは、過去の炎症や血行不良によって血液が血管内に滞留しているものです。これも今後のケア次第で解消していきます。

これらのことから、透明感が増して現れたのは「肌の真実の姿」だと分かります。今まで見えなかった内面、トラブルに発展するかもしれない存在までが露呈されています。

肌は色々なことを私達に教えてくれているのですね。

メラニンや毛細血管の変化を見守る

ここでメラニンや毛細血管の変化をみる、経過観察の方法を紹介しておきます。

月に1回ほど、この観察をしてみましょう。もちろん、肌の調子や環境がよいことが条件です。

  1. 洗顔前に鏡を見て、シミやくすみの状態を観察します。
  2. 洗顔後15分くらい、何もつけずに過ごします。
  3. またシミやくすみの状態を観察します。
  4. 観察後、スキンケアをします。
  5. スキンケア後3分待ってから鏡を見て、シミやくすみの状態を観察します。
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洗顔前洗顔後スキンケア後と経過するにつれ、メラニンや毛細血管がよく透けて、シミやくすみが濃くなったように見えると思います。

洗顔やスキンケアで角質層に水や保湿が行き渡り、透明感が増していくからです。

観察を続けていき、1.3.5.のどんな状況でもシミやくすみが目立たなくなると、あなたは本当の意味で透明感のある美肌を手に入れたことになります。

メラノサイトが「もうこれ以上メラニンを作らなくてもいい」と安心すれば、生産量が減ります。毛細血管も作り変えが進み、本来の健康な姿になります。

特別なケアは必要ありません。心身の健康を維持しながら、“肌が育つケア”を続けることです。肌がさらに美しくなる姿を見守っていきましょう。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 肌の透明感が増すとシミやくすみが増えて見えるが、良い傾向
  • 透明感が増しても、くすまない肌が本当の美肌
黒板に注目!


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