サッポーがクレンジング料に求めるものは?
時々今日のタイトルのような質問を頂きます。サッポーの評価を言う前に、サッポーが最善としているクレンジング料を説明しておきます。その方が理解が早いと思います。
クレンジング、クレンジング料、化粧落とし、メイク落とし……様々な呼ばれ方がされていますが、サッポーは“メイク浮かし”と呼んでいます。もちろん本当の使命は、メイクだけでなく様々な肌の汚れになじみ、浮き上がらせるのが仕事です。
まだ役目を果たしている角質を大切にするため、洗浄力を一切持たないことを必須条件としながらも、様々な化粧や汚れに容易になじむことが求められます。毎日繰り返されるクレンジングが肌に負担なく優しく行える核となる大切なポイントです。
イメージとしては、クリームと乳液としっとりタイプの化粧水を混ぜ合わせたもので、クルクルと優しいマッサージでメイクや汚れを浮かす方法です。浮いた汚れは、拭き取りよりも、すすぎ洗いできる状態になるものが理想です。
- 肌に洗浄剤(界面活性剤)が残らない
- クルクルの摩擦が少なく肌に負担がない
- 洗い過ぎる心配がなく、何度使用しても肌に負担がない
- 様々なメイクや汚れに素早くなじみ、浮かせる
- 捕捉した化粧や汚れを肌に逆流させない保留性能が良い
サッポーの推奨製品は、このような条件を全て満たすクレンジング料です。
クレンジング料が備えるべきこれら条件の中でも特に大切にしたいのが、1の洗浄剤(界面活性剤)が残らないこと、つまり洗浄力がないことです。2~5は、品質性能と安全性をより高めるものですが、1さえ踏まえていたら、まぁ、オイルでもいいかな?と美肌塾で発信した経緯がありました。
オイルによるクレンジングの質問がよくあるのは、このような事情だと推定しています。
クレンジングにオイルはいいの?
「洗浄力のないクレンジングがいいのね!」
「じゃあ、オリーブ油やホホバ油でもいいのでは?」
オリーブやホホバの油脂に、汚れやメイク料を付着させて浮き上がらせようと言うものです。実際には、オリーブやホホバよりも、グレープシードオイルを好んで使用する人もいれば、スクワランやミネラルオイルが一番だと考えている人もいます。
これらの単一油脂をクレンジングに利用する利点は、先ほど解説した1~5のうち、1.肌に洗浄剤(界面活性剤)が残らない点が共通するのみです。サッポーが強調していた、肌に洗浄剤が付着する点は心配しなくてよいわけで、肌が育たない原因である角質を剥がれやすくする要素はないのです。
しかし、2~5については、不満な点が多くなると思います。
このようなわけでサッポーは、適切なクレンジング料が手許にない時の代替品としての利用は生活の智慧として覚えておいて損はないですよ~といったニュアンスで申しておりました。
ところが、舌足らずだったのでしょうね。これら単一オイルでのクレンジングを継続使用する方が多くいたようです。すると、どうしても不満な点が気になるのでしょう。間違った面が強調されて弊害が顕在化し始めます。
2. クルクルの摩擦が少なく肌に負担がない
3. 洗い過ぎる心配がなく、何度使用しても肌に負担がない
4. 様々なメイクや汚れに素早くなじみ、浮かせる
重いタイプの油脂もあれば、軽いタイプの油脂もあります。いずれもクルクルの摩擦が大きくなりがちです。水分相の存在がないからです。また、単一油脂だと様々な汚れとのなじみには限界があります。本来の目的である化粧浮かしとしては不満が残ります。
不満があるとありがちなのが、手指に過ぎた力が加わることです。角質を垢すりのように剥がしていたりして、結果として角質を大切にしないクレンジングになります。また油脂が肌に残っている感覚が気になって、そのあとの石けん等による洗い過ぎを助長しているケースもあります。
5. 捕捉した化粧や汚れを肌に逆流させない保留性能が良い
スクワランやミネラルオイルのような軽い油脂は汚れの保留性能は優れているので、敏感な肌には優しくてよいのですが、汚れ浮きがよいとは残念ながらいえません。他の植物油類はそこそこの汚れ浮かしができるのですが、保留性能がなく、浸透性能があるので、敏感な肌には侵入リスクが高まります。
サッポー美肌塾に寄せられる多くの体験談を参考に、オイル(単一油脂)によるクレンジングを評価すると、以上のようになります。あちこちから耳に入り、目にする口コミに、意外に良い評価と悪い評価が混在するのは、上のような事情が影響しているとサッポーは推測しています。
- 結論1. (単一)オイルによるクレンジングは、いざという時の代替品として位置づける
- 結論2. 多少化粧や汚れが肌に残ってもよいスタンスでの利用が良い結果となる
このように考えましょう。
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