イルミネーション☆冬の寒空注意報

イメージ画像:冬のイルミネーション

イルミネーションを楽しむ‥‥このようなカルチャーが全国のあちこちで生まれ定着しています。サッポーの住む大阪でも、中之島通り、中之島公園を利用した複数のイルミネーションイベントがクリスマスまで開催中。御堂筋沿道では来年の1月半ばまで約2キロに渡る様々なイルミネーションが街を彩ります。(※配信当時)

星の瞬きさえ見られない都会の新しい風物詩なのかもしれません。夜という影を利用した光の織りなす彩が、静寂、躍動、幻想、神秘を演出しています。ふと、この情景にすっかり溶け込んでいる自分を発見した時、夜の散歩が病みつきになる方の気持ちが理解できた気がします。

でも、これはサッポーの美肌塾講義でした。冬の夜は寒いのです。寒さは美肌にとって大きな障害になっています。

イルミネーションをカップルで楽しむも良し、家族で楽しむも良しなのですが、あとで後悔しないように、肌の寒さ対策の備えについて講義しておきます。といってもスキーをしたりバイクに乗るような時の備えではありません。何気ない日常における備えです。気づかないままに私達はけっこう肌をいじめているのです。

寒さでいじめられた皮膚は、肌の育ちにブレーキがかかります。ブレーキ程度ならいいのですが、やがて育ちが停止し、後退が始まることも多いのです。

  • 肌の血行が悪くなり、代謝活動が停滞
  • 肌の乾燥が進行し、角質層がもろくなる

こんな状況の繰り返される肌が、次第に元気を失い同時に美しさも失っていくのは容易に想像がつくことです。でも、この変化に気づくことはありません。

前回のサッポー美肌塾「便利なものには弊害もある ~マスク編~」で、冬の風が与える影響と風除けツールの一つ“マスク”の功と罪に集中して講義しておりましたが、今日の寒さへの備えも同じようなところがポイントになります。

紫外線予報や花粉情報はメジャーな扱いがされるようになり、注目されるところとなりましたが、冬の寒さなんて当たり前すぎて、いつもの習慣で対応するだけ…に流されているのが現実ではないでしょうか。

読者の皆様におかれては、ぜひ美肌塾の成果を出して頂きたく思います。一枚上手の対処が習慣になっていたら、冬を過ごすたびに歳を加えていく……こんなことはなくなりますからね。

防寒グッズと寒さに対応したスキンケア

寒いだけで肌は乾燥する

前回は、風に要注意ということで利用の多いマスクに絞ってお話ししておりましたが、ポイントはやはり風です。でも、もう一つの要素、“寒い”というだけですごく乾燥することも知っておきましょう。

「湿度は60%台なのに乾燥するの?」

顔は血液でいつも温められています。皮膚表面の温度は気温が5度でも、5度にはなりません。常に気温より高いのが普通の状態です。ということは皮膚表面の湿度だけが低下するわけです。空気中の水分量は変わらないのですから。つまり乾きやすい状態です。

こんな説明より、「暖かいものは乾きやすい」といった方が理屈抜きで実感できますね。寒いと汗による水分補給もなくなりますから、肌表層の水分は極端に減少します。寒い冬は肌が乾燥する……風に吹かれなくても乾燥すると覚えておきましょう。

肌を寒空にさらしてはいけない、防寒グッズは化粧品同様に美肌作りには欠かせないということです。

防寒グッズ:ネックウォーマーに注目

首周りをカバーするのが効果的

マスクも防寒グッズとして使えますが、一般的には、マフラーやショールです。サッポーはそれらの備えがあれば十分だと思っています。使い方の巧拙はありますが……様々な場面に対応できますからね。

でもここで注目したいのがネックウォーマーです。様々な商品が市販されていますが、かさばらなくて、けっこうオシャレなものも多いのです。いつもバッグの片隅に備えておき、いざという時にサッと取り出して使用できる優れものです。

普通は首周りや顎の辺りをカバーするだけですが、ちょっと引き上げると目の下辺りまで覆うこともできます。もう一つ予備を持っていたら、頭からかぶり、目の上まで降ろすとフェイスマスク(目出し帽)の完成です(^_^;)

ちょっぴりガードしたつもりから、完全防御スタイルまで、それも工夫次第でけっこうソフトに決めることができるのですから、これはお薦めです。探す価値あり!ですよ。

その他には、手袋が必携品です。手袋など必要のない生活スタイルの方も多いのですが、案外いじめられているのです。手袋着用の習慣が付くと本当はもっと美しい手指が可能なのです。働き者の手指が美しいとどれだけいいか、普段の心がけ次第です。

寒い時のスキンケア

寒いだけで乾燥する、ちょっと風があると乾燥の弊害は数倍に、これらの対応に防寒グッズの存在は貴重です。でもこれらも、スキンケア次第で大きく影響を受けてしまいます。寒い時の肌の乾燥効果はすごいのですから……。保湿と保護のケア加減について、整理しておきます。

化粧水や美容液による保湿ケアの強化
  1. しっとりタイプの化粧水で保湿ケアを強化する
  2. 乾燥しやすい部位、あるいは全体に美容液で保湿強化
  3. 台所用ラップを利用して化粧水で保湿パック

寒いというだけで、少しは保湿度合いを強化すべきです。絶えず乾燥する力が働いているのですから。風との付き合いがあるならなおさらです。1だけでもそれなりの保湿強化が出来ますが、2を併用すると、さらに強化できます。3の後2を加えるとかなり強力な保湿ケアとなります。

まずこの、保湿加減について知っておきましょう。でも、赤みの発生等炎症がちな過敏さを持つ肌は、3の保湿パックはしてはいけません。

乳液やクリームによる乾燥保護のケアの強化
  1. 乳液で保護する
  2. クリームで保護する
  3. 乳液にクリームを重ねる

保護力は 1 < 2 < 3 の関係です。

この3つが基本パターン。後は量の加減で、乾燥からの保護力を加減します。保湿ケアは肌を癒し、元気にします。でも、乾燥から守る力はあまりありません。必ず乳液やクリームなどの油性化粧品での守りを優先することが必須です。

いかがでしたか?

イルミネーションを楽しむ…にも、「備えあれば憂いなし」
いつでもさっと使えることが、肌に対するエチケットですよ。


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