肌のケア、心のケア

 
 
《《C
C子
うーん、確かに憂鬱なときは顔も曇るからね。
元気のあるときは、表情だって明るいよ。
これは…肌も関係してるのかい?
《《B
B子
おばさんも沈んでいるときがあるんだ?!
私なんかしょっちゅうよ。
そんなときに限って、人の気も知らないでニキビがブツブツ言ってくるの!
でも、今年美肌塾に通うようになって、ニキビとの会話もなくなってしまったけど。
《《A
A子
私、くまができるんです。
理由は想像つくのだけど…。
毎朝主人を送り出さないといけないでしょう。
でも月に一度くらいだけど、子どもが不思議にむずかるときがあるの。
いつも2・3日続くものだから…きっと睡眠不足なのね。
S》》
サッポー先生
まず、肌のもう一つの側面を見ていくことにします。
 
 

肌の働き

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

心の状態と肌の関係は、とても深いつながりがあります。
スキンケアの観点からもポイントを押さえておかないと、“肌の美しさの秘密”を解くことができません。
いつもとちがった視点で肌を知ることにしましょう。

肌そのものは、化粧品がつくっているわけではありません。
作っているのは、身体そのものです。
身体はいつも良い状態を作ろうと、働いています。
肌(皮膚)も同じです。
いつも良い環境をつくるように働き、その下で精一杯の良き自分であろうとしています。
このような働きは“ホメオスタシス”などと呼ばれていますが、恒常性維持機能と言った方が判りやすいですね。

ところが、肌にとって良き自分であるということは、けっして美しくあると言うことと、いつも一致していないのです。
つまり、肌の良き自分を維持する機能(肌のホメオスタシス)とは、

  1. 身体の保護
  2. 異物の侵入防止
  3. 水分蒸散の阻止
  4. 体温調節
  5. 感覚の受信
  6. そしてもう一面の大切な機能が、

  7. 心や身体の状態を報せる(表現する)
  8. 美しく魅(み)せる

という7つの機能です。

1~5の機能は、生命維持機能とも言える、とても大切な肌の働きです。
6、7の機能も良く考えてみれば、肉体としての種の保存、生命維持機能といえるものです。

ここでしっかりノートして欲しいのは、1から6の機能のいずれかに障害があると、7の「美しく魅せる」ための肌の働きが弱められてしまう、と言うことです。

 
 
《《A サッポー先生、肌がいろいろと大切な働きをしているのは判りましたが、スキンケアとどういう関係があるのですか?
《《B 肌はいろいろな役割を果たさなければいけないから、美しくなるためだけに働くわけにいかないってこと?
《《C 答えは心のケアが大切、と言うところになるんだろう?
そして、良き肌と美しい肌が必ずしも一致しない……。
ということは、たぶん……肌が美しくなると言うことと、心の働く方向を一致させる……そんな心のケアがあるんだよ。
S》》 今日のCさんは心の窓が開いている様子。
まさにその通り。推理力がさえてますよ。
 
 

心のケアが大事なわけ

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

身体の保護、異物の侵入防止、水分蒸散の阻止、体温調節、感覚器官としての働きなどは、スキンケアとも重要な関係を持っている機能です。
塾生のあなた達はもうよくご存じですね。

見過ごされやすいのは、前段の6、心や身体の状態を報せる機能が肌に与える影響です。

  • 疲れた時、あなたの肌はどうですか?
  • 睡眠不足、あなたの肌はどうですか?
  • 生理の時、あなたの肌はどうですか?

何かのサインがでていたはず。
小さなサインの時もあれば、大きなサインもあります。

  • 仕事が進まないとき
  • 人付き合いがうまくいかなかったとき
  • 恋に破れたとき
  • 上司とうまくいかないとき
  • 人を嫌いになったとき
  • 収入に不安があるとき
  • 迷いがあるとき
  • 愛する家族が期待通りでないとき
  • プライドが許せないとき
  • 自分がつまらない人間に思えるとき
  • ……・・

このような一つひとつの場合に、肌は反応しています。
しかも、いつも好ましくない反応です。
精神的ストレスといえば一言ですが、心の状態には悩みや不安の数だけ、いろいろな場合があります。
そして、その深浅は様々というわけです。

一方、こんな時、あなたの肌はどうですか?

  • 夢があるとき
  • 目標ができたとき
  • 俄然やる気が起きたとき
  • 人を好きになったとき
  • 恋をしたとき
  • 生きがいを持っているとき
  • ……・・

このような一つひとつの場合にも、肌は反応します。
しかも、いつも好ましい反応です。

この反応を司っているのが、心の反応です。
心と肌をつないでいるのが、脳を初めとする神経系であり、内分泌であり、免疫系の細胞群です。
しかし、ケアしなければいけないのは“心”というわけです。

 
 
《《B わぁーっ、心のケアってむずかしそう!
一つひとつ見ていたら、コントロールできないとも思えないけど。
でも……やっぱりむずかしそう。
《《A うーん、確かにそうですよね。
でも、どれくらい肌に影響してるのかしら?
《《C 私の肌には関係ないね。
イヤ、いいとこだけ関係してるようだよ。
ホラ、見てご覧よ。この肌。
《《B (言えてる!悩むことなんてない人だもんね)
S》》 悩みを持つも、希望を持つもあなた次第!心は自由です。
……と、一言で解決法を伝えることができない分野ですね。

心の悪影響を受けながらでは、いくら理にかなったスキンケアをしていても、一定以上に良い結果は出ません。
逆に心の良い影響を受けていると、スキンケア以上の効果が出てきます。
まさに「肌に対する責任はあなた自身にある」ということですね。

この続きは次回といたしましょう。

 
 

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