女性の顔剃り・男性の髭剃り、正しい方法で肌への負担をなくそう

顔を剃る女性のイメージ

女性は顔剃り、男性だと髭剃り、がよく使われる表現でしょうか。女性からも男性からも、質問や相談をいただきます。だからというわけではありませんが、今日の講義では、女性にも男性にもよく分かるようにまとめたいと思います。

ホルモンバランスの違いにより、女性の顔に生える毛は細く、男性のそれは太く硬いので、一緒に説明されると何か違うような感覚を覚えますが、基本は同じです。むしろ、肌や毛の違いを認識しながら学習した方が、理解が深まり、応用が利くようになります。

女性の顔の毛は生えている場所により太さや長さに違いがあり、さらには個性差があります。これは男性にも言えることですね。

ここでは、この顔に生えた毛や髭はそり落とすことを前提にお話しします。全く剃らない人達もいるのですが、そこには触れず、肌を傷めずに剃ることに焦点を絞ります。また、よく質問を頂く項目については追加で解説します。

肌を傷つけずに、いかにして毛を剃るか

上の見出しがこれからの解説の全てを物語っています。
肌を柔らかく滑らかにし、さらに顔の毛をも柔らかくした上で、剃刀の刃をあてると肌を傷つけることなく処理ができるのです。

以下、その基礎知識と方法論です。

肌を傷つける原因……基礎知識

  • 剃刀と接する肌(角質)が硬いと、剃刀の刃に引っかかる
  • 剃刀の刃の切れ味が悪いと、細い毛でも引っかかる
  • 毛が硬く太いと剃刀の引っかかりも大きく、肌が巻き込まれる

この三点を解消すれば、肌を傷めたり、赤みや炎症を作るようなことはなくなります。

剃刀をあてる肌と毛の準備……柔らかく滑らかにする

1.肌表面が保湿されて柔らかい状態をつくる
  • 洗顔後しばらくは柔らかい。入浴中は柔らかい。化粧水をつけると柔らかくなる。
  • 毛が太く硬い場合や男性の髭には、入浴中がベストなタイミングとなる。

→いずれの方法でもOK。ケースバイケースで考えるのがよい。

2.肌表面を滑らかにする
  • シェービングフォーム(orジェル orクリーム)をつける。男性用、女性用は問わない。
  • 石けんの泡でも滑らかになるが、洗い過ぎや炎症を促進する傾向があるので推奨できない。
  • 代用として使うならサッポーのクレンジングクリームがおすすめ。乳液でも可。

切れ味の良い剃刀の用意……切れ味の良さが引っかかりを無くす

上等な直刃剃刀は抜群の優秀さ
  • 細かいところまで小技もOK、ただし使い慣れるまでが至難の技。
  • 手入れさえすれば何年でも使えるが、これがまた面倒。
上等な替え刃のT字型剃刀はそこそこの優秀さ(※1)
T字型剃刀
  • 手入れ次第で、替え刃1個で10~20回は使用可能。
  • 使いやすく、安全性が高い。
  • 肌の部位によっては使用に無理がある。

※1:T字型剃刀
男性が多用するタイプですが、女性が使用しても何も問題ありません。ただし、最近は、深剃りのできる3枚刃や4枚刃の剃刀が主流なので、肌に強く押し当てて刃を滑らせるのは厳禁です。深剃りは、同時に角質を削っているからです。これでは肌が育ちません。女性も男性も軽くあてて滑らせるだけにします。

どんなスタイルの剃刀(※2)でも、安物は切れ味が悪い
  • 太い毛や男性の髭は硬さもあり、安物使いは剃刀負けの大きな原因になっている。

※2:電動シェーバー(電気剃刀)
便利ですが、男性用は刃の手入れが難しく、切れ味が悪くなっていても、気づかず使っているのが実態です。頻繁に刃を替えることもしません。また乾いた肌に押し当てて使用するため、ついつい力が加わり、摩擦によって角質が削り取られています。しかし最近では、シェービングフォーム等と一緒に使えるタイプのものが販売されています。これならかなり安全だといえるでしょう。
女性用の場合は使い方次第です。男性用に比べて切れ味が劣るため、太い毛には使用できません。でも女性の毛であれば、たいていは大丈夫でしょう。

以上を正しく理解し、使い慣れたら、上手な理容師の手を借りずとも、あなた自身で肌に優しいむだ毛処理が可能になります。当面は、あなたの肌を実験台に経験を積み、腕を磨いていきましょう。

顔剃り・髭剃りの疑問点あれこれ

赤みや炎症のあるときの処理は?

どんなに優しく処理したつもりでも、炎症のある肌の感受性は何倍にもなっています。回復が遅くなるだけなので、すべきではありません。

むだ毛はそもそも剃った方がよいの?悪いの?

肌の健康という意味では、剃らない方がよいのです。見た目の問題をあなたがどう評価するか?ということです。やはり、『剃りたい!』と言うことなら、今日の講義を参考に、マイナスの少ない処理に努めることです。

アフターケアはどうしたらいい?
アフターケアはいつも通りのスキンケアを

基本はいつも通りのスキンケアでOKです。しかし、肌を傷めた自覚がある時は、ワセリン(orエスカバー※)とUVケアのみにします。

※サッポーの敏感肌用クリーム。ワセリン同様、肌に浸透・侵入しにくい造りになっている。

むだ毛処理の頻度は?

当講義に沿って適切なむだ毛処理ができていたら、毎日でも大丈夫です。でも女性の場合、男性のように早く伸びないので、毎日剃る必要はないはずです。

毛を抜くのはよくない?

肌と毛根を傷つけているのは事実です。ただ、どの程度の影響があるかは様々。基本的に、サッポーは毛抜きはお薦めしません。

毛を剃ると 毛が太くなるのはホント?

剃ると太くなるという事実はありません。剃り口が斜交い(はすかい)になり毛の断面積が大きくなるので、太く見えているだけです。毛の切り口が垂直だと断面積は小さくなり細く見えますが、それは深剃りをしたということなので、良い剃り方とはいえないでしょう。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 顔剃り・髭剃りには適切な道具とテクニックが必要
  • 顔剃りで肌を傷をつける3つの原因をしっかり自覚する
黒板に注目!

編集後記

毛が生えているのには、意味があるといいますが、要らない部分には要らない!肌もその一つですね。本当に眉毛とまつ毛以外は要りません!(笑)

でも、生えてしまうものは仕方がない(^^;)極力ダメージのない方法で排除しましょう。

「サッポー美肌塾」第075号 / 2002年5月31日 発行


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