秋の乾燥…備えはできた?:肌チェックの視点

秋の乾燥…備えはできた?

 
 
《《A
A子
秋になると、いつも急に肌がこわばりだして、保湿!保湿!って騒いでいましたけど、今年は秋のすがすがしさを楽しめる……そんな感じですね。
《《B
B子
私もニキビだらけだった頃は洗顔した後が大変!
あーっ、つっぱる!って化粧ボックスまで超特急。
化粧水に頬ずりしてたもの。

今年は秋風に、「アラッ、ちょっぴりつっぱり感を感じる..今日は後で保湿パックでもしておこうかな」って、余裕よ。

《《C
C子
そういえばB子の肌、ベタベタした感じがなくなってるな。
《《B そうなの。
あの頃は、あんなにつっぱっていたのに、すぐにヌメヌメしてきてた…。
今は皮脂が少なくなったのかな?
《《C 「角質層が変わると肌が変わる」ってのは本当にホントだな。
皮脂の分泌が落ち着いてきたのさ。
S》》
サッポー先生
ハイ、授業に入ります。
 
 

秋本番...肌チェックの視点

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

秋の気候は心地よい季節です。
しかし、肌にとっては少しだけ乾燥気味な環境です。
化粧品だけで十分に調整できる範囲ですが、この「少しだけ」というのがくせ者です。

いつもの感覚でケアをしていると、知らず知らず肌(角質)を傷め、気がついたときは冬を迎え、慌てて肌の回復に努めるがそう簡単に肌は回復してくれない…過ごしやすい季節だけに注意が必要なのです。

まず今の肌をチェックします。

準備すること

  1. いつもの化粧を落とす洗顔料
  2. 固形の石けん
    固形の洗顔石けんがないときは浴用石けんでかまいません。

テストの実施

  1. いつもの化粧落とし洗顔料で化粧を落とします。
  2. 次に石けんを手のひらで泡立て、石けん洗顔をします。
  3. よくすすぎ洗顔した後、タオルを押しあて肌の水分をふき取ります。
  4. ふき取ったあと、肌には何もつけず、肌のつっぱり感と状態を観察します。

観察の要領と注意

  1. 何もつけない状態で30分間程度、肌の声を聞き、状態を観察します。
  2. つっぱり感をとても強く感じる場合は即刻中止し、化粧水をつけていつものケアをします。テストは終了です。
    つっぱり感以外にヒリヒリしたり、ピリピリと刺激を強く感じる場合も同様にすぐに中止します。
    けっして「これくらい平気」と言って続けないようにします。
  3. つっぱり感を感じるが、我慢できない程ではない場合、

    • つっぱる部分
    • つっぱり感の程度

    を観察します。

  4. 一方で肌が乾く程度について、時々指先で肌に触れながら見ていきます。

    • 乾きの早い部分
    • 次第に肌の硬さを感じる部分
    • 毛穴が目立ってきたように感じる部分
    • 次第にかさついてきた部分
  5. 30分経過したら終了。いつものスキンケアをします。

評価とケアの判断

  1. つっぱり感がとても強い
    ヒリヒリ・ピリピリする刺激を感じる
  2. 角質層がかなり乱れています。
    角質が作られ、はがれていくテンポが速くなっている状態です。
    一つひとつの角質が未成熟で保湿力が弱く、バリアーとしての機能もかなり低下しています。
    これでは表皮の健やかな成長が望めません。

    真剣にサッポーの言う“角質ケア”に取り組む必要があります。
    今のままでは冬の乾燥に間に合いません。
    毎日の肌の努力が報われない状態です。

  3. それなりにつっぱり感を感じる
  4. 秋の乾燥環境において多少のつっぱり感は、そう心配する必要はありません。
    しかし、そこそこにつっぱる場合は要注意です。
    つっぱり感は、肌から水分が逃げていくスピードが速いほど大きくなるものです。
    水分が逃げやすい肌とは、保湿力のない肌のことです。
    つまり成熟していない角質で角質層(バリアーゾーン)が作られているからです。
    チョッと油断したり、間違ったケアを続けていると、

    • かさつき
    • 肌理(キメ)
    • 毛穴
    • 過敏肌
    • 皮脂分泌の乱れ

    などのトラブルが進行・拡大していきます。

    気づいた今なら、適切な“角質ケア”を始めることで、冬の乾燥をしっとりとした健康な肌で迎えることができるでしょう。

  5. 乾きが早い、硬くなる
  6. これは程度の問題であり、つっぱり感の程度に比例するものです。
    しかし、かさつくところまで到っていないのは救いです。
    肌の状態は、前記の

    2. それなりにつっぱり感を感じる

    と同じように考えて対応します。

    一方で今までのケアの間違い探しをしてみましょう。
    その視点は、

    • 角質を傷めていなかったか、
    • 角質のはがれを促進していなかったか

    を中心に、いつものケア、いつもの生活習慣、いつもの肌環境を振り返ってみることです。
    思い当たることがいくつか見つかるはずです。

  7. かさつきが出てくる
    肌理の粗さ・毛穴が目立ってくる
  8. かさつく部分は見た目にもわかるように角質が次々とはがれているところです。
    はがれを補うために次々と作られているのですが、未熟な角質なのですぐに傷み、はがれてしまう…悪循環に陥っている状態です。

    一方、毛穴が目立つところや肌理の粗いところは、比較的皮脂分泌機能に恵まれているところです。
    皮脂のおかげで、例えべたつくことが多くても守られているので、かさつく現象としては現れません。

    しかし、かさつくところと同じように、角質が作られ、はがれていくテンポが速くなっています。
    未熟で水分の少ない縮んだ角質で肌が作られているため、必然的に肌理が乱れ毛穴が開くのです。

    この場合の原因の多くは、洗顔料の間違い、もしくは意識した角質はがしにあります。
    幸いなことに皮脂が活発化し、必死に肌を守っていますが、いつか皮脂機能は後退し、一気にトラブル肌に進展します。

    かさつく肌、肌理が粗い肌、毛穴が目立つ肌…‥肌がこのような状態にあるのは、かなり深刻に受け止めるべきです。
    肌が持ちこたえている内に、早く適切な“角質ケア”を意識した肌管理に切り替える必要があります。
    このような状態の責任は、まず100%、肌の管理者にあるからです。

 
 
《《B 今日の授業は難しく感じなかった。
私もだいぶ豆知識が繋がってきたみたいよ。
《《C 肌をチェックするテストで「なぜ、固形の石けんを使用するのか」、その理由はわかるかい?
知識が繋がってきたB子さん。
《《B もちろんよ。石けんが一番角質に優しいからでしょ。
《《A 石けんが角質に優しいのは正解だけど、おばさんの質問に対する答えとしては、
「石けんで洗顔しないと、テストの答えがでない」
からなのよ。
  • 石けん洗顔だと、肌に界面活性剤が残らないので、角質層が傷んでいたらつっぱり感や肌の乾燥がすぐに現れる。
  • 他の洗顔料は、肌に界面活性剤が残り消えないため、水分を肌に捉えて離さない。
    だからつっぱり感も少なく、かさつきもそう簡単には表面化しない。
つまり、肌が傷んでいても気づきにくい仕組みになっているのですよね。
《《C さすがA子は年の功だね。
  • 界面活性能が肌に残ると、肌の保湿力として働く一方で角質層を壊していく。
・・これが入ってたら、100点だよ。
《《A (年の功はよけいなお世話!おばさんの半分しかないのに…)
《《B (このことなら知ってたわ!…ただ繋がっていなかっただけ(^^;))
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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