たるみ対策

 
 
《《B
B子
毎日、資料作成でパソコンとにらめっこだから、将来目蓋や下目蓋がたるんでくるのかしら?
《《A
A子
B子さんみたいに表情豊かだと、運動不足はありません。
筋の萎縮や退化など想像できないから、心配なしですよ。
《《C
C子
その通りだよ。B子はむしろボディの心配をすべきだな。
運動不足でたるむところが沢山ありそうだ。
《《B よけいなお世話です!
(週に二度、クラブに通ってるんだから…内緒だけど)
S》》
サッポー先生
ハイ、授業を始めましょう。
 
 

たるみ対策

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

しわ対策が無意識にできるようになっていたら、スキンケアにおける“たるみ対策”は十分です。
スキンケアから離れた“たるみ対策”のポイントは筋肉の退化・劣化にどのように対処するかということに絞られてきます。

素直に出てくる答えは「鍛える」ことです。
そして栄養を十分に摂る。
しかし、顔の筋肉の場合、どのようにして鍛えるのでしょう。
前回の「目蓋のたるみ」では、乾き目のまばたき増加でも、負荷がかかり筋肉が切断されるとあったように、迂闊なトレーニングは危険です。

 
 

顔筋の退化防止は、ストレッチ運動と血行の良さ

 
 
サッポーの
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筋肉は適度な運動がなされ、血行に恵まれていると退化するものではありません。
顔の筋肉は特に、運動量を強化する必要はないところです。
ところが顔の筋肉は不思議に心の状態に左右されているところがあり、緊張を無意識に強いられていることがあります。

手や足に力が入っていると自覚するものですが、顔の場合は筋肉が硬直していても殆ど自覚することがありません。

緊張した状態の筋肉はリズミカルな運動がなくなり、血管は萎縮し、血行が悪くなっています。
さらに困ったことに、緊張している状態が習慣になりやすいことです。
これでは筋肉が退化していきます。
顔の筋肉もストレッチ体操を取り入れて、時々緊張を解除してあげることが必要です。

▼ 顔の2分間ストレッチ体操

様々な顔の体操が推奨されていますが、簡単なのを一つ紹介します。
大切なのは何れが良いかではなく、習慣にしてしまうことです。

ゆっくりと、口を大きく動かし、「あ」「い」「う」「え」「お」というだけです。

  1. 思い切り大きく口を開けて「あー…………」といいます。
    その時、目も大きく開けてください。
    10秒間「あー……」と言い続けます。
  2. 次は思いっきり口を横に拡げて「いー…………」と言います。
    目も意識して横に拡げたつもりになってください。
    同じく10秒間。
  3. 今度は思いっきり口をすぼめ、唇を前に出し「うー…………」と言います。
    目もすぼめて前に出したつもりです。
    同じく10秒間。
  4. 次は口を四角に拡げて歯を前に出したつもりで「えー…………」と言います。
    目も四角に拡げたつもりです。
    同じく10秒間。
  5. 最後は口を開けて、唇を丸めて前に伸ばし「おー……・・」と言います。
    上下目蓋も丸めて前に出したつもりです。
    同じく10秒間。

これを2セット行います。2分かからないですね。
開ける・すぼめる・伸ばす・丸める…の動作は、ウンと力を入れて行います。(顔の筋肉に力を込めます。肩や首に力が入る…のやったつもりはダメ)
でも、息は吐きながら行うのですよ。息を止めてはいけません。
10秒も息が続かない人は、途中で吸う息に切り替えてもOKです。
声は出しても出さなくてもOKです。

朝起きた時の目覚まし用に。夜就寝前の緊張緩和に。昼間疲れを感じた時の気分転換に。
…これが毎日の習慣になると効果が出てきます。
けっこうな顔中の筋肉ストレッチになっているのです。

顔の筋肉は、血流が良くなればいつも良くなろうとしているから、案外簡単なのです。
毛細血管も良い状態になってきます。
スポーツして鍛えなければいけない筋肉とはチョッと違うのですね。

 
 

たるみ改善のスピード

 
 
サッポーの
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はっきりと現れたしわの改善は、早いもので2・3年、普通は4・5年かかります。
もちろん、適切な肌管理がされていることが前提です。

しかし、筋肉の劣化が原因であるたるみの場合、前項の如き対策(ストレッチ体操)と、いつもの肌管理が適切にされていたら、早い改善が期待できます。
筋肉の復活は真皮層の構造物よりはるかに再生のスピードが速いからです。
3ヶ月、6ヶ月、1年といった単位で改善効果を確認することができます。
筋肉が復活すると、たるみが原因でできていたしわの改善も見られます。
真皮層が傷んでできた“しわ”ではなかったわけです。

 
 

たるみ改善のキーワードは、“継続”“習慣”

 
 
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たるみ対策…どのように思いました?

しわと同じようにたるみは一度できると、ずーっと、つきあうのが当たり前のようなイメージがあります。

対策は当たり前のことばかりで、「なーんだ!」かも知れませんね。
表皮のように作られるサイクルが短くないため、毎日変化しないたるみやしわを見ていると、あるのが当たり前と思いこむようになっていくのでしょう。

サッポーのいうスキンケアを一方で習慣にし、もう一方で、例えば前述の「あいうえおストレッチ」を習慣に追加する。
簡単なことです。しかしこれが実際にはできないのです。
なぜかというと、こんなことを続けても「さあっ、やったぞ!」という気になれないのですね。
変化がすぐに現れない対策などは、どうしても忘れられていくのです。
しかし、これが本当の肌の変化を作っているのです。
美肌塾塾生のあなたはどう思われますか?

ところが一方で、本当の肌の変化につながらない対策は、それなりに一生懸命になって取り組むことが行われています。

 
 

“してはいけない”たるみ対策・しわ対策

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
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様々なたるみ対策・しわ対策が行われています。
中にはたるみ作り、しわ作りに貢献している対策?も見られます。
代表例を取り上げます。哀しい喜劇として放ってはおけません。

▼ 間違ったマッサージ
▼ 間違ったパッティング

「しわやたるみにはマッサージが良い」と広く行われている傾向があります。
スポーツや仕事で疲労の蓄積した筋肉のこりを、マッサージで癒す施術は広く行われています。
しかし、顔の筋肉や肌のマッサージは、全く別の考え方をしなければなりません。

  • 顔の筋肉はマッサージなどをしてはいけない。
    筋肉に損傷を与えるだけでなく、肌を傷める。
  • 肌のマッサージは真皮層の血管マッサージが目的。
    指が軽く触れている程度で十分効果がある。

顔の筋肉は骨と骨を結び収縮させるような骨格筋とは異なっていることを忘れてはいけません。
皮膚と骨、皮膚と腱膜といった非常にデリケートな接合部であるため強い力が加わると、簡単に壊れます。
また顔筋そのものも、そんなに強い収縮力を発揮しない安全仕様ではありますが、デリケートな強さしか備えていません。
それだけに外部から理不尽な力が加わると、弱い力でも壊れやすいのです。

また肌に栄養を運んでいる毛細血管はごく細い血管でできていて、目の細かい網のように肌を網羅しています。
その位置は真皮層の上層、表皮のすぐ下ですから、わずか0.2mmほどのところにあります。
少しでも強い力が加われば血行が良くなるのではなく、毛細血管が損傷します。
肌に赤みがでるようなマッサージは、既に毛細血管にはマイナス面の方が多いのです。
摩擦で肌(角質)を傷めない滑りの良いクリームで、優しくマッサージが基本です。

パッティングもマッサージと同じように考えます。

  • 手のひらでのパッティングは強くなりすぎる危険があります。
    指だけを動かしてのパッティングが安全です。

上の注意は気持ちを表したものです。
肌としては、この程度で十分なのです。
力が入りすぎるのは、どうしても物足りなく思う気持ちがあるのかも知れません。

 
 
S》》 顔の筋肉や肌の毛細血管の特殊事情が、おわかり頂けたでしょうか。
特に目の周りは表皮・角質層そのものが薄く、筋肉もデリケートで接合部はさらにデリケート、悪影響が出やすい部分です。

では、今日の授業はこれまで。

 
 

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